毎月の法話

陣中(コロナ自粛奮闘)お見舞い申し上げます     6月分手紙

読者看護師が「院長の子供が他界を。一応通夜、葬儀の座は設けたが、お寺も呼ばず、棺だけ置いて、線香立ても置かず、蝋燭に火も灯さず。医師会の繋がりから多数の会葬者が。皆さん、受付に立つ私達看護師に目で『どうなってんの』と合図を。『さあ』と目で返すしか。喪主側から会葬者への挨拶もなし。凄いでしょ」と。

【追伸】

拙僧が「この院長の家族は」と問うと、読者看護師さんが「他界された方の弟さん(院長の息子)は医師で、通夜には奥さんと子供と顔を出しましたが、私達看護師に『有難う』の言葉もなく、すぐにホテルへ戻って行きました」「他人の貴女達(看護師さん)に世話をしてもらってるのにかい」「はい。何ともないみたいですよ。そんな家庭だから、その環境で育っている弟さんの子供も『人間失格予備軍』の気配が、言葉遣いと行動から、ありありと見受けられます。住職が度々法話で『親が作った家庭環境で、その親が育てる。親に似た子供が育つは当然の成り行き』と。この言葉を絵に描いた様な家族です。院長からの流れが孫までも、ですね」と。

【追伸】

看護師協会の講演を依頼されたは、過去に5回程。その中で看護師さんから聞いた最も酷い事例(数例あり)は、病院で他界の親の遺体を「要らん」と引き取り拒否する子供が。恐らく、親子関係で何かがあったんだろう。だが、遺体は自力で歩いて、火葬場にも、お墓にも行けない。第三者(病院、福祉)に遺族の家庭事情は何も関係ない。その方々に迷惑を掛ける事を遺族は、真剣に考えた方がいい。祖父母の遺体をごみ処理するかの様に扱う親の姿を見て育つ子供、どこで命の尊さを勉強するのか。順送りに、とんでもない人間を育成する事に。

【追伸】

大病院勤務知人医師が「勿論、例外はあるよ。が、一般から医者になった、者より、医者の子息が医者になった、者の方が、頭が高い傾向が強い。上から物を言う親の姿ばかりを見て育ち、上から物を言われる親の姿を見ずに育ったが為に、それが当たり前と、知らず知らずに身に付いて、親と同様の人間に。コロナ患者の受け入れを承諾する医者、拒否する医者も、それに比例している。医者の人間性もこの度のコロナは、問われとる」と。

【追伸】

大病院に事務で勤務の知人が「朝方、医師に『書類に署名捺印を下さい』と持参すると『そこに置いとけ』と。返してくれるは夕方。そこから私達は残業に。こんな嫌がらせ行為(故意に)は、日常茶飯事にある。それをされる度に『この野郎、月夜ばかりと思うなよ』と怒りが爆発を。こんな卑劣な事をするは決まって、親が医者の息子達。何を勘違いしてるのか、どんな家庭環境で育ったのか、そんな自分が情けなくないのか」と。「医者の家族に限らず、坊主の家族にもそれはあるよ。『先生』と付く程『バカ』はおらん、と、檀家の元教諭が」と。

【追伸】

某県で開業の知人医師が「住職、情けないわ。わしの近辺でコロナ患者を受け入れてるは、わしの医院だけ。赤字になるから、とか、通常の何倍も手が掛かるから、とか、院内感染のリスクを抱えるから、とか。『あんたが受け入れてるからって、他の医院を巻き添えにするな』と文句言われる。リスクは皆、同じなのに」と溜息を。昔から、名医を探すなら、医者仲間に尋ねよ、と。名僧を探すなら、坊主仲間に尋ねよ、と。名匠を探すなら、大工仲間に尋ねるが早い、と。男性が認める男性、女性が認める女性、は、まずもって、間違いはない。

【追伸】

この知人老医が「1000人当たりの病床数は、日本13床、韓国12床、ドイツ8床、米国3床、英国2床。日本全国病院7403施設の内、コロナ受入可能が1872施設。一般病床、感染症病床は約89万床あるが、コロナ患者に使えるが約27600床、全体の3%と。世界の国々に比べ、患者数も少ない上に、圧倒的に恵まれた施設数と病床数。なのに、国内の医療が崩壊寸前と。頑張ってるは、一部の者達。東邦大学など、コロナ患者を受け入れて、数十億円の大赤字になっとる。ここにきても医学界は、一枚岩になりきらん。行政がしっかり方針を立てて指示を出さんと、頑張ってる病院、医院、医師が倒れたら、それこそ、医療崩壊に」と。

【追伸】

この統計は日本人に限っての数字だが、現状を把握し行動する『自主的行動型人間』が2割、指示されれば動く『指示待ち型人間』が6割、俺が動かんでも、の『誰かがするだろう型人間』が2割、と。この度の各病院のコロナ対応の数字を見ても、この統計率が確かであろう事がよくわかる。なれば後は、行政指導の問題にて。

【追伸】

学校保護者会講演で「イソップ童話の『うさぎとかめ』は、能力を過信し、油断したが為に、地道に歩んだ亀に負けてしまうというお話。ところで、わが子が亀の立場であったとしたら、この話の結末通りで良し、と考えますか。それとも、兎を起こしてやるくらいの懐の深さを持て、とわが子に指導しますか」と。この問いに対し、20代の若い母親が「この世に『これ、正解』は、ないですもんね。自分にとって今、何が正解に近いのか、だけ。ただし、人に多大な迷惑が掛かる様な選択だけは、控えた方がよい、と思います」という回答を。

【追伸】

人間の本性は『腹を立てた時の行動、追い込まれた時の行動、人が見てない時の行動』で、大方、その人の人間性がわかる。他にもその人の『趣味、服装、付き合っている人達、言葉遣い』等も、人間性の判断材料に。これを踏まえ『心にない物は、表には出てこん』と示したが、家康公の重臣の1人。さて、さて、貴方は如何に。

【追伸、上記と類似の話】

中学校での講演会で生徒さん達に「将来、なりたい夢を叶える為に、その分野で一流になった人達に、質問が出来るとしたらば『どうすれば成功するか』を聞きたいかい。それとも『どうすれば失敗するか』を聞きたいかい」と尋ねると、1人の男子が「当然、失敗の方です」と。「何故、失敗の方を聞きたいの」と聞き返すと「成功例より、失敗例の方が、より多くのヒントがありそうだから」と。更に「失敗例の方を重視とは、目の付け所が凄いね」と返すと「住職さんが講演に来ると聞いて、ツイッターの法話を読んでた。その中に『そんな成功例を出されても』と文句言った人の話が。成功例は、その人の器量と努力が根底にある。それを真似するは難しい。が、失敗例は、それを避けさえすれば、自分なりの成功の糧になりそうで。それと今1つ、住職が度々ツイッター法話で『成らんもんは、成らん。仕事の出来る人間は、出来る工夫を探す。仕事の出来ない人間は、出来ない言い訳を探す』と。因みに、コロナで最も手厚い経済支援国といえば、国内総生産の20%強、108兆円の日本が2位。1位はマルタ。米国は14%、英国は5%と。そうしてみたら、国民は、国に文句を言うなど言語道断。してもらって当たり前、やってもらって当たり前、が身に付いたら、感謝の心が欠けるよね」と。

【追伸、中学生の面白い見解】

檀家さんの家に仏壇参りに伺って、日本の危機管理能力欠如の話をしていたら、その家の13歳の息子(中学生)が「住職、これ」と、描いてきた絵を差し出した。見ると、核爆弾搭載のロケット弾が日本国土に飛んできて、今にも着弾しようとしているのに、国民が皆、それをスマホで「インスタ映え」と言いながら、撮影している能天気な姿。「おい」とその息子に言うと「今の日本人って、これでしょ。平和ボケにも、程があるよね」と。

【家内と、シェークスピア戯曲、マクベスを】

シェークスピアの戯曲『マクベス』を、家内と一緒に北九州劇場へ。人間は手が届くチャンスがあれば、主君を殺してでも権力を奪いにいく。その裏には、手綱を引く女性の存在が。手に入れたら今度は、それを失う恐怖との戦いで精神がボロボロに。人間不信から忠義の家臣にも牙を。結果、孤立、下克上を産む事に。人間模様は、古今東西変わりなし。因みに、今から1100年以上前、一休宗純さんが「欲を捨てよ、というそばから、拾うてまわる、寺の坊主」と。「室町時代から、坊主というはそうであったか。なら、少しは気が楽になったわい」と現在の坊主が。いやいや、そういう事では、ないでしょ。シェークスピア戯曲『マクベス』の如き下剋上は日本でも。将軍実朝公を暗殺し、鎌倉源氏を三代で止めた、二代将軍頼家公次男の公暁(くぎょう)や、関ヶ原で光成公を裏切り、豊臣を滅亡に追い込んだ小早川秀秋公(秀吉公正室の甥)など。時に天は、それに相応しくない人物に歴史の流れを委ねる事があるようで。周囲は、それを見極める力を、養うことが大事かな。


令和 3 年 6 月分 金剛寺住職(コロナウイルス関連)短文法話 【その15】

人間の欲に歯止めが効かなくなった時、天はそれなりの人物(その他)を下生させ、荒療治を成し、リセットを。戦国時代には、信長公を。第二次大戦では、ヒトラーを。14世紀には、ペスト(1億人死亡)を。1918年には、スペイン風邪(5000万人死亡)を。地球は人間だけの物といわんばかりに、圧倒的に多い他生物の命(生息領域)を軽視し、自然破壊を繰り返し続けた結果、生態系が崩れ、方々で天変地異が。『そうすれば、そうなる。そうなったのに、まだ、そうするか』を自身に問い掛け『分相応に生きる』を、見直す時期に。

下記は、読者の質問に応じた拙僧の返答集。コロナ発生初期から、移り変わっていく人の心情が鮮明に。自然災に限らず、人生においても考慮すべき質疑応答にて。今後の参考にしていただきますれば、と。

【令和2年5月初旬法話読者の質問に答えて】

社長が対象の講演で「拙僧は会社求人欄の『経験者優遇、年齢制限』は、どうもですね。意欲ある未経験者、熟年者なれば、意欲なき経験者など、あっという間に。育てるという一手間を面倒臭がって、将来会社の宝となるやもしれん人材を確かめもせず、書類審査だけで切り捨てる様な事だけは。誰しもが皆、最初はど素人」と。

【追伸】

会社倒産で就活の50代男性に「わが寺の僧侶に定年された元看護師の女性がいて、50歳過ぎて勤務先を移ろうと他の病院へ。そこの病院長が面接の時に『君は仕事が好きかい』とだけ質問を。『はい、好きです』と答えたら、即採用してくれたと。勿論、経歴も判断材料になったとは思うが。後に、この女性が病院長に『何故、あの様な質問を』と尋ねると『仕事が好きな人は、仕事に優劣など付けず、全てに一生懸命』と。確かにそれは言えるかな」と。だから今、こんな状況でも病院は崩壊してないんだろうね。日本の医療従事者は、優秀にて。

【追伸】

本田圭佑選手に「何故、ミランの背番号、10に拘ったのか」と問うと「勿論」の後、数秒沈黙を。「歴代10番を背負った選手は皆、ビックネームだらけ。批判されたくなかったら、リスクを背負いたくなかったら、行動を起こさなければいい」と。今、批判覚悟、リスク覚悟を、背負ってくれている人達を責めるは、あかん。

【令和2年5月初旬法話読者の質問に答えて】

知人の賃ビルオーナーが「私達は、家賃収入を見込んで、固定資産税の支払いや、ビル購入の借金返済を。が、テナントさんが廃業し、次の借り手がなかったら、私達オーナーは即、無収入に。巷では、国に家賃分を補填してもらえ、という声が。が、長引けば、国も財政は有限では。痛み分けで、貸しビルオーナー側も、全額とは言わんが、店子の家賃を半額に。なれば、両方ともが助かる」と。更に貸しビルオーナーが「感染は続いて2、3年かと。国は痛手だろうがこの間、全額とまでは言わんが、固定資産税免除(控除)なら、我々も店子からの家賃徴収を考慮する事が。民衆に対しても、お金をばら撒くではなく、水道、ガス、電気を全て無料にし、各々の親会社と国との間で話合いを持てば、ばら撒く為に必要な諸経費も、使わずに済むと思うのだが」と。

【令和2年5月初旬法話読者の質問に答えて】

檀家子供が「住職、飲食店の店頭で、順番待ちの椅子の上に子供が土足で。親が注意しないので仕方なく店側が注意を。その椅子から子供が落ちて怪我を。すると父親が『椅子を置いとくからだ』と。他、諸々の理由で飲食店が、小学生以下の来店禁止を。後日、嫌がらせの電話や、店先に家庭ゴミを放置と。何だ、この国は」と。

【追伸】

読者が「昨今、SNSの世界でも、コロナ差別でも、この手の話が多いですよね」と。「考え方の根本に『人がそう動くからには、そう動くだけの理由が、必ずある』と置けば、軽々な言動を慎む事が出来るのですが。文句、差別は、その理由、その本質を知らない人達が、感情に任せて言うもの。無知というは悲しいですね」と。

【令和2年5月初旬法話読者の質問に答えて】

拙僧の法話読者で12歳の男の子が手紙で「僕の両親は、モンスターペアレンツです。恥ずかしい程、度々学校に文句を言いに行っていました。が、コロナで休校の今は『早く学校が始まってもらいたい』と勝手な事を。僕も早くそれを希望してます。そろそろ苛立ちの矛先が僕の方に。流石に両親もこの度は、学校の有難さが身に染みたでしょうから、コロナ収束後は、もう、学校や方々に文句を言いには、と期待してるのですが」と。

【追伸】

檀家爺様が「住職よ、国会では野党が『制限解除はいつか、いつか』と総理にキャンキャン。解除して、再度感染が拡大したら、今度は『何で解除したんだ』と文句をキャンキャン、なんだろうな。更に『コロナの収束は、いつ頃と考えているのか』と総理に。そんな事、コロナに聞けや。世界のどの国も、どの首脳も、ウイルス専門家も、わかっとらんわい。ワクチンが出来ない限り、油断すれば再度拡大するは子供でもわかるわ。野党は意味のなさん文句を言うは、もう止めにしてくれんかな。頑張ってる姿のパフォーマンスなど、大概うんざりや。今後も人類は、ビールスとの戦いは永遠に続く。コロナに限らず。どこぞの元首が『たった100年前のスペイン風邪を人類は教訓にする事が出来なかった』と言っていたが、この度は、教訓に出来るんだろうか」と。

【令和2年5月初旬法話読者の質問に答えて】

東京在住男性が「15年程前の正月、親族で明治神宮へ。賽銭箱に千円を入れると、当時12歳息子が『千円か』と。対し息子に『こちとら江戸っ子でえ』と言うと『20人で来たから1人100円。奮発したから沢山願掛けにゃ』と息子が私の心の声を代弁。今、息子は一流大卒業して弁護士に。栴檀双葉より芳し、だね。先日、その講釈息子と明治神宮にコロナ収束の願掛けに。『1人の願いが集まり、大きな願いに』と、そのとんび鷹が」と。因みに、神社での礼拝作法は、日本でトップの伊勢神宮では、2礼8拍手1礼。次の位の出雲大社、宇佐神宮では、お伊勢さんに少し遠慮して、2礼4拍手1礼。その他の神社は、2礼2拍手1礼、との事。ご参考に。

【追伸】

この東京在住男性が「住職が度々法話で『トンビが鷹を産んだ、とあるが、トンビが鷹を産む事などない。鷹の様なトンビを育てる事は出来るが』と。が、住職。我が家に限っては、トンビが鷹を産んだんだよ。トンビを鷹の様に育てる事が、出来る親じゃないもんな、俺達夫婦は」と笑って。対し拙僧「そうですか」と答えたが、拙僧、心の中で『いやいや、お父さん、あなた達ご夫婦は、子供をしっかり、育ててますばい』と。

【追伸】

大分県の宇佐神宮に参詣すると本殿正面の立て札に「この神社の礼拝作法は、二礼四拍手一礼、この由来は不明。古来より、そうしてきたから、今もそれを」と。何と、天下の宇佐神宮が『知らん』と、言い切りおった。普通なら、世間への体裁を気にして何やかやと、ある事、ない事、取り繕うだろうに。信仰に限らず、人間というものは、かくありたいもの。『知らん物は、知らん』と言える正直、勇気が、世間からの信頼を得る事に。

