令和7年5月分 金剛寺住職法話集

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】

毎月1日の投稿法話は、SNSを扱えない人達(檀家老人など)の為に、過去に投稿した法話を抜粋して、それをコピーし、配布しているものです。知人社長には、社員にコピーして配布している会社も。よって、少々長くなっておりますので、鬱陶しいと思われる読者さんは、どうぞ「スルー」して下さいませ。

【はじめに】

娘さんの結婚式、披露宴の後、お寺に御礼報謝に来られたご夫婦が拙僧の前で「住職、この人ね、結婚式、披露宴の間、ずっと泣き続けていたのよ。まったく女々しいったらありゃしない」と奥様がご主人をボロカスに。ご主人さんがあまりに気の毒だったので「まあ、でも、父ちゃんは、結婚式の日まではメソメソしますが、一旦手放したら、後はスパッと。が、母ちゃんときたら、お嫁さんに息子を渡した後も、何十年も息子夫婦に介入して、お嫁さんに小言を。どっちがどうかと言えば」と言ったら拙僧、思いっきり睨まれてしまった。これは、20年以上前の話です。昨今は、この手の話をとんと聞かなくなりました。若者が結婚をしないから。


令和 7 年 5 月分 金剛寺住職短文法話集

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拙僧法話読者の高校生が「住職の法話を読んでたら、住職は家庭環境ズタズタ(嫁姑戦争、親夫婦の不和、親の離婚、再婚など)の中で子供時代を過ごされたんですね。その環境下で最も学んだ事って、何でしたか。僕は今、住職が歩んだ同じ様な家庭環境のど真ん中で、悪戦苦闘しています」と。対し、拙僧「んっ、そうさな、最も学んだ事っていえば『リセットして、心を切り替える』という事かな。この教訓は拙僧のその後の人生に、多大な影響を与えたかな。だから、おかしな言い方に聞こえるかもしれんが、そんな環境を与えてくれた親には、感謝しとるよ」と。「リセットして切り替える、という心になった具体的なきっかけ(出来事)って、何かあったんですか」と、この読者の高校生が。対し、拙僧「両親が離婚した9歳の時、父の弟である叔父さんが拙僧に『ヒロ(博文が拙僧の本名)よ、お前の家庭は色々、様々あって楽しそうだな。毎日が退屈しないだろ。俺の家庭なんてさ、平々凡々で何もない。退屈で、退屈で、つまらんぞ』と、笑って拙僧に言ったんだよ」と。

続けて、拙僧「言われた時は『何を言ってんだ、この叔父さん』と思ったが、暫く日を置いて考えると『なるほどな、そういう考え方もあるよな』と、その言葉には目から鱗を落とされたよ。その叔父(現在86歳)さんが陰で『あいつ(拙僧の事)が、可哀想過ぎる』と泣いてくれていたと、後になって聞いた時は、有り難くて胸が熱くなったよ。この事が考え方の変わる大きな分岐点となったかな」と。「そうなんですね。僕にもそんな叔父さんが1人ですが、おるにはおります。その様な言葉はまだ、もらってはないですが、事あるごとに、僕に気を遣ってくれてます」「そうか、そんな人が近くに1人でもいるという事は、有難く、心強いよな」と。続けて拙僧「因みに、リセットといえば、五輪柔道を三連覇(アトランタ、シドニー、アテネ)した野村忠宏さんは、試合前は国内大会であろうと、怖くて眠れなかったそうだよ。『会場が潰れてくれないかな。選手は全員、計量で落ちろ』と思ってたそうだ。じゃ、いつ気合が入るかといえば、試合会場で畳に上がる瞬間に、リセットされて、心が切り替わるんだって。『窮鼠猫を噛む』は、人の心を切り替える起点になるんだろうね」と。