【最後に、余談話を】

さて、6月2日は信長公の祥月命日。信長公が好んで舞った敦盛の『人間、五十年。下天の内を比ぶれば、夢幻の如くなり』の本来の意味は『この世の50年は、あの世の1日』と。それが真なら、信長公が他界して、まだ9日という事に。わが父は臨終前に「わしは寂しくないぞ。夕方までには、みんなに来る」と。それが本当かどうかなど、どうでもいいこと。何かすぐそこに、次に住む世界がある様で、心がほっとしませんか。逝けばまた、今生の様に皆々に会えるんだ、と。因みに、信長公が他界当時の本能寺は、現在の位置より600メートルほど西側に。大通りから寺内全域が眼下に見通せる無防備なお寺。信長公の一生は意外だが、人を信じて、裏切られ、その裏切られた人を信じて、また、裏切られを繰り返した人生。森蘭丸が「打ち手は、惟任日向上光秀、何故に」との疑問に対し、信長公「是非に及ばず」と。この是非に及ばずの言葉も、人は寿命、と覚悟の言葉だったのではないか、と。後悔なき人生を歩んだ人達は皆、最期は「是非に及ばず」の心、なのかも、ですね。

陣中お見舞い申し上げます。      6月分


読者看護師が「院長の子供が他界を。一応通夜、葬儀の座は設けたが、お寺も呼ばず、棺だけ置いて、線香立ても置かず、蝋燭に火も灯さず。医師会の繋がりから多数の会葬者が。皆さん、受付に立つ私達看護師に目で『どうなってんの』と合図を。『さあ』と目で返すしか。喪主側から会葬者への挨拶もなし。凄いでしょ」と。

【追伸】

拙僧が「この院長の家族は」と問うと、読者看護師さんが「他界された方の弟さん(院長の息子)は医師で、通夜には奥さんと子供と顔を出しましたが、私達看護師に『有難う』の言葉もなく、すぐにホテルへ戻って行きました」「他人の貴女達(看護師さん)に世話をしてもらってるのにかい」「はい。何ともないみたいですよ。そんな家庭だから、その環境で育っている弟さんの子供も『人間失格予備軍』の気配が、言葉遣いと行動から、ありありと見受けられます。住職が度々法話で『親が作った家庭環境で、その親が育てる。親に似た子供が育つは当然の成り行き』と。この言葉を絵に描いた様な家族です。院長からの流れが孫までも、ですね」と。

【追伸】

看護師協会の講演を依頼されたは、過去に5回程。その中で看護師さんから聞いた最も酷い事例(数例あり)は、病院で他界の親の遺体を「要らん」と引き取り拒否する子供が。恐らく、親子関係で何かがあったんだろう。だが、遺体は自力で歩いて、火葬場にも、お墓にも行けない。第三者(病院、福祉)に遺族の家庭事情は何も関係ない。その方々に迷惑を掛ける事を遺族は、真剣に考えた方がいい。祖父母の遺体をごみ処理するかの様に扱う親の姿を見て育つ子供、どこで命の尊さを勉強するのか。順送りに、とんでもない人間を育成する事に。

【追伸】

大病院勤務知人医師が「勿論、例外はあるよ。が、一般から医者になった、者より、医者の子息が医者になった、者の方が、頭が高い傾向が強い。上から物を言う親の姿ばかりを見て育ち、上から物を言われる親の姿を見ずに育ったが為に、それが当たり前と、知らず知らずに身に付いて、親と同様の人間に。コロナ患者の受け入れを承諾する医者、拒否する医者も、それに比例している。医者の人間性もこの度のコロナは、問われとる」と。

【追伸】

大病院に事務で勤務の知人が「朝方、医師に『書類に署名捺印を下さい』と持参すると『そこに置いとけ』と。返してくれるは夕方。そこから私達は残業に。こんな嫌がらせ行為(故意に)は、日常茶飯事にある。それをされる度に『この野郎、月夜ばかりと思うなよ』と怒りが爆発を。こんな卑劣な事をするは決まって、親が医者の息子達。何を勘違いしてるのか、どんな家庭環境で育ったのか、そんな自分が情けなくないのか」と。「医者の家族に限らず、坊主の家族にもそれはあるよ。『先生』と付く程『バカ』はおらん、と、檀家の元教諭が」と。

【追伸】

某県で開業の知人医師が「住職、情けないわ。わしの近辺でコロナ患者を受け入れてるは、わしの医院だけ。赤字になるから、とか、通常の何倍も手が掛かるから、とか、院内感染のリスクを抱えるから、とか。『あんたが受け入れてるからって、他の医院を巻き添えにするな』と文句言われる。リスクは皆、同じなのに」と溜息を。昔から、名医を探すなら、医者仲間に尋ねよ、と。名僧を探すなら、坊主仲間に尋ねよ、と。名匠を探すなら、大工仲間に尋ねるが早い、と。男性が認める男性、女性が認める女性、は、まずもって、間違いはない。

【追伸】

この知人老医が「1000人当たりの病床数は、日本13床、韓国12床、ドイツ8床、米国3床、英国2床。日本全国病院7403施設の内、コロナ受入可能が1872施設。一般病床、感染症病床は約89万床あるが、コロナ患者に使えるが約27600床、全体の3%と。世界の国々に比べ、患者数も少ない上に、圧倒的に恵まれた施設数と病床数。なのに、国内の医療が崩壊寸前と。頑張ってるは、一部の者達。東邦大学など、コロナ患者を受け入れて、数十億円の大赤字になっとる。ここにきても医学界は、一枚岩になりきらん。行政がしっかり方針を立てて指示を出さんと、頑張ってる病院、医院、医師が倒れたら、それこそ、医療崩壊に」と。

【追伸】

この統計は日本人に限っての数字だが、現状を把握し行動する『自主的行動型人間』が2割、指示されれば動く『指示待ち型人間』が6割、俺が動かんでも、の『誰かがするだろう型人間』が2割、と。この度の各病院のコロナ対応の数字を見ても、この統計率が確かであろう事がよくわかる。なれば後は、行政指導の問題にて。

【追伸】

学校保護者会講演で「イソップ童話の『うさぎとかめ』は、能力を過信し、油断したが為に、地道に歩んだ亀に負けてしまうというお話。ところで、わが子が亀の立場であったとしたら、この話の結末通りで良し、と考えますか。それとも、兎を起こしてやるくらいの懐の深さを持て、とわが子に指導しますか」と。この問いに対し、20代の若い母親が「この世に『これ、正解』は、ないですもんね。自分にとって今、何が正解に近いのか、だけ。ただし、人に多大な迷惑が掛かる様な選択だけは、控えた方がよい、と思います」という回答を。

【追伸】

人間の本性は『腹を立てた時の行動、追い込まれた時の行動、人が見てない時の行動』で、大方、その人の人間性がわかる。他にもその人の『趣味、服装、付き合っている人達、言葉遣い』等も、人間性の判断材料に。これを踏まえ『心にない物は、表には出てこん』と示したが、家康公の重臣の1人。さて、さて、貴方は如何に。

【追伸、上記と類似の話】

中学校での講演会で生徒さん達に「将来、なりたい夢を叶える為に、その分野で一流になった人達に、質問が出来るとしたらば『どうすれば成功するか』を聞きたいかい。それとも『どうすれば失敗するか』を聞きたいかい」と尋ねると、1人の男子が「当然、失敗の方です」と。「何故、失敗の方を聞きたいの」と聞き返すと「成功例より、失敗例の方が、より多くのヒントがありそうだから」と。更に「失敗例の方を重視とは、目の付け所が凄いね」と返すと「住職さんが講演に来ると聞いて、ツイッターの法話を読んでた。その中に『そんな成功例を出されても』と文句言った人の話が。成功例は、その人の器量と努力が根底にある。それを真似するは難しい。が、失敗例は、それを避けさえすれば、自分なりの成功の糧になりそうで。それと今1つ、住職が度々ツイッター法話で『成らんもんは、成らん。仕事の出来る人間は、出来る工夫を探す。仕事の出来ない人間は、出来ない言い訳を探す』と。因みに、コロナで最も手厚い経済支援国といえば、国内総生産の20%強、108兆円の日本が2位。1位はマルタ。米国は14%、英国は5%と。そうしてみたら、国民は、国に文句を言うなど言語道断。してもらって当たり前、やってもらって当たり前、が身に付いたら、感謝の心が欠けるよね」と。

【追伸、中学生の面白い見解】

檀家さんの家に仏壇参りに伺って、日本の危機管理能力欠如の話をしていたら、その家の13歳の息子(中学生)が「住職、これ」と、描いてきた絵を差し出した。見ると、核爆弾搭載のロケット弾が日本国土に飛んできて、今にも着弾しようとしているのに、国民が皆、それをスマホで「インスタ映え」と言いながら、撮影している能天気な姿。「おい」とその息子に言うと「今の日本人って、これでしょ。平和ボケにも、程があるよね」と。

【家内と、シェークスピア戯曲、マクベスを】

シェークスピアの戯曲『マクベス』を、家内と一緒に北九州劇場へ。人間は手が届くチャンスがあれば、主君を殺してでも権力を奪いにいく。その裏には、手綱を引く女性の存在が。手に入れたら今度は、それを失う恐怖との戦いで精神がボロボロに。人間不信から忠義の家臣にも牙を。結果、孤立、下克上を産む事に。人間模様は、古今東西変わりなし。因みに、今から1100年以上前、一休宗純さんが「欲を捨てよ、というそばから、拾うてまわる、寺の坊主」と。「室町時代から、坊主というはそうであったか。なら、少しは気が楽になったわい」と現在の坊主が。いやいや、そういう事では、ないでしょ。シェークスピア戯曲『マクベス』の如き下剋上は日本でも。将軍実朝公を暗殺し、鎌倉源氏を三代で止めた、二代将軍頼家公次男の公暁(くぎょう)や、関ヶ原で光成公を裏切り、豊臣を滅亡に追い込んだ小早川秀秋公(秀吉公正室の甥)など。時に天は、それに相応しくない人物に歴史の流れを委ねる事があるようで。周囲は、それを見極める力を、養うことが大事かな。


令和 3 年 6 月分 金剛寺住職(コロナウイルス関連)短文法話 【その15】

人間の欲に歯止めが効かなくなった時、天はそれなりの人物(その他)を下生させ、荒療治を成し、リセットを。戦国時代には、信長公を。第二次大戦では、ヒトラーを。14世紀には、ペスト(1億人死亡)を。1918年には、スペイン風邪(5000万人死亡)を。地球は人間だけの物といわんばかりに、圧倒的に多い他生物の命(生息領域)を軽視し、自然破壊を繰り返し続けた結果、生態系が崩れ、方々で天変地異が。『そうすれば、そうなる。そうなったのに、まだ、そうするか』を自身に問い掛け『分相応に生きる』を、見直す時期に。

下記は、読者の質問に応じた拙僧の返答集。コロナ発生初期から、移り変わっていく人の心情が鮮明に。自然災に限らず、人生においても考慮すべき質疑応答にて。今後の参考にしていただきますれば、と。

【令和2年5月初旬法話読者の質問に答えて】

社長が対象の講演で「拙僧は会社求人欄の『経験者優遇、年齢制限』は、どうもですね。意欲ある未経験者、熟年者なれば、意欲なき経験者など、あっという間に。育てるという一手間を面倒臭がって、将来会社の宝となるやもしれん人材を確かめもせず、書類審査だけで切り捨てる様な事だけは。誰しもが皆、最初はど素人」と。

【追伸】

会社倒産で就活の50代男性に「わが寺の僧侶に定年された元看護師の女性がいて、50歳過ぎて勤務先を移ろうと他の病院へ。そこの病院長が面接の時に『君は仕事が好きかい』とだけ質問を。『はい、好きです』と答えたら、即採用してくれたと。勿論、経歴も判断材料になったとは思うが。後に、この女性が病院長に『何故、あの様な質問を』と尋ねると『仕事が好きな人は、仕事に優劣など付けず、全てに一生懸命』と。確かにそれは言えるかな」と。だから今、こんな状況でも病院は崩壊してないんだろうね。日本の医療従事者は、優秀にて。

【追伸】

本田圭佑選手に「何故、ミランの背番号、10に拘ったのか」と問うと「勿論」の後、数秒沈黙を。「歴代10番を背負った選手は皆、ビックネームだらけ。批判されたくなかったら、リスクを背負いたくなかったら、行動を起こさなければいい」と。今、批判覚悟、リスク覚悟を、背負ってくれている人達を責めるは、あかん。

【令和2年5月初旬法話読者の質問に答えて】

知人の賃ビルオーナーが「私達は、家賃収入を見込んで、固定資産税の支払いや、ビル購入の借金返済を。が、テナントさんが廃業し、次の借り手がなかったら、私達オーナーは即、無収入に。巷では、国に家賃分を補填してもらえ、という声が。が、長引けば、国も財政は有限では。痛み分けで、貸しビルオーナー側も、全額とは言わんが、店子の家賃を半額に。なれば、両方ともが助かる」と。更に貸しビルオーナーが「感染は続いて2、3年かと。国は痛手だろうがこの間、全額とまでは言わんが、固定資産税免除(控除)なら、我々も店子からの家賃徴収を考慮する事が。民衆に対しても、お金をばら撒くではなく、水道、ガス、電気を全て無料にし、各々の親会社と国との間で話合いを持てば、ばら撒く為に必要な諸経費も、使わずに済むと思うのだが」と。

【令和2年5月初旬法話読者の質問に答えて】

檀家子供が「住職、飲食店の店頭で、順番待ちの椅子の上に子供が土足で。親が注意しないので仕方なく店側が注意を。その椅子から子供が落ちて怪我を。すると父親が『椅子を置いとくからだ』と。他、諸々の理由で飲食店が、小学生以下の来店禁止を。後日、嫌がらせの電話や、店先に家庭ゴミを放置と。何だ、この国は」と。

【追伸】

読者が「昨今、SNSの世界でも、コロナ差別でも、この手の話が多いですよね」と。「考え方の根本に『人がそう動くからには、そう動くだけの理由が、必ずある』と置けば、軽々な言動を慎む事が出来るのですが。文句、差別は、その理由、その本質を知らない人達が、感情に任せて言うもの。無知というは悲しいですね」と。

【令和2年5月初旬法話読者の質問に答えて】

拙僧の法話読者で12歳の男の子が手紙で「僕の両親は、モンスターペアレンツです。恥ずかしい程、度々学校に文句を言いに行っていました。が、コロナで休校の今は『早く学校が始まってもらいたい』と勝手な事を。僕も早くそれを希望してます。そろそろ苛立ちの矛先が僕の方に。流石に両親もこの度は、学校の有難さが身に染みたでしょうから、コロナ収束後は、もう、学校や方々に文句を言いには、と期待してるのですが」と。

【追伸】

檀家爺様が「住職よ、国会では野党が『制限解除はいつか、いつか』と総理にキャンキャン。解除して、再度感染が拡大したら、今度は『何で解除したんだ』と文句をキャンキャン、なんだろうな。更に『コロナの収束は、いつ頃と考えているのか』と総理に。そんな事、コロナに聞けや。世界のどの国も、どの首脳も、ウイルス専門家も、わかっとらんわい。ワクチンが出来ない限り、油断すれば再度拡大するは子供でもわかるわ。野党は意味のなさん文句を言うは、もう止めにしてくれんかな。頑張ってる姿のパフォーマンスなど、大概うんざりや。今後も人類は、ビールスとの戦いは永遠に続く。コロナに限らず。どこぞの元首が『たった100年前のスペイン風邪を人類は教訓にする事が出来なかった』と言っていたが、この度は、教訓に出来るんだろうか」と。

【令和2年5月初旬法話読者の質問に答えて】

東京在住男性が「15年程前の正月、親族で明治神宮へ。賽銭箱に千円を入れると、当時12歳息子が『千円か』と。対し息子に『こちとら江戸っ子でえ』と言うと『20人で来たから1人100円。奮発したから沢山願掛けにゃ』と息子が私の心の声を代弁。今、息子は一流大卒業して弁護士に。栴檀双葉より芳し、だね。先日、その講釈息子と明治神宮にコロナ収束の願掛けに。『1人の願いが集まり、大きな願いに』と、そのとんび鷹が」と。因みに、神社での礼拝作法は、日本でトップの伊勢神宮では、2礼8拍手1礼。次の位の出雲大社、宇佐神宮では、お伊勢さんに少し遠慮して、2礼4拍手1礼。その他の神社は、2礼2拍手1礼、との事。ご参考に。

【追伸】

この東京在住男性が「住職が度々法話で『トンビが鷹を産んだ、とあるが、トンビが鷹を産む事などない。鷹の様なトンビを育てる事は出来るが』と。が、住職。我が家に限っては、トンビが鷹を産んだんだよ。トンビを鷹の様に育てる事が、出来る親じゃないもんな、俺達夫婦は」と笑って。対し拙僧「そうですか」と答えたが、拙僧、心の中で『いやいや、お父さん、あなた達ご夫婦は、子供をしっかり、育ててますばい』と。

【追伸】

大分県の宇佐神宮に参詣すると本殿正面の立て札に「この神社の礼拝作法は、二礼四拍手一礼、この由来は不明。古来より、そうしてきたから、今もそれを」と。何と、天下の宇佐神宮が『知らん』と、言い切りおった。普通なら、世間への体裁を気にして何やかやと、ある事、ない事、取り繕うだろうに。信仰に限らず、人間というものは、かくありたいもの。『知らん物は、知らん』と言える正直、勇気が、世間からの信頼を得る事に。

【最後に、余談話を】

さて、6月2日は信長公の祥月命日。信長公が好んで舞った敦盛の『人間、五十年。下天の内を比ぶれば、夢幻の如くなり』の本来の意味は『この世の50年は、あの世の1日』と。それが真なら、信長公が他界して、まだ9日という事に。わが父は臨終前に「わしは寂しくないぞ。夕方までには、みんなに来る」と。それが本当かどうかなど、どうでもいいこと。何かすぐそこに、次に住む世界がある様で、心がほっとしませんか。逝けばまた、今生の様に皆々に会えるんだ、と。因みに、信長公が他界当時の本能寺は、現在の位置より600メートルほど西側に。大通りから寺内全域が眼下に見通せる無防備なお寺。信長公の一生は意外だが、人を信じて、裏切られ、その裏切られた人を信じて、また、裏切られを繰り返した人生。森蘭丸が「打ち手は、惟任日向上光秀、何故に」との疑問に対し、信長公「是非に及ばず」と。この是非に及ばずの言葉も、人は寿命、と覚悟の言葉だったのではないか、と。後悔なき人生を歩んだ人達は皆、最期は「是非に及ばず」の心、なのかも、ですね。

陣中(コロナ自粛奮闘)お見舞い申し上げます     5月分手紙

ここ最近、読者から「数年後に日本は、廃寺(住職不在)が半分になるというは、本当の話ですか」との問い掛けが、度々拙僧に。対し「現在、日本には寺院が7万7千ヶ寺。その内、既に廃寺は、2万数千ヶ寺ありますよ」と。「まだまだ日本には、先祖を大事にしている国民が少なからず存在を。この先、どうなるんですか」と。「さて、どうなるんでしょうかね。見当もつかないから拙僧、自分が出来る事だけをやろうかな、と考えております。還暦(来年)過ぎたら拙僧、宗派に関わらず、住職不在寺院に赴き、そこの檀家さん達に、法話提供の行脚をして歩きたいが、この先の望みにて。呼んでもらえたらの話、ですけどね」と。「ところで、住職さんのお寺の存続は、どんな感じですか」と。「我が金剛寺においては拙僧、山本家が継いでいくが大事とは考えてなく、あくまでも寺院の存続が大事、と念頭においております。ただし、あれが見えた、だの、これが聞こえた、だの、先祖が、水子が祟った、だの、先祖を愚弄する失礼な住職が座る事だけは、ご遠慮いただきたい。そんな僧侶に人生をズタズタにされた方々が現在、相談に来られるお寺になっておりますんで、『何だ、このお寺も、そんなんかい』と、落胆させたくないので。しかしながら、寺院継承に関して檀家さん達は、拙僧の考え方とは少し違い、先代や、拙僧の血を引く子供以外は、継いでもらいたくない、というのが大半にて。『蛙の子は、蛙』と皆、その様な認識を。有難い事ですね。本心は拙僧も、それが最も良い存続の形だと思っていますが」と。

【追伸、別読者が、家相の問い掛けを】

別読者が「話は少しズレますが、住職は『家相』といわれるものを、どう捉えておられますか」と。対し「家相を軽視、否定している訳ではないですが『便所の位置が悪いから、風呂の位置が悪いから、台所の位置が悪いから、悪難災難が降りかかってくる』と、どこぞの誰かに言われて、それを鵜吞みにして、毛嫌いを。毎日毎日、その便所で、大小便をさせてもらっておきながら、その風呂で、体を綺麗に、疲れを癒してもらっておきながら、その台所で、火や水を頂いて料理を為し、命を保たせもらっておきながら、毛嫌いするとは、何事よ。まずは「有難う」が先でしょ。感謝して過ごしたら『難』も自ずとなくなるよ。この手の相談、コロナ期に入って、非常に多い」と。対しこの方が「住職が度々法話で『自分以外の何かに責任を転嫁すれば、その場だけは楽になるが、何の解決にもならない。何事も、否定から入ったら、得るものは何もないよ』と。私の周囲にも、何人か、この様に、何かの責任に転嫁する人が。努力をしない人に、責任転嫁人が多いように見受けられますね」と。

【追伸、家相からの迷信話】

檀家女性が「童話『通りゃんせ』は、子供が7歳になった時、お詣りに行く歌でしょ。昔、その歌に合わせて『行きはよいよい、帰りは怖い、怖いながらも、通りゃんせ、通りゃんせ』の歌い終わりのタイミングで、捕まえて身動き出来なくしてしまう遊びを。子供の頃は、意味も知らずにこの怖い歌を。何故、天神様は怖いイメージがあるの」と。「天神様というは、実は菅原道真公の事。悲劇の人、というイメージの人、だもんね」と。

【追伸】

菅原道真公といえば、平安時代の人で、秀才で右大臣まで上りつめた人。が、朝廷の争いに巻き込まれ、九州の太宰府へと左遷。謀略により非業の死に至った人。その後、京都で落雷、火災が相次ぎ、疫病までもが流行り、道真公を陥れた人達が次々に死去。そうなれば人々は、お決まりの如く、道真公の祟りと怨念扱いに。霊を慰めにゃならんと当時、京都北野にあった天神社の側に社を建てたのが、今の北野天満宮。因みに、落雷が多数発生した時、道真公の家があった京都桑原の地域だけが落雷の被害がなかったと。それで人々は雷が鳴ると、身を守る為に「桑原(くわばら)、桑原」と文言を。道真公も、忙しいこって。その時の人の心の作用で、怨霊にされたり、神にされたり。これもまた、迷信の1つかな。利害関係にするは、迷信を受け取った側次第なんだが。

【追伸】

人間は追い込まれたら、心を楽にする為に、スケープゴート(生贄)を作り上げる習性があると。最も有名なケースは14世紀、世界人口7億の内、5億を感染死させたペストの時。的になったは、ユダヤ人と。頭が良く、商才に長けてた事への、やっかみ、からと。怨霊扱いもその1つ。責任の転嫁では、何の解決にもならん。

【追伸、責任話のついでに】

拙僧息子がYouTubeで石橋貴明さんと清原和博さんの会話を拙僧に。清原さんが「薬は駄目です。死ぬか、逮捕です」と。逮捕後、3年間、会えなかった息子さん達に会った時、清原さんが「すまん」と。対し息子さん達が「大丈夫、大丈夫」と。信じて、待ってくれてる人がいる。拙僧周囲でも、その存在の有無で明暗がくっきり。

諺に「栴檀(せんだん)は、双葉より芳(かんば)し」と。その意味は「白檀は、発芽の頃から早くも香りが。大成する人は幼い頃から、人並外れて優れている」と。清原さん、桑田さんも、まさにそれ。但し、その香りをもっと香らせた、努力があっての大成。拙僧が最も好きだったプロ野球での勝負は、清原和博さんと野茂英雄さんの勝負。野茂さんはストレート1本で勝負、狙うは三振。清原さんはそのストレートに対し、狙うはホームランのみ。一流と一流の真っ向勝負。勝敗の結果はどうでもいい。見ていて心が踊ったを、今でも覚えている。

【追伸】

読者が「例え、どんな理由があろうとも、やってはいけないものは、やってはいけない、と思いませんか」と。「世間は『心が弱いんだ』とか『自分に甘いんだ』とか、厳しい言葉を。が、人はそんなに強くはない。大木も上に行けば行く程、風当たりも強い。正論は言い過ぎれば、優しさが欠けますよ」と。数年前、四国巡拝中に足を引き摺りながら、遍路をしている清原さんに偶然遭遇しました。声は掛けなかったが、今思えば、何かを断ち切ろうとされていたのかな、と。その後に逮捕の報道が。捕まって最も安堵したは、ご本人かもね。

【追伸】

また、別読者は「薬は再犯確率、非常に高い。清原さんは大丈夫ですかね」と。「薬に限らず、どの犯罪も再犯確率は高いですよね。ライオンはわが子を崖から突き落とす、と。が、頑張って這い上がってきた子を、再び突き落とす様な事はしないでしょ。憶測の段階で『どうせ、また』は。拙僧は、疑うより、信じる、かな」と。

【塩野七生さんの話から】

イタリア在住50年の小説家、塩野七生さんが「イタリアは、家族を大事にする国民。家族が感染死して初めて、政府の言う事を聞かない国民が、聞く様になった。一方日本は、完璧を求め過ぎ。自由というは、失敗をしてもいいという事。失敗を許してもらえないは、自由がないという事。完璧を求め過ぎるから、人を追い込み、鬱、自殺が多発を。歴史はそれ自体が、繰り返される。過去に学べるものは、数多に。過度に強要(恐怖政治)すれば、確かに感染は抑える事は出来るだろうが、経済は止まって、結局、人の不満を煽り、人の命を脅かす事に。反対に自由過ぎれば、感染は鰻登りに。そのさじ加減を調整するが、政治家の役目。このさじ加減を成功させている指導者が、今は世界中に1国もない」と。確かに、それは言えるかな。が、指導される側も少しなっと、言う事を聞かにゃ。『そうすれば、そうなる。そうなってるのに、まだ、そうするか』だね。日本人は、真面目過ぎるが故に、お金さえ出せば、何でも手に入る国であるが故に、完璧を求め過ぎる。この世の中に「これ、正解」はない。自分にとって、正解か否か、だけ。環境、年齢、体調、時間帯、今背負う問題など、同一人物でも、それらの違いで正解がコロコロ変わる。正論は押し付け過ぎれば、優しさが欠ける。

【女性は、生き物が違う、の、因みにの話】

特別老人ホーム生活の92歳檀家婆様の所へ毎月仏壇のお参りに。先月、婆様が「80代の爺様から『好きです』と言われてな」と。「素敵な話じゃない」と言うと「わしは年上が好みじゃ、80代など鼻垂れ小僧にしか見えん、と無視してやったんじゃ」「可哀想に」「それでもしつこく『貴女を見てたら、動悸がする程です』と言うんで『そりゃ不整脈たい。医者に診てもらえ』とその爺様に」と。やっぱ、女性は凄い。生き物が違うわ。

【追伸】

知人介護士が「老人ホームの恋愛問題は深刻ですよ。嘗て、90代のお爺さんが、90代のお婆さんに夜這いを。そのお婆さんも部屋の鍵を掛けずに、そのお爺さんを。ご両人は頻繁にそんな事があるので、子供さん達にお知らせしたら『本当に私共の母が、ですか』と、かなりのショックを。なんか、哀しいな、と思いました」と。



令和 3 年 5 月分 金剛寺住職(コロナウイルス関連)短文法話 【その16】

人間の欲に歯止めが効かなくなった時、天はそれなりの人物(その他)を下生させ、荒療治を成し、リセットを。戦国時代には、信長公を。第二次大戦では、ヒトラーを。14世紀には、ペスト(1億人死亡)を。1918年には、スペイン風邪(世界で1億人死亡)を。地球は人間だけの物といわんばかりに、圧倒的に多い他生物の命(生息領域)を軽視し、自然破壊を繰り返し続けた結果、生態系が崩れ、方々で天変地異が。『そうすれば、そうなる。そうなったのに、まだ、そうするか』を自身に問い掛け『分相応に生きる』を、見直す時期に。

下記は、読者の質問に応じた拙僧の返答集。コロナ発生初期から、移り変わっていく人の心情が鮮明に。自然災に限らず、人生においても考慮すべき質疑応答にて。今後の参考にしていただきますれば、と。

【令和2年5月初旬法話読者の質問に答えて】

高校教諭が「9月入学、住職の見解は」と。「論点は空白になる時間。拙僧の親類英国人甥は、大学入学前に敢えて『空白の時間』を選択し、スキルアップに挑戦。所謂、ギャップイヤー制度を活用。国によっては、この制度に奨学金も。時間を有意義にする、しないは、本人次第。何月入学の是非は、時間の使い方次第、かな」と。

【追伸】

中学生が「もう少し、詳しく教えて」と。「勉強が出来るが人生の成功者、と勘違いして育てた、育った結果、一流大卒後、社会に馴染めず、リタイヤの親子が年間に何組もお寺へ相談に。時間も場所も進路も全て大人が口を出し、自主性欠如となる経験の横取りを。当然の結果にて。他国とは、そこが大きく違うかな。全て他国を真似する必要はないが、考慮する良い機会かな、と。但し、やるならコロナ終息後、今ではない、かな」と。

【追伸】

中学生が「法話の中の『空白の時間』ですが、外国の学生は、その時間を自主的にスキルアップ為の有意義な時間に使う器量がある、という事ですね。言われてみれば、僕に限った事ですが『半年、1年の、空白の時間を与える。好きに使っていい』と言われても、何をどうすればいいのか、さっぱりわからん。そこですね」と。

【追伸】

「人間は大きく分けて、働く気満々『1、自主的行動人間』、働く気ない『2、誰かがするだろう人間』、指示あれば働く『3、指示待ち人間』が。『2』は論外。空白の時間を与えられ、どう使えばいいかわからん子供は『3』のタイプに多いかな。『1』のタイプの子供は、学校、塾が閉校でも自主的に勉強を。『3』のタイプの子供は、勉強出来ない理由を閉校の責任に転嫁。コロナは、人の足は止めても、時間までは止めんのにね」と。

【追伸、別読者からの質問に答えて】

別読者が「現代っ子は、そんなに時間を持て余してますか、住職」と。「40年前の拙僧の大学時代でも、何のバイトもせず、講義、サークル、合コン、下宿でゲーム三昧と、只々、親の仕送りを待つ学生が山ほどいた。代々の親がそうしたレールを敷き続けての、現在にて。もう少し自立を促す教育が、この国には必要かな」と。

【令和2年5月初旬法話読者の質問に答えて】

超有名信仰創始者が数多信者の眼前で遠方の山を指出し「引き寄せる」と念力を。1、2度目までは皆も「如何に祖師でも」と。が、3度目失敗後には、不信を抱く者が続出。そこで祖師が「山が動いて来んのなら、私が山へ向かって歩こう」と。どの信仰も、いつからお陰信仰になっていったのか。ご祈願(お陰信仰)に重きを置く寺院の信者さん達には、大なり小なり共通点がある。最初に縁あった時には、神仏に願うと共に、自らも改善の努力を必死に頑張っていた。が、次に願い事が出来た時には、以前の『祈願した。願いが叶った』が先行、自らの改善努力を怠るように。さすれば当然ながら、良き結果が出るはずがない。人間はどうしても、楽な方に、楽な方に、と心が流れていく傾向が。挙句に「ここの神仏は力がない」と神仏の責任に転嫁して、甘い汁を探しに、信仰の梯子を。この様な方々は、お金儲けの拝み屋さんにとっては、願ってもない『カモ』の到来にて。

【追伸】

何度でも言いますが、信仰は特別な物ではない。特別な物にしている者がいるだけ。今日までに自分がしてきた事の結果が、今の自分に出ているだけ。棚の上に自らが牡丹餅を作って上げておかねば、落ちてくる事などない。1度目、2度目の努力があって初めて、3度目の正直がある。単純明快な答にて。神仏は、公平に判断。

【追伸、お陰信仰類似の話】

檀家娘が「サプライズ好き男性は、ブラック彼氏(自分勝手のモラハラ系)の典型と、某女性弁護士が。結婚後に、事故物件(暴力男)と気付く事が多いと。どう思うよ、住職」と。「サプライズ好きで、長続きしたカップルの印象はないかな。信仰でも『祟る、ご利益』類のサプライズ好きは、長続きしない傾向があるかな」と。

【追伸】

読者女性が「私の祖父母、父母、親類の叔父叔母達、見事に賭け事好きが大集合。哀しいかな、環境というしかない。汗水流し、努力して得たお金じゃないから、有難みが分からず、即また賭け事に。結果、借金と。宝くじ当選者も、人生を狂わす人が多いとか聞く。こうした類もサプライズが欲しい人間達ですよね。以上」と。

【令和2年5月初旬法話読者の質問に答えて】

60代檀家男性が、突然の胃痛で検査入院。大病予感の恐怖でストレスから味覚障害に。また、頭には10円ハゲが2つも。寝られん、と拙僧に泣く様な声で毎日電話が。奥様に「一定音で流れるCD、川のせせらぎ、とか、鳥の囀り、とか。ストレスで神経が昂って寝られんのやろ、落ち着くから」と。その夜から徐々に回復を。