続けて拙僧、この高校生に「嘗て(2013年調査)、発展途上国ながら、世界1幸福を感じている国民の国として、ブータン(インド周辺の国)が有名になった事があったでしょ。実はあれ、1位じゃなくて、北欧諸国に続いて8位だったんだって。そのブータンの国民が一様に、幸福を感じるは『雨風がしのげる家があり、食べる物があり、家族がいるから幸せ』と言ったんだって。が、そのブータンが2019年の調査では、幸福度が156カ国中、95位まで転落。それ以降は毎年、ランキング外になったんだと。その理由としては、スマホの普及が最大の要因であったと。情報鎖国だった国(状況)がスマホを手に入れた事によって、他国の情報が入ってくる様になり『なんなんだ、私達の生活水準の低さは』と、若者達を中心に不満が広がっていったらしいよ。他(国、人など)と比べる事により、幸福度が下がるは仕方がない事だよね。日本人の幸福度が低いは、他と比べたがる気質(国民性)があるからだそうだよ。北欧諸国の人達が幸福度が高いのは、他人と自分を比べたがらない、横並びを嫌う性質があるからなんだと。まあ、でも、このランキング(幸福度)の決め方には、甚だ疑問はあるけど、その疑問の中にあっても教訓になるは『隣りの芝生は青く見える』という諺がある様に、他と比べる事によって、心に何かしらの作用(優越感や妬み)が起こるという事かな」と、この読者の高校生に。

続けてこの高校生が「住職、話は変わるけど、麒麟(お笑い)の川島さんが以前、こんな話を。『土日は、休みを貰う事にした。エピソードトーク(経験話)が出来なくなるんですよ。タクシーネタ(移動手段)ばかりでは、間(話が続かない)が持たない』と。これ、住職さんも以前、法話のネタは街中で拾える、と言ってましたよね」と。「真実は小説よりも奇なり、かな。教訓も含め、街中には面白いネタ(出来事)が、なんぼでも転がっとる。ボーと歩いてたら、それに気付かんけどね」と。続けて拙僧「以前、勝俣州和さんが、笑福亭鶴瓶さんに次の様に言われたと。『スタジオの中ばかりで仕事をするな。ロケに出ろ。ロケバスの中では寝るな。とんねるずも、ウンナンも、ロケバスの中で寝ている姿を見た事がない』と。確か、君は、小説家志望だったよな」と、この読者高校生に。「はい。そうです。休みの日は家に篭って、何時間も試行錯誤しています」と。「そうか。でも、家に篭ってばかりじゃ、自分の『浅い、狭い、少ない』知識と経験の範疇でしか想像が沸かないだろ。それじゃ、面白い小説なんて書けないでしょ。本ばかりを読み漁って、如何に知識を豊富にしても、その知識を裏付けする経験が伴ってなければ、ただの『物知りさん』でしかないよ。ただの『物知りさん』では、人を惹きつける様な話は、書けないんじゃないの」と。すると、この高校生が「だったら住職、法話のネタになった街中での面白い話、幾つか教えて下さい」と。「そうやな、30年以上前だったかな、繁華街でヤンキー数人が車を止めて、救急車が来ても動かず、妨害を。そこへ極道風の男性が現れて、ヤンキーが屯している所に寄って行き、大声で捲し立てるではなく『救急車がどれ程に有難いものか、1度、怪我して乗ってみるか、お前ら』と。ヤンキー達は顔色を変えて、即退散を。そこに居合わせた人達が、その極道風の男性に拍手喝采。男性は照れながら街中へ。これは格好良かったな。極道さんって、どうだい。悪いイメージしかないだろ、頭の中だけの印象では」と。

続けて拙僧「それと、今1つ。極道さんといえば、こんな思い出もあるよ。拙僧が大学生だった40年程前、京都は大半の銭湯にはサウナがあってね。ある日、友人(龍谷大学教授の息子、滋賀県出身)と銭湯へ。サウナに入っていると、全身総刺青の親分(当時、見た目60歳超え)さんらしき人と、若い衆が一緒にサウナの中に。その親分さんが拙僧らに『なあ、学生さんら。フランスにある自由の女神だがな』と話し掛けてこられた時、拙僧の友人が間髪入れず『おっちゃん、自由の女神は、アメリカだよ』と。拙僧、心の中で『このドアホ(友人)が。いらん事を言いおって』と思ったが、時既に遅しだよ。親分さんが『フランスからアメリカに送られた自由の女神、と言いたかったを、間違えただけじゃろうが。人の言い間違いをいちいち訂正せず、黙って話を聞く事も大事やで、学生さん』と。そこからサウナの中で、30分以上説教タイムが始まった。一緒におられた若い衆達が、拙僧らの顔を恨めしそうに横目で見ながら『こいつら、いらん事を言いおって』という表情を浮かべ、汗だく状態で小さな溜息を。帰り際、その親分さんが着替えの場所で拙僧らに『大丈夫か、ほら、飲め』と冷たい飲み物を。口の多い友人だったが、この事で少しは、軽口を叩くを慎む様になったかな。なあ、君(読者高校生)、家の中に閉じ籠ってばかりでは、こんな面白い縁に遭遇するなんて事はないだろ。犬も歩かにゃ、棒にも当たらんばい」と。「そうですよね。これからは、外に出る様にするよ」と、この息子さんが。

【おまけ】

読者の若者が「住職、知ってますか。文化庁が実施した2023年度の『国語に関する世論調査』によると、1ヶ月に1冊も本を読まない人が6割を超えたと。読書離れが進んでる様ですね」と。「その数字は大人の分でしょ。小学生は約12冊、中学生は約5冊、高校生は約2冊、1ヶ月で読んでるそうだね」と返すと「住職の投稿法話は長文でしょ。私は誤った理解をせずに済むから助かりますが、これだけ長文離れ(読書離れ)が進んでくると、読む人も限られてくるんじゃないですか」「だろうね。拙僧の投稿法話を読む人が20歳以下が結構に多いのは、それ(本を読んでる)が理由なのかもね。書店が潰れていくはずだわ。短文だと、読解力、推察力不足の読み手が自分勝手な解釈をして、それが悪口に繋がっていく様で。人差し指1本で、全く知らない人を寄って集って自殺に追い込んだ事例が、これまでにも少なからずあったでしょ。黙って読むのなら、勝手な解釈もそれはそれで、自分の心の中のだけの問題だから、面白い読み方だと思うけど。拙僧は、読んでくれる人だけでいいので、長文は続けますよ。何人かぐらい、長文書きがSNSの中にいてもいいでしょ、と思う」と。


令和 7 年 5 月分  金剛寺住職 臨時法話

将来は政治家を目指している、という読者の若者が「住職さん、政治家を目指すに当たって、何か教訓になる様な話がありますか」との問い掛けが。対し拙僧「教訓になるかどうかはわからないが、政治家さん達との付き合いが深かった、拙僧爺様(明治41年生)の言葉を教えてあげようかね。ただ、明治生まれの人だから、今の時代には少し合わない内容があるかもよ。そこはそれ、文句、批判は言わずに参考にしてちょうだいや。因みに、拙僧の爺様は、第二次世界大戦中に満州に渡り、土建業の社長を。この時に満州国政府におられた三原朝雄さん(文部大臣、防衛庁長官、爺様が1つ年上)と知り合い、この付き合いは晩年まで続いた。『遠賀(福岡県)へ連れて行け』と拙僧(当時20歳前)に度々、爺様が。三原事務所では、三原さんと爺様が並んで座っていたら『ここは怖い事務所なの』という雰囲気だったな。帰りの車中(三原朝雄さんと爺様の会話を見せた後)では、必ず爺様が、事務所で見た、聞いた事の教訓を拙僧に話してくれた。それを掻い摘んで話そうかね」と。