【追伸】

この男性、日頃は亭主関白で、人の言う事など全く耳を貸す事など。奥様が大病した時には「大した事あるか。死ぬ時は、死ぬんだ」と。が、自分がその立場になったら、奥様をずっと横におき「俺、癌かな、どうかな」と日に何度も、何度も。結局、暴飲暴食によるただの胃炎。少しは人間性が変わるかな、と期待したが『三つ子の魂百まで』だった。今の時期(コロナ)、こんな男性、あちこち目に付く。人は『追い込まれた時、腹を立てた時、人に見られてない時』の行動で本性がわかる。娘さんが「住職、偶に顔を見せる兄に父が、か細い声で『有難う』と。私や母には『有難う』なんて言葉は1度も言った事が。頭にくる」と。「甘えられる人間には、文句、わがまま、なんもかんもぶつけてくる。そう考えたら、甘えてもらえないお兄さんは、寂しいかもよ」と。

【追伸、コロナ期に入って、よく耳にする話】

読者女性が拙僧に「親を脅して高額請求、信仰に引き込み続ける僧侶に『私の知人住職は、鶯が鳴かずとも、陽気、風、虫、花、人の顔を見れば、春の訪れは容易に。が、そこに鶯が鳴いてくれたら、春に彩りを。信仰の役目はこの鶯の鳴き声にて、と言ってた』と、この僧侶に手紙を突き付けてもいいですか」と連絡が。コロナ期に入って、この手の話と、詐欺の話、所謂、火事場泥棒の如き話が、よく耳に入ってくる様になりましたね。

【追伸、信仰させたら危ない人】

家内の知人が来て「この桜、何処の桜かわかる、住職」と問うので「この寺のだろ」と答えると「凄い住職。やっぱ、わかるんだ。何でもお見通しだね」と驚くので「あのね、君のスマホで、その問い掛け。この寺しかないだろ。神通力、透視力など、拙僧には微塵もない。君な、気を付けなよ、思い込みで人を決め付けるは、大けがの元だよ。口上手の拝み屋さんに掛かったら、君なら50万円の壺、30分あれば売りつけられる」と。

【令和2年5月初旬法話読者の質問に答えて】

某旅館の玄関先で「自分のミスで試合に負けた」と泣いていた球児に、当時、横綱だった曙関が「人は負けて強くなる」と声を。この球児があの、イチローさんだったと。家康公が「不自由を常と思えば不足なし。勝つ事ばかりを知り、負ける事を知らねば、害、自らに至る。及ばざるは、過ぎたるより勝れり」と。コロナの試練は、人類には良き教訓に。普通の生活の当たり前が、どれ程に有難い事だったかを、分相応に生きるという事が、どれ程に大事であるかを、身をもって思い知らされた。後は、この心を子々孫々まで、どう繋げていくか。

陣中(コロナ自粛奮闘)お見舞い申し上げます     4月分手紙

読者高校生が「小倉智昭さんとの対談で辛坊治郎さんが『番組が勝手に、私と橋下徹さん、府知事に相応しいは、と大阪府民にアンケート調査を。圧倒的勝利は、私の方。が、実際に府知事になったは。その橋下さんの1年目(仕事ぶり)を見て、俺には無理、俺には出来ない、と。今後の人生は、そういう志の高い人間を応援、後押し、したいから、政治家になる』と、きっぱり。また、面白くなってくるね、政治。辛坊治郎さんが『アナウンサー業務の40年は、自分の信念に合わない事は、口には出していない。例え、原稿に書いてあっても。自他共に、嘘だけはついていない。これだけは自信を持って言える』と。対し、小倉智昭さんが『それは、なかなか出来ない事。組織内では、迎合した方が楽だもんね』と。ところで住職は、宗内(組織内)では、どんな生き方を」と。「辛坊さんに似てるかもね。だから、煙たがられてると思う。人から批判されたくないなら『動かない。口を出さない』が最良の策。それをやったら、人生、楽に生きていけるが、くそ面白くもないだろうね」と。

【追伸】

読者若者が「住職が度々法話で『出る杭は、打たれる。出過ぎた杭は、抜かれる』と。私の会社にも、それを仕掛ける上司が何人かいます。結果、やる気のある優秀な人間が、次々に辞職。当然、会社は衰退の方向へ。田中角栄さんが『やりたい様にやれ。責任は俺が取る』と。日本には今、この様な指導者がいないかな」と。

【追伸、別読者が】

大阪在住若者が「小倉さんとの対談で辛坊さんが『私が評価する人は、その立場に立った時に、俺に出来るか、出来ないか、が判断基準になる。その評価(志の高い人)の人を支える為に今後、政治家になる』と。私は、大阪都構想の実現を、今も望む。東北大震災の映像、津波の破壊力は尋常では。あれが東京を襲ったら、日本は確実にストップする。名古屋でも福岡でもない。大阪しかない。これは、大阪だけの問題ではない。住職が度々法話で『講釈言い、文句言いは動かん、と相場が決まっとる。建設的意見を持たず、ただの文句なら、3歳児でも言える。自分に気に食わん事を、口に出せばいいだけ。まあ、1歩下がって、不平不満はいいとしても、せめて、動いてくれている人の邪魔だけは。足を引っ張る事だけは、するな』と。全面的に賛成です」と。

【追伸、女性読者が】

読者女性が「昨今、本物の政治家が出てこないですね。揚げ足取りばかり。人の料理にケチ付ける人に限って、料理が出来ない人が多いですもんね。『じゃ、作ってごらん』と振ると、今ある材料で工夫して作れず、材料調達を。それも、高価な一流の材料を。他者が作った料理には『味がどうの、こうの』と煩いのに『これ、味見したのかい』と思える料理を、自信満々で出してくる。まず、我が器量を知る事が、先だと思うが」と。

【追伸、上記女性の意見に対し】

別読者が「住職は、この女性の意見、どう思いますか」と。「料理の例えに関しては、方々で同じ状況を目にする事があるかな。拙僧の家内だが、常に今ある材料で工夫し、パパッと料理を。日頃からそれに携わっている人と、そうでない人の差は、どうしても出るかな。政治においても、同じ様な事が言えると思う。文句言おうと思ったら、何とでも、どうとでも言える。じゃんけんは、後から出した方が、有利に決まっとるもんね」と。

【プロの話といえば、わが寺専属宮大工棟梁】

現在94歳宮大工棟梁が30年前、拙僧に「お寺を継ぐなら境内地に汗を落とせ」とお寺の修理を長年に渡り手伝わされた。「弘法筆を選ばず、とあるが、お大師さんは筆には拘ってたんだ。当然だ。ノミ、カンナ、ノコなどの道具は大工の命だ。拘るところを徹底して拘るがプロだ。若(私)、わしの仕事を見て、何かを悟れ」と。

【追伸】

この棟梁には、様々教訓を貰った。会社内(工務店)で会話中に棟梁、すくっと立ち上がり、作業場へ。弟子に何やら作業の上での注意を。「何故、間違った仕事をしてるが、事務所にいるのに、わかったの」と。「音じゃよ。鋸、金槌の」「音で、わかるの」「素人には、わからんよ。素人がわかる様じゃ、プロの職場とは言えんわな。若(拙僧)も、素人じゃ絶対にわからん、お経を唱える弟子の些細なミス、わかるじゃろうが」と。

【追伸、棟梁の教訓】

この棟梁が「女人高野、奈良長谷寺の国宝、五重の塔が台風の倒木で倒壊した事があったろ。責任者に任ぜられた50代の棟梁に『我を使え』と国中の名だたる匠が名乗りを挙げたが、50代の棟梁は『道具箱を送ってよこせ』と匠達に。わしでも同じ事をしたじゃろうな。道具箱のノミ、カンナ、鋸の手入れ具合を見れば、仕事が出来るかどうか、すぐわかる。人間性(人格)を判断する時、所作や言葉遣いを見るじゃろうが」と。

【追伸】

昨年の暮れ、この棟梁に「爺様、拙僧ね、白木の位牌に『行年 百歳』と墨書きしたは、5人だけ。最高齢は104歳。この歳を超えないや、超えんと葬式してやらんからね」と。「葬式してくれんか。困ったな。あと10年もあるぞい」「大丈夫。3年前、大腸を40センチ切った半月後にお寺に来て、仕事した人なんだから」と。

【上記棟梁に負けず劣らず、檀家婆様達が】

檀家若者が「昨年の暮れ、茶目っ気ある祖母が他界を。完全老衰だったが、最後は寝返りも1人では。臨終間際に父が『お袋、大丈夫か』と。それまで目を閉じていた祖母が目を開けて父に『大丈夫か、じゃと。今、死に掛けとる人間に、大丈夫か、とは何や。惚けた事を言っとったらお前、会社、倒産させるぞ』と。天晴れ」と。

【追伸、わが寺のお年寄り達】

わが寺の90歳以上の檀家婆様達に「長生きの秘訣は」と問うと、異口同音に「不平不満、拘りを持たん事じゃな。悩んでどうにかなるなら、悩んでも構わんが、成らん物は、成らんのじゃ。わしは何が嫌いって、自らは動きもせず、文句、揚げ足取り、講釈、人批判と、悪いが雑音にしか聞こえん。昨今、この雑音が増えた。信仰の世界でもそうじゃろが。『おかげ信仰(現世利益を履き違えた、今、幸せが欲しい)』だけを求める者や、先祖を祟りの対象や悪霊にしたり『あれが見えた、これが聞こえた』など、特別な物ではない信仰を、特別な物にしている者に限って、このコロナに対して過敏な反応をしよる。『今、おかげ(功徳)が欲しい。自分だけが助かればいい』が基本じゃから、その目的の為に他者を差別し、蹴散らしよる。住職が度々『コロナ収束後に起こるは、経済の格差だけじゃない。人間性の格差も』と。わしもそう思うで。皆、後悔せにゃ、いいが」と。

【追伸】

檀家婆様の言葉は他にも。30歳超えの曽孫娘の「よか男性は皆、結婚して、残っとるは』に対し「戦時中、金やら銀やら、皆死んで、残った中から、わしらは掘り出し物を見分けにゃならんかった。それも女の器量じゃ。類は類を呼ぶもんじゃ。分相応の相手しか見つからんわい。よか相手が欲しいなら、自らが向上せい」と。

【追伸、上記の婆様法話に対し】

読者が「ツイッターに投稿された法話の婆様、素敵ですね」と。「この婆様ですが、90歳超えた頃、社長をしている息子さんが『おふくろ、肉は少し控えた方が』と注意すると、じろっと横目で『お前、偉うなったの』と。息子さん、一言も返せなかったと。女性は良い子の『娘』が結婚して『嫁』となり、いつしか鼻に付く『嬶(かかあ)』となり、最後は、波風立てる『婆(ばあ)』と。常に変化し続ける女性に、男性が敵うはずがない。

【結婚話に関連して、夫婦の形は、様々】

内田裕也さんが「最期は穏やかで綺麗な顔でした。啓子、今まで有難う。人を助け、人の為に祈り、人に尽くしてきたので、天国に召されると思う。お疲れ様。安らかに眠って下さい。見事な女性でした」と。樹木希林さんは夫婦について「きっと感謝する時が来ますよ、両方で」と。夫婦の形は色々。『これ、正解』はない。

【追伸】

この言葉を聞いた檀家ご主人(65歳)が、拙僧の前で涙を零した。「この家内も希林さんと同じ様な女性。私は家内の最期を直視する事が出来るだろうか」と。すると、横に座る奥様が「好き勝手に生きてきたもんね。あなたの為に、私が先に死んであげるから、私と同じ天国に行ける様に、残りの人生を自分以外の人の為に、社会の為に、時間を費やしなさい。帳尻を合わせんと、また、一緒に暮らせないよ」「わかった。そうする」と。



令和 3 年 4 月分 金剛寺住職(コロナウイルス関連)短文法話 【その13】

人間の欲に歯止めが効かなくなった時、天はそれなりの人物(その他)を下生させ、荒療治を成し、リセットを。戦国時代には、信長公を。第二次大戦では、ヒトラーを。14世紀には、ペスト(1億人死亡)を。1918年には、スペイン風邪(5000万人死亡)を。地球は人間だけの物といわんばかりに、圧倒的に多い他生物の命(生息領域)を軽視し、自然破壊を繰り返し続けた結果、生態系が崩れ、方々で天変地異が。『そうすれば、そうなる。そうなったのに、まだ、そうするか』を自身に問い掛け『分相応に生きる』を、見直す時期に。

下記は、読者の質問に応じた拙僧の返答集。コロナ発生初期から、移り変わっていく人の心情が鮮明に。自然災に限らず、人生においても考慮すべき質疑応答にて。今後の参考にしていただきますれば、と。

【令和2年4月下旬法話読者の質問に答えて】

有事(災害)になる度に、福岡沖地震で全国の学校からの支援物資を受けた子供達の言葉が脳裏を。「箱中には使い古しの文房具、靴、服、下着。僕達は被災者だが、乞食ではない」と。当時高校生だった息子が「これを箱詰めしたは、間違いなく親だよね。どういう神経」と。自分にとって不要物を与えるを、施しとは言わない。

【追伸】

わが寺の檀家には、海上保安庁勤務の方が数人。彼ら曰く。「この子供達が言った事は本当ですよ。私達が支援物資を運びましたから。箱を開けて驚愕。『これは酷い。わが子がこんなのを貰ったら』と考えなかったのか』と、手渡せなかった品物が多数あった。勿論、そんな物ばかりでは。が、さすがに、心が冷えましたね」と。

【追伸】

子供達の言った「僕達は被災者だが、乞食ではない」に「差別用語(乞食)」と食いついた読者に「そこが論点ではないでしょ。子供達は素直にそう感じたんだと思いますよ。生まれて僅か10年前後、初めて当たり前の生活がなくなり、何がなにやら。恐らく、親からその点は、注意を受けていると思いますよ。大人は未熟だった頃を忘れて、子供に対応しがち。今日までに身に付いた、知識、知恵、経験で、人間は思考し、動きます。この知識、知恵、経験が増せば、思考も行動も視野も。成長を待ってあげるが、大人(親)の役目かと」と読者に。

【追伸】

東北大震災で宮城に嫁いでいた檀家の娘さんが震災後に北九州へ。親元には帰らず、近くのアパートを借りて2歳と4歳の娘と、必要最低限の生活必需品を揃えて生活を。「何故、実家に」と問うと「親子4人で津波に家が流されるを見ながら、山へ山へと必死に逃げました。今、主人は向こうで皆と復興作業を。私達だけが親元でぬくぬくとは出来ません」と。これが体験した人と、経験してない人の、温度差か、と。

【追伸】

わが寺の檀家で職務上、この支援物資に携わった方々が「心添えは有難い。が、本音を言わせてもらえば、箱を1つ1つ開封し、使える物、使えない物を仕分け、配布物と捨てる物に。圧倒的人数不足、時間不足、実働に多大な影響が。出来るなら、支援は援助金で。本当に必要な物が買えますので」と。現場を知る人の言葉。

【令和2年4月下旬法話読者の質問に答えて】

平成17年3月20日午前11時、彼岸法要5分前、ゴーという地鳴りと同時に大揺れが。山門の駐車場係が、お寺が大きく左右したと。とっさ「参拝者を死なすな」と亡父に手を合わせた。が、参拝老人達は平然と「ここで死ねたら本望じゃ」と。北九州は地震なき場所により製鉄所を開業と。もう日本は何処ででも地震が。

【追伸】

読者中学生から「上記法話で『人間、死ぬまで生きらにゃならん。さあ、どう生きる』の住職の言葉が脳裏を過ぎった。同時に『コロナは人の足は止めるが、時間までは止めんぞ。来春の受験は、必ず来る。学校、塾がないから勉強出来ん、とそれを言い訳にしてない子供達に、差を付けられるぞ』と。んっ、確かに」と。

【追伸】

読者母親が「この法話の中学生、凄いですね。わが子には、どう指導すれば」と。「拙僧の父(先代住職)は『人は教えられても身に付かん。人は気付かにゃ身に付かん』と。正論を押し付け過ぎたら、優しさが欠けますもんね。親が最もやる過ち、かな。この中学生の言葉を読ませてあげたらどうですかね。恐らく刺激に」と。

【令和2年4月下旬法話読者の質問に答えて】

檀家爺様が怒り爆発。「他国に比べ爆発感染も、死者数も。それが国民の緊張感の無さに。「緊急事態宣言遅い」と文句言いが。早く出てたら従ってたのか。今現在でも禁止事項守らん者達が。昨日、お寺の藤の花を、数多切り落とす報道が。花があったら大勢の人が、と。可哀想に何の罪もない花の命を。この後に及んでもまだ、何かを犠牲にせにゃ、人間は自らで自粛は出来んのか。何でもかんでも、何かに責任転嫁しよってからに」と。

【追伸】

檀家爺様、藤の花伐採には、かなり怒りを。「自然破壊を繰り返し、生態系を狂わせ、共存生物の逆襲を受けておりながら、まだ、他の命を犠牲に。自分の足も止める事も出来んのか。人間の命だけが、命じゃなかぞ。野党も与党に文句言う暇があるなら、解決策を提示せい。気骨ある人間、いないのか。そんな事じゃ、仮に与党になっても何も出来んわい。多額のお金が掛かる選挙など、このコロナ時期には、到底出来ん。揚げ足ばかり取らずに、親父(総理)の心を奮い立たせるぐらいの斬新な提案を出してこんかい」と、何故か、拙僧が怒られた。