【爺様からの教訓】

悪に強い奴は、善にも強い。とことん悪い事をやってきた人間が、心を切り替えたら、今度はとことん善い事を。中途半端が1番駄目だ。人間には大きく分けて3種類ある。自ら積極的に動く人間。指示をされないと動かない人間。全く動く気のない人間。さて、お前はどの種類の人間だ。時間にルーズな奴は、全てにおいてルーズだ。人の時間(命の時間)を平気で盗む奴に、人を平気で待たせる様な奴に、信用出来る人間などおらん。

人が動けば、必ず文句を言う奴が出てくる。文句を言われるのが嫌なら、何もせず、目立たず、大人しくしとけ。クソ面白くもない人生になるだけだが。この国は今、金を出せば、何でも手に入る。壊れたらすぐに買い替える。工夫して活かす事をしない、工夫して活かす必要のない国に。このツケは、いつか払わされる事になる。

人を当てにするから、人に期待をするから、裏切られた時に腹が立つんだ。人を頼ってばかりいる人間を、人はいつまでも助けてはくれん。まず、自らが動け。むやみやたらに人を頼るな。受けた恩を忘れず、感謝しとる間は、同じ過ちはせん。恩を忘れた途端にまた、同じ過ちをやりよる。1度、人を裏切った人間は、何度でも裏切りよる。1度ある事は2度も、3度もある。反省しなきゃ、もっとある。

続けて、この政治家志望の若者に拙僧「まあ、こんなもん(上記)かな。因みに、この明治生まれの激しい爺様だが、買い物などで、婆様に荷物を持たせている姿を見た事がないんだよね。この爺様は口癖の様に『頭が高いと言われる人間に、力のある奴などおらん。力がないから、威張り散らかしてくるんだ。亭主関白と言われる人間が、その典型だ。本当に力のある人間は、弱い人間を支える様に動いとる。能ある鷹は爪を隠すというが、能(力)がないから、爪を剥き出しにして威嚇してくるんだ。弱い犬ほどよく吠えるもんだ』と、拙僧が幼い頃から、度々この言葉を。参考に出来る話だけを、参考にしてちょうだいね」と。更に続けて、この若者に「夫婦関係、親子関係に限らず、基本、人間関係は『割り切れないものを無理矢理割り切って、わが心と折り合いを付ける事』かな。長年の間、これをお互いがやっていくうち、知らず知らずに夫婦は『似た者夫婦』という境地に。じゃ、今度は、将来、君の参考になるやもしれない話をしてあげようかね」と拙僧、下記の例題を

【例題 1】

結婚10年を超えたご夫婦がいて、浮気が原因で家庭内孤立のご主人が拙僧に「確かに、浮気をした私に非があるは承知です。だけど、疲れて家に帰っても、お帰り、の言葉もなく、風呂も夕食の用意も。偶に夕食が用意されていたとしても、即席物かスーパーの惣菜。掃除もせず、家の中は汚れっぱなし。昼間は度々友人とランチへ。お金遣いも荒い。実家に入り浸り(それを諫めない義父母)で、私の親の家には全く顔を。そこに、心癒される女性が。救われたんです、心が」と。が、流石にご主人の言い分だけでは、と思い、奥様の方の言い分も長い時間を掛けて聞いてみたが、この夫婦のケースに限っては、ご主人の方が気の毒だったかな。『人がそう動くからには、そう動くだけの理由が、必ずある』が基本かな。だから、一方的に相手を批判せず『何故この人は、そういう行動をとったのかな』と深く考えてみる必要があるよね。喧嘩は常に両成敗だもんね。6対4、7対3、8対2、9対1、の割合はあっても、全面的に相手が悪いなんて事はない。

【例題 2】

結婚相手についての相談を若者達に受ける事が結構にある。対し拙僧「結婚相手を決める時には、女性なら彼氏の父親を、男性なら彼女の母親を、じっくり見てから結婚を決めなはれ。親が作った家庭環境の中で、その親が育ててるんだから、親に似た人間が出来上がってる確率が高いは、当然の事にて。『結婚してもいいかな』と思える男性が出来た時には、必ずその男性の家に足を。その男性の父親がその男性の母親を、どの様に扱っているかをじっくりと確かめてきなさい。結婚後(将来)のあなたの姿(状況)が、その男性の母親を通して見て取れるかもよ」と、その様に助言を。この話には当然の事ながら、例外(親を反面教師として成長)も沢山ある。「そんなに親に似る確率は高いですか」との問い掛けも数多に。対し「悪いところも、良いところも、ね。長年の間、数多の親子を眺めてきて、子供の頃は親の諸行を批判していたのに、親の歳になると、親と全く同じ事(お金にルーズ、異性にルーズ、酒乱、など)をしている子供も結構に多いかな。人間は見てきたもの、聞いてきたものが、知らず知らずに身に付いているからね。少しは、結婚相手を選択の参考にはなるかな」と。

【例題  3】

ある雑誌でこんな話が目に入ってきた。ある小学生の男の子が作文で「祖父母の注意を全く聞こうとしないお父さんが、親の言う事を聞け、と僕に言う。人を誹謗中傷するな、人には優しくしろ、と言うお父さんが、お母さんを聞く耳痛い言葉で怒鳴りつけ、思いやりもなく罵る。ご飯を食べる時は行儀良くしろ、と言うお父さんが、食卓に肘をついて、立膝ついてご飯を食べている。テレビを見ながら、お前はこんな大人にはなるなよ、と僕に言うお父さん。お父さん、あなたはそんな大人をいつ卒業するんですか」と。

また、ある雑誌にはこんな話が掲載されていた。夏休みの課題(工作)で小学生男子が、ダンボールを使って、何やらテーブルの様な物を作っていた。この子の両親が「何を作ってるの」と尋ねると「お父さんとお母さんが歳をとった時、廊下でご飯を食べる為のテーブルだよ」と。この言葉に両親は、思わず絶句した。読者の皆さんのご察しの通り。その時、この夫婦は、汚いからと老いた父親に対し、その様な仕打ちをしてたそうな。

【最後に】

政治家志望のこの男性に「この例題3は、拙僧が中学生の時代、つまり平均寿命がまだ60歳代の約50年程前に目にしたものでね。当時の60歳代は、現在の60代と違い、当に『ザ、老人』だった時代だったもんね」と。対し、この男性が「50年も前の話だと、現在とでは親子関係にも、かなりの違いがあるんじゃないですか」と。「人間は、朝起きて、飯食って、大小便して、昼間働き、夕刻に帰宅したら、風呂に入って、飯と酒を食らって、寝る。原始時代から殆ど変わってない。変わってきたは、使う道具だけ。親子関係、夫婦関係に限らず、人間関係は、然程変わってないと思うよ。人間は自分の欲を基軸に生きてるからね」と。

続けて拙僧「世界地図を見ると、イギリスの上に、アイルランドという国があるでしょ。その国のピースウォールには、嘗てのベルリンの壁の様な物がある。その壁(北アイルランドとベルファストの街を分断する壁)がある近郊住民が『この壁があるから平和が保たれ、安心して生活が出来ている』と。過去の歴史(北アイルランド紛争、詳細はググって下さい)を今も尚、子孫達が背負っているとの事。人間関係というは、難しいもの。如何に親しき間でも、それなりに踏み越えてはいけない壁、踏み込んではいけない領域、というものがある。押し付け合うより、分かち合うが円満の秘訣かな」「親しき中にも礼儀あり、という事ですかね」「御意です。今回のこの話にも、教訓がわんさか入ってる。じっくりと読み取りなっせ」と、政治家志望の男性に。

次回の投稿法話は、5月5日になります。

天徳山 金剛寺

ようこそ、中山身語正宗 天徳山 金剛寺のホームページへ。 当寺では、毎月のお参りのほかに、年に数回の大法要も行っております。 住職による法話も毎月のお参りの際に開催しております。 住職(山本英照)の著書「重いけど生きられる~小さなお寺の法話集~」発売中。