【令和2年4月下旬法話読者の質問に答えて】

檀家の家で中学生と番組『知恵泉』で細川ガラシャの生涯を。「住職、『講釈師、見てきた様に嘘を付き』と。歴史上の人物の人間性、生涯の流れはこうだ、と資料書に。僕らが自分で正否確認出来ん事を、真実として覚えれ、と国も、先生も。まるで洗脳だよね」と。「その心があるなら、君は、コロナ差別は大丈夫だな」と。

【追伸】

この中学生に「史実は『四(史)割が事実で、六割嘘』と。『勝てば官軍』側が都合いい様に脚色。リアルタイムでも、友達など第三者に話をしたら、違う内容で方々に伝わっていくだろ。口の数だけ、幾つもの物語が出来上がる。何事も、大局的に見る目を養い持つ、が大事かな、人間界は。2月、3月で、忙しい仕事(合格祈願の受け入れ)をされた菅原道真公(天神様)も、また同じ。皇族闘争のとばっちりを受けて、太宰府に左遷。その地で道真公は非業の最期を。その後、京では、関わった方々が次々に変死を。そうなりゃ当然、道真公を怨霊扱いに。道真公の御霊を鎮める為の手立てをあれこれと。最後は、北野天満宮の天神としてお祀りを。人の都合で、怨霊にされたり、神にされたり、忙しいこって。何か、道真公、可哀想だね。上(浄土)で『わしがいったい、何をしたというんだ』と頭抱えて溜息を、じゃないかな」と。すると、この中学生が「何でもかんでもコロナのせいにしてる、今の状況に似てるね。いつの時代も人間は、自分の事は棚に上げて、責任は第三者に」と。

【令和2年4月下旬法話読者の質問に答えて】

新社会人講演で「拙僧が今に至るまでに教訓となった言葉の1つに『寺内僧侶が飢えます。外で教員を』と願い出た高田好胤さんに師匠橋本凝胤さんが放った『坊主が二足の草鞋を履くな。真面目に懸命にやって、それで食えずに死んでも、お前に罰は当たらん。安心して死ね』が。土俵際に追い込まれれば、人は必死に」と。

【追伸】

昭和30年頃の薬師寺は殆ど廃寺状態。訪れた米国人が「こんな立派な薬師如来様をこんな粗末な所に。米国に売ったらどうだ」と。これに対し好胤さんが「仏を売るが坊主の仕事ではない。仏心を売る『提供する』が、坊主の仕事」と奮起。写経『心経1巻千円』百万巻と説法だけで、薬師寺再創建を。為せば成る。為さねば成らぬ何事も。成らぬは人の為さぬなりけり、かな。昨今、薬師寺東塔が1300年振りの大改修を。昨年の5月9日、10日の落慶法要が延期に。なるべく速く、開催されればいいですね。ご縁に会いたいですね。

陣中(コロナ自粛奮闘)お見舞い申し上げます     3月分手紙

昨年の秋口、今季のインフルエンザは『コロナとダブルショックになる』と、国も、医師も、世間も、大いに懸念を。が、2019年に比べ、2020年は、インフルは9割減。ウイルス専門家曰く「偶にはそんな人もいるが、2つのウイルスに同時に感染する人は殆どいない。ウイルス同士の縄張り争いが行われる。自分達の生存保持の為に、他のウイルスを寄せ付けん」と。その見解に「ほんまに」と拙僧、専門家に問うた時「10月以降に答えが出るよ」と。毎年1000万人以上感染するインフルエンザが、2020年9月からの21週間で約800人。まんざら、間違った見解(縄張り争い)ではないかな、と。手洗いやマスクだけで、こんなに減少は考えられん。生態系の範疇に間違いないかな。数字は、嘘を付かないもんね。ぼちぼち、コロナウイルスへの考え方が絞られつつあるは、間違いないですね。今からが本当の勝負。歴史観点から見ても『感染させるは、ウイルス。拡散させるは、人間』を今1度、人類は心に留める必要が。他者に責任転嫁ばかりせず、自らを主体に。

【京都大学の宮沢孝幸教授の見解について】

読者が「住職は、京都大学の宮沢孝幸教授の見解に賛同みたいですね」と。対し、拙僧「本年最初の『そこまで委員会』の放送後に『番組を見ました。船頭多くして船山に上る、の船頭が昨今、やっと少なくなってきて、専門家の声が聞こえる様に。考え方が落ち着く方向に、絞られてきましたね』とメールを。すると『いいね』と即、教授からの返信が。船頭が減ったら、人々の迷いも徐々に。収束は、これからが本番でしょうね」と。

【追伸】

この読者が「だけど、宮沢教授の予想は結構、外れてると思いませんか」と。対し、拙僧「例えば、ある医師がある患者に『暴飲暴食せず、規律正しい生活をすれば、この病いは改善されるよ』と。ところが、この患者がそれを守らず、好き勝手をやり、もっと深刻な状態に。それを家族が、医師に詰め寄って『病気は改善すると、ドクターは言ったじゃないか』と不服を。と、まあ、こういう構図かいな」と。「専門医は一貫して、同じ注意を、という事ですよね」と。「そういう事だよね。拙僧は、その様に理解してるけどね」と。

【追伸】

別読者が「確かにですね。知識のない者は、その道に明るい人達の答えを、信じるしか、待つしか、ないですもんね」と。「以前ね、『暴飲暴食も、酒も、煙草も、止める気はない。病気だけ治せ、じゃと。いったいわしに何を期待しとるんだ』と、主治医から怒られた檀家男性がいてね。信仰の世界でも、努力は全くせず、神仏の加護だけ求める者が、これが結構、いるんだよね。現世利益を完全に、履き違えている人達が」と。

【専門職の方々の意見】

読者が「武田邦彦教授が番組で『コロナは家庭感染が、6割、飲食店感染は、その10分の1。20時規制に何の意味が。既に、データが出てるはず。家庭感染で最も危ない場所はテーブル。感染者は、皆々マスクをしてた人達。マスクに付いたウイルスが家の中に。布マスクは100%ダダ漏れ』と。この見解、どうよ、住職」と。「興味深い話だよね。だけど、専門家は、何か月も前からこの事を言ってたよ。昨今になってWHOも、マスクに付いた菌が家庭に入り、8割が家庭内感染と世界に公表したでしょ。それより、武田邦彦教授が『様々、データが出てるのに、国は何故、公表しないんだろ』と、不思議がってたよね」と。対し読者が「国は、家庭内で集団免疫を付けさせるつもりなのかな、故意に家庭感染させて」と。「まあ、そこまでの飛躍は、どうかな。が、何かしらの意図があるんだと思う。これ以上、悪い状況になるを、国も望んではないだろうから。世に『海の事なら舟子(漁師)に問え。山の事なら木樵(木こり)に問え』という言葉が。何事も専門家に相談するが1番である、という諺。知識のない人間が、受け売りの言葉を拾い集めて「ああだ、こうだ」と。世間を騒がせよるだけばい。その道に明るい人達が議論すれば、落ち着く所に、落ち着くよ。現に、第3波もそろそろ下火に。我々は、感染してくるはコロナ、拡散させるは人、を今1度、心に留め、自分が出来る事を」と。

【日本では、終生免疫ワクチンを開発中】

東京都医療総合研究所では、終生免疫を得られる可能性があるワクチンを開発中と。ワクチンで唯一成功している「天然痘ワクチン」を改良したものと。凄いよね。その道に明るい人達は、目の付け所が、やはり違う。餅は餅屋に。私達一般に出来る事は、何か月も変わってない感染防止注意事項を守って、静かに待つこと。

【追伸】

仏教に、目の見えない人達を集め、象を触らせ、どんな形をした生き物かを問うた、という逸話が。尻尾を触った者は、紐みたいな生き物と。体を触った者は、壁みたいな生き物と。最後には各人の自論がぶつかり合い、大喧嘩に。その喧嘩を黙って聞いていた冷静な人達が、総合判断して「象は、これこれこういう形をした生き物である」と結論付けた。私達素人も冷静なこの姿勢が、少しは必要かな、と思う。

【追伸】

別読者が「宮沢孝幸教授や武田邦彦教授のコロナ見解は、本当に信用出来ると思いますか、住職」と。「兵庫県の伊丹は清酒発祥の地と。リストラされた職員が腹いせに夜中、炭を酒樽の中に投げ込んだ。すると翌朝、透き通った酒に」と。「成功も失敗も、そこに携わっていた人だからこそ、という事ですか」「そういう事かな」と。

【追伸】

別読者が「住職、コロナ、何とかなるかな」と。「京大の山中先生が『まだまだコロナは未知のウイルス』と。上記の様なその道に明るい方々が知恵を持ち寄って、早く収束の方向へ、と願うばかり。同時進行で人類も得手勝手な行動を慎み、専門家(医療従事者等)の仕事の邪魔だけはしない協力を。世の習いとして、生物には必ず天敵が。如何なる物にも解決の道はある。専門家がその道を見つけ出せるかどうかが、鍵。有名彫刻家が『私は大理石からその作品を、ただ丁寧に掘り出しただけ』と言った様に。一般は指示に従って、待つだけ」と。

【追伸】

別読者が「住職はコロナ専門家の意見を、どれ程信じてるの」と。「江戸後期の医師、緒方洪庵さんは、コレラ流行に際し、経験した『治療手引書』を全国の医師に配布を。対し、見解相違の意見が続出。が、その反対意見をも、参考資料として綴り、また全国の医師へ配布。『答えが出るまでは、情報は共有すべき』と、緒方洪庵さん。未知の物に対し、否定から入ったら、得る物はないもんね。専門家以外に誰がこんな仕事が出来ると」と。

【その他の豆知識、その1】

冬季鬱病は、首の可動域が狭いが原因と。寒いと縮こまり、首を動かさない。実験で、上を向いて階段を上らせ、エレベーターで下へ。片や、下を向いて階段を降ろさせ、エレベーターで上へ、を各々20分。良い記憶を思い出す方は、前者の方が6倍多かったと。首を上に向ける事で、抑鬱気分を抑えると。参考にして下さい。

【その他の豆知識、その2】

風邪の予防に効果的は、40%から60%の湿度と、暖房に、換気に、マスク、と。鼻の中の温度は常に約33度と。風邪のライノウイルス(風邪の原因ウイルス)が非常に増殖し易い環境だと。よって、鼻の中を温めよ、と。更に専門家が、インフルエンザワクチンを年に1回打つ人は、打たない人の17%くらい、認知症のリスクが減ると。肺炎系のワクチンを打つと、30%から40%ほど、認知症のリスクが減ると。ほう、ほう。

余談の話になりますが、読者達が「住職には、書きたいけど、書けない法話って、ありますか」と。「あるよ。それも沢山。書いたら間違いなく炎上に。だけど、書けない話の方が絶対面白いし、教訓の度合いも高い。読者達が是非の判断や自論を、わが心中だけで解決してくれたら、拙僧の法話に限らず、面白い話がわんさかSNS上に登場するだろうにね。勿体ないと思うよ。拙僧は面白い話は、講演で披露を」と。対し読者が「投稿出来ない話、聞きたいな」と。「なら、お寺の方へ、おいでなっせ」と。「SNSの世界は、何にでも噛み付いてきますもんね。自分の知識、経験の中の事だけが、正解ですもんな」と。「失敗を、過ちを、失言を、許さない社会は、自由な社会とは、言えないよね。それを許して、包んでくれるが、本当の意味での『自由な社会』かな」と。




令和 3 年 3 月分 金剛寺住職(コロナウイルス関連)短文法話 【その12】

人間の欲に歯止めが効かなくなった時、天はそれなりの人物(その他)を下生させ、荒療治を成し、リセットを。戦国時代には、信長公を。第二次大戦では、ヒトラーを。14世紀には、ペスト(1億人死亡)を。1918年には、スペイン風邪(5000万人死亡)を。地球は人間だけの物といわんばかりに、圧倒的に多い他生物の命(生息領域)を軽視し、自然破壊を繰り返し続けた結果、生態系が崩れ、方々で天変地異が。『そうすれば、そうなる。そうなったのに、まだ、そうするか』を自身に問い掛け『分相応に生きる』を、見直す時期に。

下記は、読者の質問に応じた拙僧の返答集。コロナ発生初期から、移り変わっていく人の心情が鮮明に。自然災に限らず、人生においても考慮すべき質疑応答にて。今後の参考にしていただきますれば、と。

【令和2年4月下旬法話読者の質問に答えて】

読者女性が「住職が『人間性を見るなら、今この時期』と。私の狭い範囲の話ですが、そんな行動をして感染でもしたら、老いた親、妻、子供、彼女等、大事な人を巻き添えに、と考えないのか、これ程に責任感の無い人だったのか、と思える人が何人か。今までは、真面目、誠実は面白味が、と。が、人の見方が変わった」と。

【追伸、孔子は釈尊より数年年下】

孔子が『大学』で、「天下を取るには」の質問に答えて「修身、斉家、治国、平天下」と。『天下を平定したいと思うなら、先ずはわが領国を治めよ。わが領国を治めたいと思うなら、先ずはわが家庭をまとめよ。わが家庭をまとめたいと思うなら、先ずはわが身の修養こそが大事。わが身をも修める事も出来ずに、なんで、わが家庭をまとめる事など出来ようや。わが家庭もまとめる事が出来ん人間に、なんで、領国を治める事が出来ようや。領国を治める事が出来ん人間に、天下の平定など』と。この教えは、間違いなく真理だね。

【追伸】

読者50代女性から「私達の時代は『成田離婚』なる言葉が。海外旅行で『これ程に頼りにならんとは』と。近頃は『コロナ離婚』だそうで。夫のDV性質も、殆どが結婚後に発覚すると。住職法話で90代女性が孫に『戦後、金やら銀やら皆死んで、残りの中から。見分ける力も女の器量』と。結婚観も変わりそうですね」と。

【令和2年4月下旬法話読者の質問に答えて】

読者が「住職が投稿法話で『この時期、葬儀、年忌は、無言を徹底させている』と。やはり無言は効果が有りそうですか」と。「飛沫は、咳、くしゃみ、大声出し、から。報道番組を見てると、東京は相変わらずの人混み。が、爆発感染しない理由は、歩行の時、電車の中、ベラベラ喋ってる者など、滅多にいない。止む無く外出用事のある人には、特に人が集まる場所では、無言小声を徹底させれば、少しは感染防止になるかと」と。

【追伸】

そりゃ、人との接触を避けるが、1番感染リスクは減る。が、報道番組に出てくる東京の状況を見ると、一部の人達だと思うが、とても言う事を聞きそうにない。ならば、せめて、飛沫が飛び散る、咳、くしゃみ、声出し、を気を付けてもらうしか。目や耳、肌から、ウイルスが飛び出す事はない。現在の見解では、飛沫感染はあっても、空気感染はない、との見解だから。あとは、手洗いとうがい、マスクの徹底で、少しは。芸能界では、志村けんさんに続いて、岡江久美子さんが。これ以上、コロナに好き勝手、やりたい放題、させない為にウイルスが生きる為に必要な感染を、助けるような行動だけは、慎んでいこう。

【令和2年4月下旬法話読者の質問に答えて】

わが寺の檀家には、良い意味での諦めの悪い方が何人もいる。某男性僧侶は、他界して33回忌になるが、会社を定年後、腰の手術で歩けぬ状態に。が、その体で130ある寺の石段を、毎日2時間以上掛けて這い上がってきた。何ヶ月もの間。晩年は、87歳で他界するまで、公園のゴミ拾いを毎日。いいね、諦めの悪い人。

【追伸】

拙僧の投稿法話で読者が「禁止事項を無視する知人に『諦めの悪い医療従事者が頑張ってくれているからこそ。この牙城が崩れたら。君は行動を慎んだらどうだ。暴飲暴食、酒、煙草、健康など、と豪語してたが、癌になった途端、医師に泣き付いた事を忘れたかい』と。対し『そうだったかな』と。こんな人間が、拡散を」と。

【令和2年4月下旬法話読者の質問に答えて】

読者母親が「住職。コロナは辛いですが、わが家では1つ良い事が。嫁いだ娘が料理を全く。婿と孫達に即席か『チン』ばかり。させてこなかった私の責任ですが。人間、追い込まれたら、やるんですね。1番喜んでるは婿と孫達。本人も目覚めた様で」と。「母親が料理上手の娘は、料理は出来ますよ。見てきたも、経験」と。

【追伸】

懐妊中の22歳女性が「住職。親が『キラキラネームは、絶対に付けるな』と。付ける気は、私も夫も。キラキラで苦悩してる子供を何人も知っている。私の父が極端に嫌う理由は『可愛い赤子を見て、何故『権三郎』の名が頭に浮かぶんだ。将来の事を何も考えとらん』と50年経った今も不服を。はい。父は三男です」と。

【追伸】

過去に数人の若者が同じ内容の相談でお寺に。「改名って、出来るんですか。キラキラにも程が。恥ずかしい。就職面接で親の事を聞かれる事が。どうも面接官は『こんな名前を付ける親に育てられたのか』がある様で。そうです。こんな名前を付けた親です。駄目ですか、改名」と。「改名は、余程の理由がないと法律は」と。

【追伸】

読者が「この法話、名付けの問題だけじゃ、なさそうですね」と。「いい加減な親から、いい加減な子供が育ったんなら、問題はない。親と同様、いい加減な生活をするだけ。勿論、周囲には迷惑を掛けてますよ。が、家庭内はそれで成立を。問題は、良い子が育った時にて。苦労してますよ。親の事で。そんな子、何人も」と。

【令和2年4月下旬法話読者の質問に答えて】

わが寺の檀家にもコロナストレスで体調を崩し、入院したご老人が何人か。家族から「住職の声が聞きたい、と本人が」と電話が。「よかばい。なら『ドッヂボールサービス』でも始めようかね」と。「そのサービスって」「相手にぶつけて終わりのサービス。『心が落ち着くまで聞いてやるから電話しておいで』と、ご本人に」と。

【追伸】

拙僧が若い頃、先代(父)が「人から相談を受けたら、相手が何時間話そうと、同じ話を何度繰り返そうと、黙って聞いてやれ。助言などいらん。話している内に、自らが反省し、自らが解決の糸口を見つけ出してくれる」と。これって、結構、人の心を落ち着かせるんだよね。所謂、これが『ドッヂボールサービス』です。

【令和2年4月下旬法話読者の質問に答えて】

他宗若住職さんが「住職は時々法話で『悪霊、祟り類の有無論争は、天台宗最澄さんの一乗真実三乗方便、法相宗徳一さんの三乗真実一乗方便、が真っ向から対立した三一論争と、よく似てる』と。やはり、個人個人の心の有り様次第なんですかね」と。「そうだね。結局、この論争は、最澄さんが生きてる間は、勝負付かず。最澄さんは『すべての衆生は成仏出来る』と。徳一さんは『そんなのは、あくまでも方便に過ぎん』と(簡単説明、詳細は文献参照を)。見えない物に対する論争にて、信じる対象が違えば、自ずと対立するは当然の事。悪霊、祟りの類も、見えない物に対する見解にて。先祖を悪霊に仕立てて『今の苦しみは、先祖のせい』と責任転嫁する事で心が楽になるなら、それはそれで助かりの方便かも。本質の改善は望めんと思うが。但し、それはあくまでも、当事者の心の範疇にて。拝み屋さんがそれを出汁に、脅して金儲けの手段にするは、論外にて」「ですよね。このコロナ期に入って、その様な話が私の耳にも方々で。ところで、住職の悪霊、成仏に関する見解は、いかに」と。「拙僧は、皆々の幸せを望むから『衆生は皆々成仏、精霊に悪霊などおらん』が基本だね」と。

陣中(コロナ自粛奮闘)お見舞い申し上げます     2月分手紙

コロナが人類に暗い影を落とす中、米国立衛生研究所主任研究員、小林久隆医師の『光免疫療法』が昨年11月、世界に先駆け日本が認可、保険適用に。薬剤点滴投与で薬剤が癌細胞だけに結合、癌細胞に近赤外線を照射、化学反応を起こして癌細胞だけを破壊。治療の30分後には癌は壊死、1週間後には癌は死滅、剥がれ落ちると。正常細胞を傷付ける事なく。昨年の東京五輪までには、実用化とは聞いていたが。やっと、来たか。

【追伸】

米国内30人の臨床試験では、癌が完全消失したは4人。縮小は9人。80%以上が、癌の進行が止まったと。1回の治療費用は、約600万円弱。高額療養費制度を使うと、自己負担は約30万円弱と。3年前にこの話を聞いた時には、東京五輪までには実用化されると。その当時、拙僧の講演会に参加していた老医から「住職は『光免疫療法』を知ってるか」と質問され、答えると「住職の見解を聞かせてくれ」と。「この療法が将来、目覚ましい進歩を遂げ、癌が不治の病でなくなったからとて、人間の平均寿命が80歳から150歳になる事はないですよね。が、人類の究極の望みは『死ぬまで、元気』にて。それをサポートしてくれる治療が世に出されたは、非常に喜ばしい事かと。私の父(先代)も癌の激痛と戦いながら、息を引き取りましたので」と。対し、その老医(80歳)が「わしも、その考え方には賛成じゃな」と。

【追伸】

知人医師が「医者は万能ではない。助かる患者さんしか、助ける事は出来ん。助からん患者さんを、助けることなど、出来んのだ」と。また、ある知人医師に拙僧「医者は、人間の体をどのくらい把握してるの」と尋ねると「数%くらいかな。あとは手探り」と。その数%の把握が、実際は凄いんだが。現段階までの医学を駆使し、世界では今、必死にコロナと対峙を。感謝、感謝、また、感謝ですね。

【追伸、人の体の不思議、パート1】

米国の事例を2つほど。手術不可能な脳腫瘍を持つ小学生男の子に精神科医が「戦闘機を思い浮かべて、頭の中にいる悪者(敵戦闘機)を毎日攻撃してごらん」と。すると1年後、脳腫瘍が消滅を。今1つの例は、幼児期に意識不明の昏睡状態に陥った男性が。回復したは、老人になってから。心は幼児のままで。この2つは、特例中の特例だが「世の中は、何が起こるかわからん。諦めるな」の教訓に。

【追伸、人の体の不思議、パート2】

檀家65歳女性が、一昨年の11月に直径2センチの肺癌が発覚。コロナの為、手術が延び延びに。昨年4月、コロナが落ち着いたので、手術前検査をすると、肺癌が消滅していたと。担当医師曰く「数%ほどだが、この様な事例がある。現段階の医学では、まだ未解明。が、何かの作用(免疫向上)が働いているのではないか、と。精神世界の範疇かもしれん」と。昨今では、血液検査でストレスの度合いがわかると。信じ難い事だが、あの大変な仕事を担っている介護職が最もストレスがないと。人からの「有難う」の言葉、人が喜んでくれる姿が、免疫を向上させているのかも、と。そういえばお寺でも、奉仕(境内掃除など)をされる人や、先祖を敬っている人達は、元気で、長生き、が多いかな。それが解明されれば、迷信が、迷信でなくなる。

【檀家の中学生との会話】

先日、檀家の中学生男子と会話を。「住職さん、マツコデラックスさんの番組で街頭インタビューが。その時、お爺ちゃん、お婆ちゃん達は、三密も、Go. To. 〇〇も、ソーシャルディスタンスも、知らなかった。極め付けは『新型コロナウイルス、って、何の事や』と。『なら、何で、マスクしてるの』と尋ねると『皆んなが、してるから』って。番組を見ながら、どういう訳か、心が救われた気分になったは、僕だけだろうか」と。この中学生が、現在の日本の状況を見て「日本人は昔からこうだったの」と。「こう、とは」「閉鎖的な思考です。他者の意見に対し、否定的、攻撃的。島国という閉鎖的な環境が人間性に影響してるのかな」と。「270年も鎖国したは、他に類を見ない国だもんね」「コロナ差別を見ても、基本思考に『村八分』が見え隠れしてるもんね」と。

【お年寄り関連の面白い話】

檀家爺様が「昨年、今年で最後、と同窓会が。老人達の会話は、実に面白い。『健康の為に無農(薬)の野菜しか食べちょらん』と皆々。が、皆々、食後に大量の(薬)を。『延命治療は、せんでいい』と言いながら、医者が急に優しくなったら『何故』と不安になると。同窓会では、いびきをかかずに寝てると『死んどりゃせんか』と皆が集まってくる。朝寝坊をしたらしたで『おい、生きとるか』と、入れ代わり立ち代わり確認に来る。年賀状が返って来ない友人は、同窓会の度に死んだ事にされる。やっぱ、この会もそろそろ、潮時かな」と。

【追伸】

読者が「先日、住職の法話で、痴呆になった爺様が、何年も可愛がってた犬を『こいつは何だ。何でここにいる。捨ててくる』と連れ出す度に、きまって犬の方が先に帰って来る、という話が。私の家も同じです。ただ、少し違うは、帰る家を忘れた爺様の少し後ろを、犬がずっと付き添って。無事に家に帰り着くまで」と。

【追伸】

この法話を檀家の家で話すと、そこの孫が「僕の爺ちゃんは、あちこちに千円札を隠す癖が。隠した場所も、隠した事も忘れて、また隠す。その度に僕の小遣いになる」と。「犬が、そうらしいね。土に骨を埋めたら、そこまで。隠した場所も、隠した事も忘れると。お年寄りと暮らしてると様々面白い事や教訓が貰えるよね」と。

【お年寄り関連法話をもう1つ】

法要後に法話で「爺様の外出が心配で婆様が『お爺さん、テレビで今、お年寄りが高速道路で逆走だって。気を付けて』と携帯に電話すると『わしも今、高速道路じゃ。逆走の車が何百台も。危ないから電話切るぞ』と。これ、笑い話と違うよ」と。すると、参拝の老男性が「運転中の携帯は、あかんやろ」と。んっ、そこかい。

【追伸】

拙僧も高速道路での逆走の車を見た事がある。逆に入ろうとしている車を止めた事もある。どこから高速道路に入ってきたのか、自転車で走っている老人も、犬の散歩をしている老人も、見た事がある。全て男性。入れないと、逆走は出来んし、自転車で走行も、犬の散歩も。入れない様に道路公団が工夫すればいいのにね。

【追伸】

読者が「防御というは難しいよね」と。「映画『仁義なき戦い』で文太さんが松方さんに『狙われる者より、狙う者の方が強いんじゃ』と。これ真理にて。絶対盗まれないと宣伝した高級外車があっさり盗難に。お寺では、イタチの入る隙間を潰しても、潰しても、屋根裏に。所詮、人間のする事。完全防御は、難しいよね」と。

【コロナ終息後の世界を心配する読者が】

檀家若者が「住職が江戸時代の火付盗賊改の長谷川平蔵は、実在の人物であると。彼が『犯罪を犯すは、飯が食えんからだ』と、日本で最初の職業訓練校を設立、人に技術を施したと。コロナに勝っても、失業者が溢れたら、皆、飯を食うために。日本は犯罪大国に。国の示す感染防止策は、一貫してずっと同じ事を。真面目、不真面目が、コロナの増減の要因だろ。規律を守って経済を動かさにゃ、大変なことになるばい」と。

【追伸、上記男性の意見に対し】

読者中学生が「この法話、納得。住職が度々『そうすれば、そうなる。そうなったのに、まだ、そうするか』と。大人って、馬鹿なの」と。対し「その馬鹿な大人達も、君達の歳の頃は、純粋で、正直で、善悪を直視出来てたんだよ。人間は年齢が増すにつれ、守る物(地位、名誉、お金、家族)が増えてくる。嘘や誤魔化しは、それらを守る手段。君らは、そうなるなよ」と。「ならんよ」「ほんとか。この会話したを、忘れるなよ」と。

江戸時代後期の狂歌師、太田南畝(なんぽ)の辞世の句が「今までは人の事だと思うたに、俺が死ぬとは、こいつは堪らん」と。これも社会風刺の一句かな、と。昨今でも「俺がコロナに感染とは。俺の子供が自殺とは。俺が癌になるとは。俺が離婚するとは」など。人間は現実を突き付けられて初めて、真剣になるかな。

令和 3 年 2 月分 金剛寺住職(コロナウイルス関連)短文法話 【その11】

人間の欲に歯止めが効かなくなった時、天はそれなりの人物(その他)を下生させ、荒療治を成し、リセットを。戦国時代には、信長公を。第二次大戦では、ヒトラーを。14世紀には、ペスト(1億人死亡)を。1918年には、スペイン風邪(5000万人死亡)を。地球は人間だけの物といわんばかりに、圧倒的に多い他生物の命(生息領域)を軽視し、自然破壊を繰り返し続けた結果、生態系が崩れ、方々で天変地異が。『そうすれば、そうなる。そうなったのに、まだ、そうするか』を自身に問い掛け『分相応に生きる』を、見直す時期に。

下記は、読者の質問に応じた拙僧の返答集。コロナ発生初期から、移り変わっていく人の心情が鮮明に。自然災に限らず、人生においても考慮すべき質疑応答にて。今後の参考にしていただきますれば、と。

【令和2年4月中旬法話読者の質問に答えて】

世の中の出来事や戦争、国政の有り様を事ある毎に批判、平和の何たるかを声高に論ずる檀家男性が。あまりに不平、不満が多い為に、実生活においても仕事が長続きせず、転々と。その男性に「理想を掲げて生きる事も確かに大事。だが、君はその前に、目の前の奥さんや子供に安心、安定、幸せを与える方が先じゃないか」と。

【追伸】

この男性に「相手を憎んだり、固定観念、好き嫌いでの決め付けは、判断を鈍らせる事になるよ。拙僧の仕事は、世間で『悪』と判断されている中からでも、教訓となる物を掘り出し、人に提供させてもらう事。その例えとして時折『ピーマンが嫌いでも、ピーマンそれその物が悪い訳ではない。食すれば栄養満点』と。わが子達が小学生の頃、法要に子供の友達が遊びに。法要後の接待に子供らが嫌いな野菜料理が。が、『美味しい、美味しい』と食べ残す子供は1人もいない。わが妻は『野菜は捨てる部分はどこもないよ。料理方法で何ぼでも美味しく仕上げる事が出来る』と。何でもがそう。否定から入れば、得るものはない。工夫次第でなんぼでも」と。

【追伸】

100年前、人類は、スペイン風邪で1億人も死亡した事例があるに、普通の生活がどれ程に有難いか、身に染みて思い知った事例があるに、たった20数年後、人類は第二次大戦を。喉元過ぎたら完全に熱さを忘れて。それを経験した人は、今は誰1人も。新しい命の誕生と共に、新しい欲もまた誕生。また、同じ轍を踏むか。

【追伸】

読者が「住職の考えは」と。「潜伏期間、発症、完治まで、約1ヶ月少々。空中、ノブ、手摺り等のウイルス生存は、約2週間。他の命に帰属せずば、単独生命保持は。1ヶ月、人類が家で籠城すれば。病院はプロの職場。目の前の患者だけなら。命取るか、経済取るか、それとも折り合うか」と。コロナに限らず人生は、何かが欲しけりゃ、何かを捨てらにゃ。加えて、自分の欲を満たす為には、誰かを犠牲にしておるも、知らにゃ、ね。

【追伸】

知人が「住職は予知能力があるの」と。「ないよ」「でも、5日前『車に注意を』と私に。覚えてる」「いや」「あの後に跳ねられ、場所が病院前で、即、運び込まれ、事無きを」と。「虫の声だね。よく拝み屋さんが『俺はわかってた』と、それはないわ。全て後付け。そんな力あるなら『コロナ終息期日を言い当てろ』って話」と。

【追伸】

檀家小学生が「昨年逝った曽祖母は、毎年精霊送り日になると『お盆過ぎたら、朝晩がぐっと涼しくなるだろ。あれはね、先祖が心を向けてくれた子孫への恩返しとして、暑さを持って帰ってくれてるからだよ』と僕に。だとしたら、お盆の様に心を向けたら先祖さん、コロナを持って帰ってくれるかな」と。「だといいね」と。

【追伸】

家内と博多へ、初めてオーケストラの公演に。素晴らしかったが、2時間公演の内、約半分の時間は、演奏後の指揮者拍手喝采の出たり、入ったり。堪り兼ねて、家内に小声で「何や、これは。何度繰り返すんだ」と聞くと「有名な楽団は、これが当たり前の事なの。不平、不満を言うは常に、知識がない人間」と怒られた。

【令和2年4月中旬法話読者の質問に答えて】

檀家母親が娘に「こんなにコロナが。先生は何故、閉院しないの」と。対し娘が「昨日、爺様が中耳炎で通院。膿むと痛いんだよね。歯の痛みもそう。痛みには待ったなし。医院が閉院だと皆、多忙の大病院へ。先生方が開院するは、使命感からだよ」と。娘さんは毎日変わりなく通院を。さすが、10年選手。感謝、感謝。

【追伸】

自分は得手勝手な行動をやっておきながら、医療従事者への不平、不満ばかり言う人達に「私達一般は、感染を防止しようと思えば、出来る立場にある。人混みに出さえしなきゃいい。が、医療従事者は、最も危険な場所が、職場。そこに毎日。現在、医療崩壊寸前の危機に、街では相も変わらずの賑わい。で、感染したら「治せ」と病院に押し寄せを。それその物の知識、経験のない者に限って、文句や軽率な行動を」と。

【令和2年4月中旬法話読者の質問に答えて】

電話相談で「父の葬式で布施料300万請求が。私は支払えたが、子供にはこの様な負担は。菩提寺に『お寺を替えたい』と申し出ると『離檀料600万円出せ』と。どうすれば」と。「裁判は鬱陶しいが、判例があり、上限50万と。お寺側はお金欲しさではなく、離檀阻止が望み。腹割って話し合いをしてごらんなさい」と。

【追伸、国からの援助金】

このコロナ時期、皆が困窮を。上記の様な寺院もこれまでの諸行を省みる良き機会かと。昨今、閉店中の店に泥棒多発報道が。必ず出ますね、火事場泥棒が。嘗て『絶対開けられない鍵』と自動車会社が高級車販売後、即盗難に。所詮、人が作った物は、人に破られる。国からの10万円援助金、無事、国民に届く事を願うばかり。

【追伸】

檀家爺様が「住職、東北大震災の時、北九州を含む全国各地で『絆、絆』と声高らかに。覚えてるか。が『廃材をこの地に』と要望がきた途端、掌を返して持ち込み反対運動が勃発。あの『絆、絆』は、いったい何だったんだ。火の粉が降り掛かってきた途端、本性剥き出しに。現実を突き付けられるまでは所詮、他人事」と。

【令和2年4月中旬法話読者の質問に答えて】

読者が「2019年の日本のインフルエンザ感染者は1千万人超え、死者は3千人、関連死を含めば1万人超えと。今年はコロナの関係でうがい、マスク、手洗いの徹底で減少傾向と。ウイルス防止は、やはりこれが最適かな。住職は他に何に注意を」と。「人が集まれば『無言徹底』を檀家に。咳、声は飛沫を産むので。それと法要は、時間短縮(1時間を30分に)し、密接防止を」と。

【追伸】

拙僧、今日までに900人以上の葬式を。その内、30代の突然死が5人。法話で度々「明日の命を約束されてる人は、誰1人も。人は皆、自分だけは死なん、と思っとる。今ここに、命があるに何不足」と。志村けんさんに続いて、岡江久美子さんも。著名人の名が出る度に皆、少しは自重を。命を粗末にする軽率な行動だけは。

【追伸】

行き付けの薬局の老店主が「住職、大丈夫や。あと1ヶ月もあれば、感染は終息するわい」と。その会話に薬を買いに来ていた小学生が「おっちゃん、それ、本当なんか」と。「本当だよ。だから、人混みに出らんで、家で遊んでろ。この際、しっかり勉強しろ」と。言われたその男の子を見ると、ニヤニヤしながら「嘘ばっかついて、いつもおっちゃんは、いい加減な事を。でも、なんか、元気が出た。有難うな、おっちゃん」と。

【追伸】

この国はお金さえ出せば、何でも手に入る。いつしか、工夫して活かす必要のない国に。電車も宅急便も、当たり前の様に時間通りにやってくる。いつしか、待つ必要のない国に。待つ必要のない人間は、我慢が出来ない人間に。あおり運転が無くならんも、それが要因の1つ。コロナは人間に、様々な教訓を残してくれている。拙僧の周囲でも、今ある物で、工夫して活かす行動を起こす人が、徐々に増えてきたかな。

陣中(コロナ自粛奮闘)お見舞い、並びに、謹賀新年のご挨拶申し上げます。    1月分手紙

明けましておめでとうございます。旧年中は公私ともに、大変お世話になりました。本年も何卒、宜しくお願い申し上げます。昨年は、本当に大変な年でございましたが、地球上の生物で分相応に生きてないは人間だけ、をコロナのお陰で思い知らされ、我が身を振り返る時間を頂いた、ある意味、良き年でもありました。

さて、12月に入り、檀家若者が「来年、思うところがあって、仕事に集中しようと決意しておるところですが、何か、それなりのお言葉を」と。そこで、以下の中学生との会話を、この若者に披露を。

 【檀家中学生男子との会話】

檀家中学生が「仕事が出来る人の特徴って、何」と。「拙僧の事を例に出すのは恐縮だが、拙僧の日課は、朝5時に起きて境内の掃除を2時間。その後に通常業務が始まる。仮に、朝6時にお寺を出発する仕事がある場合は、起床は3時に。これが365日、妻と一緒に」と。「大変な仕事だね」と。「仕事が出来る人というは皆、何とかして仕事が出来る方法を見つけ出す。仕事の出来ない人というは皆、自分を正当化する為に、出来ない言い訳を探そうとする。そんな人は『だって、しょうがないじゃない』が決まり文句。これを指導する側が口に出すようじゃ、話にならん。因みに、坊主の境内掃除は、仕事じゃないよ。歯を磨いて、顔を洗うに同じ」と。

【追伸】

この中学生男子に「某地方銀行では、拙僧が知ってる限り、40年以上前から現在に至るまで、新入社員には10日間、掃除をさせると。掃除をさせたらその人間の性質がはっきり見えてくると。それを参考にして、配属場所(適材適所)を決めるらしい。毎日境内の掃除をしてるとね、新たな発見、新たな工夫、見落としやすい箇所など、勉強させられる事が多々ある。但し、それに気付けば、の話だけどね。これが身に付き、知識、知恵となり、社会を航海する羅針盤となる。学校で掃除の時間が設けられているは、これを身に付ける為だよ。自分の心を奮い立たたす事が出来るは、自分だけだもんね。以前、若い社長さんが『人望を付けるには、どうすれば』と、関西からわざわざ拙僧のお寺へ。その社長さんに『菩提寺に足は』と問うと『月に1度は』と。『何をされに』『納骨堂へ。先祖の供養に』『それは、親孝行な。で、その時、境内を掃除された事は』と。『いや、1度も』『給料を貰って仕事するなら、誰でもするよ。何の見返りも求めず、人の為に動いてごらん。人望というは、そこから身に付いていくもの。因みに、先日、境内の掃除をしておると、鳥の羽が大量に宙を舞っていたので、上段の駐車場を見に行くと、烏が鳩を捕食中だった。以前、幼稚園の先生が、蜘蛛の巣に捕まってる蝶を逃すと幼稚園児から、蜘蛛が可哀想じゃないか。蜘蛛もご飯が、と怒られたを思い出して。それでも暫く考えたが、烏が捕食を終えてから鳩の死骸を、すまんな、と謝りながら。何かの参考になりましたら』とこの社長に。あれから3年、納骨堂参りの時には必ず、境内の掃除を、と、この社長から時折り連絡があるんだよ」とこの中学生男子に。

【読者中学生男子とのやり取り】

東京在住檀家13歳が、11月末の感染者が増加の時に「ずっとだよ、ずっと。国も、都知事も、同じ感染防止の注意を。変わらず一貫して何か月も同じ注意を。ワクチンが出来るまで、気を抜いたら駄目は、わかってる事じゃん。僕らは幼い頃から親に『手を洗え、うがいをしろ、食事中は大声出して喋るな』と。大人は皆、子供に注意をしてたんでしょ。大人は性根がないの。東京は何万軒もの外食店が。その中の数件がクラスターを。この数字は、殆どの飲食店とお客さんは、国の指示に忠実である事の証拠でしょ。僕の親戚の叔父さんがやってる居酒屋のお客さんは、国の注意事項をしっかり守って、大人しく、楽しく、やってるよ。報道番組、ニュースが同じ情報(飲食店からクラスター)を1日に何度も流すから、飲食店が全て、クラスターを出してる様な印象が国中に。まるで洗脳してるみたいだ。これで飲食店が数多潰れたら、コロナ終息後、会社帰りに立ち寄る憩いの場所がなくなるよ。『1度潰したら、再開するなど大半が不可能』と叔父さんが。住職さんが度々法話で、京大の宮沢教授が『酒飲んで、大声出せば、危険。それがわからん奴は、とっとと感染しちまえ』と切迫してる医療従事者の気持ちを代弁して、と。経済回すには規律を守って、工夫して動くしかないでしょ」と。

【追伸】

10月の自殺者が2千人を超えたと。前年度比で男性21%、女性82%増加と。感染死亡数の何倍もの自殺者が。もう完全に本末転倒。過剰報道が洗脳の役目をして人の足(経済)を止めている。専門家以外の第三者が自論と憶測で1日中大騒ぎ。そりゃ、過度の不安を煽る事に。報道番組は少々、控えた方がいいと思うが。

【追伸】

一休宗純は他界前に「出来る限りの知識、知恵を絞り出し、それでも解決困難なる大徳寺存亡の危機の時に開けよ」と玉手箱を後世に。400年後、その危機が。遺言通り、七日七晩大般若経を読誦し、玉手箱を。すると中にあったは『心配するな。成るように成る』の一言が。皆、我に返って冷静に。人事を尽くして天命を待つ。

【追伸】

読者が「住職が以前、法話で『長野の善光寺の地下には戒壇院巡りが。真っ暗な洞窟、障害無しの平坦な道。が、人は目が見えずば、慎重に行動を。そこに誰かが、段差が、と悪ふざけの一言。で、大騒ぎ、ピタッと全員の足が止まる。バブル崩壊も、コロナ経済停止も、過剰報道が1つの要因かと』と。ほんと、そう思う」と。

昨年、11月末に高野山へ。別格本山大圓院様で祖父母、父母の永代供養をして頂いておりますので、年末には必ず御礼報謝で参拝を。供養法要では理趣経というお経が唱えられます。難解なお経ですが、まあ、簡単に言えば『縁は、好き嫌いをせず、まずは受け入れよ。それを超えた先に、本当の悟りが見えてくる』と。病いも、老いも、死も、当に、それにて。どの様に迎え入れ、超え、全うするかが大事かな。

【追伸】

空海(弘法大師)さんと言えば『いろは歌』が脳裏に。同じ平仮名を使わず、仏教的教えが含まれておる事より、お大師さんの作ではないか、と言われておりますが、作者不明が有力と。

いろはにほへと(色は匂えど)ちりぬるを(散りぬるを)

「花は咲き誇っても、いつかは散ってしまう」  『諸行無常』

わかよたれそ(我が世誰ぞ)つねならむ(常ならむ)

「私達もいつまでも生きられるわけではない」  『是生滅法』

うゐのおくやま(有為の奥山)けふこえて(今日越えて) 「苦しい人生を、今日越えて」

「迷い大き人生の苦しみを今日乗り超えて」  『生滅滅己』

あさきゆめみし(浅き夢見じ)よいもせす(酔ひもせず) 「迷いの夢から覚め、悟りを」

「儚い夢を見る事も、酔いしれる事もするまい」  『寂滅為楽』

当に、理趣教の教えが、この句の中に。因みに昨年は、弘法大師が醍醐天皇より『大師』の称号を頂いて、1100年目という事でした。「大師号」贈呈者は数多なれど、「大師は、弘法に奪われ」と。

【追伸】

高野山に上る前に和歌山の紀三井寺に参拝を。その山門では、閻魔大王石像がお出迎え。「向こうに逝ったら、この方に会うのかな」と、しみじみお姿を。会ったら、なんと言われるのかな、と想像を。「よう死んだ。やっと来たかい。待っておったぞ。まあ、ゆるりと浄土で過ごしてくれや」と、言われるか、それとも「よう死んだ。やっと来たな。待たせおってからに。じゃ、ぼちぼち、始めっか」と、言われるか。さて、皆さんは、どっち。

 今年も、いよいよ船出の時。恐らく順風満帆とはならないでしょうが「縁は異なもの味なもの」にて、工夫次第で様々な味に変化を。いかなる味(人生)にするかは、手を加える我が身次第にて。それでは、騒がず、急がず、不平を言わず、明るく、良い年となる様、踏ん張っていきましょう。              敬具



令和 3 年 1 月分 金剛寺住職(コロナウイルス関連)短文法話 【その10】

人間の欲に歯止めが効かなくなった時、天はそれなりの人物(その他)を下生させ、荒療治を成し、リセットを。戦国時代には、信長公を。第二次大戦では、ヒトラーを。14世紀には、ペスト(1億人死亡)を。1918年には、スペイン風邪(5000万人死亡)を。地球は人間だけの物といわんばかりに、圧倒的に多い他生物の命(生息領域)を軽視し、自然破壊を繰り返し続けた結果、生態系が崩れ、方々で天変地異が。『そうすれば、そうなる。そうなったのに、まだ、そうするか』を自身に問い掛け『分相応に生きる』を、見直す時期に。

下記は、読者の質問に応じた拙僧の返答集。コロナ発生初期から、移り変わっていく人の心情が鮮明に。自然災に限らず、人生においても考慮すべき質疑応答にて。今後の参考にしていただきますれば、と。

【令和2年4月中旬法話読者の質問に答えて】

他宗のご住職が「金剛寺さんでは、本堂で犬を走らせる檀家はおるかい」と。「以前は」「怒ったかね」「はい。『皆が皆、犬好きではない。アレルギーの人もおる。公私を弁えなさい』と。以来、本堂と納骨堂には注意書きを」「いちいち言わんとわからん人間、おるもんな。小言を言うも辛い。この度のコロナも。国は大変ばい」と。

【追伸、この会話に横から読者が】

読者が「世に『それは神のみぞ知る』なる言葉があるが、神はこの度の終息が見えてるかな、住職」と。「どうかな。この度ばかりは、神でも難しいかな。『人間の行動如何によっては、最短でこの時期までには終息を』と予想するも、これ程までに人間は、欲に歯止めが効かん様になっとるのか、と、呆れ返っているかもね」と。

【追試、別読者が横から】

別読者が「話は少し違いますが、自称霊媒師の『君の不運続きは7代前の先祖の祟り』なる指摘を信じる友人に『不運は君の生き方にあると思うが』と意見すると『お前に俺の何がわかるんだ。何も知らんくせに』と。『んっ、先祖もそれと同じ様な文句を、君に言ってると思うがな』と返すと、不機嫌になり沈黙した」と。

【追伸、この読者に拙僧】

この読者に「コロナ期に入って尚一層、他者に責任転嫁の人が目に付く様になったね。「俺がこうなったは、あいつのせい、こいつのせい、親のせい、国のせい」と。他者に責任転嫁は、その場だけは楽になるが、何の解決にも。人間は「追い込まれた時、腹を立てた時、見られていない時」の行動でその人の本性が浮き彫りに」と。

【追伸、別読者が】

読者が「この法話を読んで猛省です。欲を優先で動いてる人間は、欲が叶ってる内はいいが、1つでも叶わなかったら即、他者に『与えてくれん、認めてくれん』と責任転嫁を。欲は深ければ深いほど、叶わなかった場合の苦しみが大きくなるよね」と。「信仰界でも『現世利益』の意味を履き違え、我欲に走る者は多いよ」と。

【追伸、この法話を読んだ中学生男子が】

読者中学生が「度々家に来る僧侶が『この家は先祖の罪で全ての歯車が狂っとる』と、供養料なる名目で毎回、高額の布施を請求してくる。隣の部屋で聞いていて、俺の反抗は、自分の行いを棚に上げ、何でもかんでも先祖の責任にする親の態度に腹が立ってるだけで、そもそも先祖の罪って何やねん。俺達にどうしろと言うんや。住職さんが度々法話の中で『わが寺の宮大工棟梁は、94歳で今も尚、1週間に1度、2時間ほどバスに揺られ、お寺にやって来ては無償で修繕箇所の修復作業を。常々口にされているは、お寺の奉仕をさせてもらっているからかな、この歳になっても元気で体が動く。こんな世の中になっても、会社には次から次に仕事が。有難いもんじゃ、と、見返りを求める心、一切なし』と。これですよね。これが本当の信仰ですよね、住職さん」と。

【追伸、この会話を読んだ読者が】

別読者が「お寺に奉仕、神仏に帰依、先祖の供養など、やっぱり、ご加護ってあるんですね、住職」と。「拙僧が言うはおかしいが、さあ、あるのかな。だけど、目に見えない物に感謝して奉仕が出来る様な人は、どこを向いても、誰にでも、その様な心で対応を。そんな人は他者から信頼されて、可愛がられて、人生も充実を」と。

【令和2年4月中旬法話読者の質問に答えて】

74歳他界母親の枕経で子供達が「住職、親戚だけでも50人、全体では恐らく」と。「人望がね、お母さんは。が、会葬の希望者も義理、不義理の狭間で恐らく葛藤を。君らが『時期(コロナ)も時期、この度は家族葬で』と皆々に。親戚には『家族で1人代表を』と言えば皆、心が楽に。何より他界のお母さんが安堵を」と。

【追伸】

この母親の夫は14年前に他界。癌で余命半年の宣告を受けてより月に3度、21時にお寺へ。拙僧を見て「よし」と数秒で下山。訳を聞くと「あんたの顔を見たら元気が貰える。妻にお金を残してやらんと」と5年間仕事を。この母親、他界の数日前「不安はないよ。ただ、あの人(夫)、迎えに来るを、忘れてないやろうね」と。

【追伸】

更にこの母親、他界の数日前、子供達に「住職が『臨終後、数時間は耳が聞こえている。懐妊8ヶ月目には、赤子の耳は聞こえている。日本語を知らんから、赤子は何を話しているかは、理解は出来んが、母親の喜怒哀楽は全て赤子の心に。人間は耳から生まれ、耳が最後に死ぬ』と。私の死後、あなた達が私の枕元で、何を話すのか、今から楽しみだわ」と。こんな肝の据わった姿を見せられたら、子供も孫も、笑顔で送るしかないよね。

【令和2年4月中旬法話読者の質問に答えて】

高校講演で「野茂投手と清原選手の勝負は圧巻だった。球種は全て真っ直ぐの真っ向勝負。力と力のぶつかり合い。ホームランか三振。見ていて心が踊った。打たれても、打ち取られても、気分爽快だったろうな。何事も逃げずに一生懸命取り組んでいる人達は、どの分野であれ、この境地を味わう事が出来る。この事を胸に」と。

【追伸】

中高生達を対象の講演では時折「日本人選手の大リーグへの道を開いたは、間違いなく野茂英雄さんの功績。野茂さんが大リーグ行きを表明した時、この国の人達は『思い上がるな』と大バッシングを。が、1年目に結果を出すと、掌を返して『野茂、野茂』と応援に転換。人の評価などその程度。力を付ければ、人の口は止まる。昨年のラクビーも同じ。開催前と後では、選手達の評価に雲泥の差が」と。この度のコロナ対策も同じ。評価は、終息後に答が出る。今は何が正解か、わかってない状況。途中経過での批判は、良き情報まで失う事に」と。

【追伸】

東北大震災6年後、廃材問題で某議員に「日本には離島が5千以上。人の生活区域ではなく、何故そこに廃材を」と。「離島は船が横付け出来る港が」「6年もあれば、港も道路も造れたでしょ」と当時。現在日本には空家が900万戸、廃寺が2万以上。場所を熟考すれば、病院負担の削減も。後は、医師と看護師の数不足に目を。

【追伸】

高校生が「休校で報道番組を見る機会が。評論家は、誹謗中傷、講釈、揚げ足、が仕事、それも大事だとは。が、聞き苦しい。住職が『まだ、正解は出てない。正解があるなら既に終息しとる。人が動けば、必ず文句を言う者が出てくる。文句言われるが嫌なら政治家になるな、と角栄さんが』と。実働者はほんと、大変だね」と。

【追伸】

葬式で会葬者の爺様が「国の10万円の援助だが、TV番組で『私は貰わない』と大きな声で出演者が。貰わないなら、黙ってそうすればいいに。貰いたい人達に気を遣えよ。わしは貰うぞ。貰って、店舗維持の為に惣菜作って頑張ってる人達に使うんじゃ。常日頃、外食など殆どしないわしら夫婦だが、こんな時にこそ」と。

【追伸】

その会葬の爺様に「それは素晴らしい。自他共に益有りの考え方だね」と拙僧。「いやいや、別段偉い訳ではないよ。わしら年寄りは年金生活じゃろ。経済がどう転がろうと、収入に増減はない。現役世代の人達は大変。『貰った援助金を活かす方法はないかな』と考えたら、このくらいの事しか、頭に浮かばんかっただけじゃよ。仕事でも、何でもが言える事だが、出来る人間は、出来る為の工夫を探す。出来ない人間は、出来ない言い訳を探す。同じ時間をかけて探すなら、前向きの方向に目を向けりゃいいのに。日本人の悪い性質じゃ」と。

今年も早いもので、あと僅かとなりました。思えば今年は、大変な1年でございましたが、その大変な中でも、時間(世の中)は、刻一刻と、止まる事なく、流れ続けました。11月に入って、国内、国外で、大きな選挙が。下記の短文法話は、その選挙について、若者達が拙僧にぶつけてきた心情を羅列したものです。今年最後の法話となりましたが、結構、面白うございますので、一読を宜しくお願い申し上げます。

【大阪在住の若者が、大阪都構想選挙を終えて】

読者が「大阪都構想、また僅かの差で。住職は何が原因と考えますか」と。「世界の歴史で270年も鎖国した稀な国、70年前、米国に押し付けられた憲法を、未だに使っている不思議な国、それがわが国、日本。その憲法を押し付けた米国人が『まだ君らは、あれを使ってるのか』と呆れているとか。1度封鎖した心を開かせるは難しい国かな。日本は、島国だからね、悪い意味での保守が強い。野茂さんの米国挑戦がよい例。初め、国民は皆、猛非難。が、結果を出した途端、掌を返して『野茂、野茂』と大応援を。呆れ返って、物が言えん。最初に道を開いた人達、前例を作った人達は、どの道でも、大変だったと思う。日本の歴史を変えてきたは、諦めの悪い人達の踏ん張りのお陰。東京に変われる都市は、大阪しかないと思うが。新扉が開かんね、日本は」と。

【追伸】

この読者若者が「住職は、大阪都構想に賛成みたいですね」と。対し「東京は『地震、富士噴火の火山灰、テロ』と、機能停止になるリスクが数多。札幌、名古屋、福岡と第2首都の話は以前から。が、やはり、どう考えても大阪でしょ。東京経済壊滅は日本経済の壊滅に。絵空事ではないと思うが。テロに関しては、サリン撒かれたは、世界で日本だけ。この話は、大阪だけの問題ではないと思が。アメリカが『クシャミ』をしたら、日本は『風邪』をひく、と。この構図は、狭い日本の中でも。東京が『クシャミ』をしたら、地方は『風邪』を引く。今度のコロナでも同じ事が。東京の経済(都民の動き)が止まって、地方は結構、打撃を受けたやろ」と。

【追伸、大阪在住の別読者若者が】

別読者(大阪)が「大阪都構想選挙、この前も、今度も、僅差。日本が不得手のロビー活動不足だったかな。府民の中には『都にするメリットも、デメリットも見えん』と。同じ見えんのなら『旧態固辞より、夢ある政策を選択』とは、ならないのかな。この国は、空気が動くを、極端に嫌う傾向があるよね。これじゃ、憲法改正も、道州制も、国民投票に期待出来ないよね」と。対し拙僧、「明治維新では『龍馬、龍馬』というが、もし、山内容堂公が慶喜公に大政奉還の建白書を提示しなかったら、恐らく世の中が動く事は。龍馬さんは、将軍に会う事は出来ないからね。薩長連合を龍馬さんが成し遂げたと言うが、勝海舟さんが龍馬さんに『薩摩の西郷に会うて来い。大きく叩けば大きく、小さく叩けば小さく響く男だ。ここは1つ、大きく叩いてみてごらん』との進言がなければ、連合成立は果たして成立してただろうか。龍馬さんが考えた船中八策の内容を見ると『政治の頂点(引率者)には、〇〇〇を(文献参照)』との文言が。敢えて名前を入れず『〇〇〇』と記載を。この『〇〇〇』には『徳川慶喜公』と龍馬さんは考えられていたとの事。『徳川の力、衰えたり』とはいえ、一声の号令で、数多の人達を動かせる力を持つは、やはり『徳川』と、考えていたんではないかと思う。その考え方が暗殺をされる要因になったのではないか、と。龍馬さん、中岡さんが無血開城を望んだのも、その目論見があっての事かな。明治維新の動乱期、若獅子達が、もし諦めていたら、現在も、徳川の時代だったかも。諦めの悪い人達がいてくれたからこそ、日本にも夜明けが。『江戸時代が今日まで』は考え難いが、随分遅れていただろうね、日本の近代化は。リンカーンが『木を倒すのに8時間を与えられたら、私は最初の6時間を斧を研ぐのに時間を費やす』と。努力した者が必ず成功するとは限らない。世の中は全て弱肉強食。だが、努力しなければ、決して成功する事はない。維新の会は、この姿勢が不足だったかな。前も今度も、僅かの差で否決に。維新の会に諦めの悪い人、いるかな。いて欲しいよね、将来の子供達の為に。まあ、しかし、政界だけに限らず、宗教界でもそう、教育界でもそう、時代はどんどん変化してきておるのに、相変わらず、この国の根幹は、旧態堅固。あかんな」と。

【下記の短文法話は、番組『そこまで言って委員会』を見た方々が意見を拙僧に】

大阪の読者が「都構想否決の要因が『そこまで委員会』で少し明らかに。住職が度々『人間は現実を突き付けられて始めて本腰を。現実を突き付けられるまでは、所詮、他人事』と法話で。老人達は余生に新たな風は迷惑、と。若者達は維新のお陰で穏やかな大阪しか経験がない、と。国が抱える問題と同じ。国内外の周囲を取り巻く情勢に無頓着。この国の平和が、国民の問題意識の欠如を増進させている。この番組が松井市長に都構想を否定された気持ちを尋ねると『大阪府市民は、これでよし、の判断かと。この結果を受け入れます』と。対し司会者が『本心を言いなはれ。お前ら、勝手にさらせ、と言いたいんでっしゃろ』と。そうだと思う」と。

【追伸】

この大阪30代読者男性が「維新の会、を立ち上げた橋下徹さんの本当の狙いは『敵は本能寺にあり』だったでしょ」と。対し「そうだったよね。大阪都構想で府民に国民投票類似を経験させて、道州制、憲法改正の本丸にメスを入れるが、本来の狙いだったかと」「ほんと、この国の人達は島国にて、新しい事に踏み込む意識が欠けてるよね。『イノベーション(新発想)、イノベーション』と言う割には、何でもが『今が良けりゃ、それでよか』の方向に」「前にも言ったが『東京(米国)が、クシャミ、をしたら、地方(日本)は、風邪をひく』ことに。東京が何らかの理由で機能が停止したら、日本は。東京に変わる都市が必要だと思うけどな、この国は」と。

【追伸】

大阪在住別読者が「関西では神戸、大阪、京都を『三都』と評しているに、大阪は『都』となるを嫌うか。投票前に松井市長と吉村知事が『否定されたら、責任を取って退きます』と、もしくは『どうか、我々を信じて下さい』と必死に訴えていたら、1万数千票の差などは、ひっくり返っていたかも。『辞めてもらいたくない』と大阪府市民は思うでしょうから。大阪を住み良い街にしてくれた功労者(維新)ですからね、2人ともが」と。

【追伸】

大阪在住読者が「住職はこの都構想、ほんとに必要だと、思ってるんですね」と。「投稿が、度々だからでしょ。思ってますよ、心底から。東京と同等の都市は絶対必要。今は、何が起こるか、わからん世の中。米国の選挙が盛り上がるは、2大政党が充実してるから。張り合う物が有る、無しでは、進歩発展に大きな差が」と。

【追伸】

別大阪読者が「番組『そこまで委員会』で、都構想否定要因を分析してましたね。毎年10万人前後の大阪への転入者と若い世代は、昔の大阪を知らない、良い大阪しか知らない、と。投票直前に府市統合には、218億円掛かるとの報道が。やったな、否定派が。が、実は1千億円のコスト減のメリットが、と。加えて、反対派が府民に『わからなかったら、迷ったら、反対票を投じよ』と水面下で。それと投票用紙に、前回では記されてなかった『大阪市を廃止し』の文言があった事が、記入直前にそれを見た府民の心を、否定側に誘導したかな。維新は様々、戦略を間違えたんだと思う。正直過ぎたかな。真っ向勝負では、難しいですよね」と。

先日、仕事終了後に妻と、遅い昼食でスシローさんへ。が、注文しても、しても、品物が流れて来ない。おかしいな、と思って、隣席をチラッと見ると、お爺さんとお婆さんが、拙僧達の色の皿を悉く手に。可笑しくて、思わず吹き出しそうになった。食べたい品が偶々同じだったんだろうね。腹一杯になったのか、大きい声で店員さんを呼んでお会計を。タッチパネルが使えなかったんだね。将来,私達もそのように。

まもなく正月ですね。正月の三ヶ日とお盆の三ヶ日は、同じ意味合いにて。つまり、先祖の里帰りの日(期間)。『師走』の『師』は、坊主の事にて。『坊主が、走り回る』と。んっ、何のこっちゃ。正月様(歳徳神、各家の先祖の集合例霊)が帰って来られるから。「各々、お迎えする準備は整っておるか」と忙しく各、家々に。

 今年も、拙い法話にお付き合い頂きまして、有難うございました。どうか、よいお年をお迎えくださいませ。


令和 2 年 12 月分 金剛寺住職(コロナウイルス関連)短文法話 【その9】

人間の欲に歯止めが効かなくなった時、天はそれなりの人物(その他)を下生させ、荒療治を成し、リセットを。戦国時代には、信長公を。第二次大戦では、ヒトラーを。14世紀には、ペスト(1億人死亡)を。1918年には、スペイン風邪(5000万人死亡)を。地球は人間だけの物といわんばかりに、圧倒的に多い他生物の命(生息領域)を軽視し、自然破壊を繰り返し続けた結果、生態系が崩れ、方々で天変地異が。『そうすれば、そうなる。そうなったのに、まだ、そうするか』を自身に問い掛け『分相応に生きる』を見直す時期かと。

下記は、読者の質問に応じた拙僧の返答集。コロナ発生初期から、移り変わっていく人の心情が鮮明に。自然災に限らず、人生においても考慮すべき質疑応答にて。今後の参考にしていただきますれば、と。

【令和2年4月中旬法話読者の質問に答えて】

50代檀家が「住職が度々法話で『何の努力もせず、自分の都合だけを主張し、人を頼ってばかりいる者を、人は決して助けてはくれない』と。『国は、私達に何をしてくれるんだ』と昨日まで不満を。が、先日の法話を読んで『俺はこれまで国に何を貢献してきたんだろ。今、何をすれば国に貢献出来るんだろ』と毎日家で」と。

【追伸】

更に、この男性が「浪費家の私に住職が『人生は、一寸先は闇。明日、何が起こるか、誰にもわからん。貯蓄をせにゃ、お金は大事ばい。月1万の貯蓄で年に12万、10年で120万。月に2万だと10年で240万。人間は自分がしてきた事だけが結果。イソップ童話の『アリとキリギリスだよ』と何度も、何度も私に住職が。対し、聞く耳持たず、贅沢三昧やってきた上に、こうなったら国に『金出せ』と。先日の住職ツイッター法話で『国のトップの舵取りは難しい。今の国民を助けるも大事だが、国の行末も考慮せにゃならん。財政(有限)は、使えば底をつく。同盟国は、このコロナ対策で何百兆も。コロナ終息後は、自国を守る事で他国まで手が回らん。既に、隣国はそれ(覇権争い)を踏まえて各国に恩を売って回りよる。財政なくば、国は守れん。過去の歴史がそれを証明しとる』と。私は自分の都合だけ言っておれば済むが、国のトップは方々に目を。住職が度々法話で『文句を言うだけなら、3歳の子供でも言える。自分が気に食わんと思う事を、口に出せばいいだけだからね』と。折角、コロナが足を止めてくれたんだから、この際、人生を考え直してみようかと思う」と。

【追伸、別檀家男性が】

今朝メールで「昨日放送の吉祥寺、見ましたか。日頃と変わらん賑わい。自分が感染するまで、所詮『対岸の火事』なんだろうか。ビールスは蚊やハエみたいに自由に飛んでは行かん。その場で待ち構えて襲ってくる。行き着くところまで行かんと、国民はわからんのかな。人の振り見て今、自分のこれまでを猛省してます」と。

【追伸】

別の法話読者から「吉祥寺、凄いね。何故、するなと言われる事をするのかな」と。「日本は平和過ぎて、危機管理意識が著しく乏しい。感染初期国でありながら他国に比べ、そう拡大は。これで舐めた結果が、今の現状に。現在も感染7000人超えても死者150人。これで国民はまた舐めて。国は強く出た方がいいかもね」と。

【追伸】

育て親(母不在)の婆様は、常々拙僧に「恩は着る物、着せる物ではない。恩は間違いなく苦悩時代に受けている。その恩を覚えている間は、それが歯止めとなって。が、忘れた途端に同じ過ちを。暴飲暴食による病気も同じ。口養生が出来ない人間は、どんな名医に掛かっても。現状の大半は、自分がしてきた事の結果だよ」と。

【令和2年4月中旬法話読者の質問に答えて】

散々コロナを軽視、街を徘徊の知人男性が心当たりの症状に。途端に震え上がった。「拙僧の好きな俳句に『浜までは、海女も蓑(みの)着る、時雨かな』が。海に入れば、濡れるは承知。なれど、道中雨に濡れて体調を崩せば、本業に支障が。成功する人間の大半は臆病者。君子危うきに近寄らず、だよ。陰性でよかったね」と。

【追伸】

ご主人の他界後、1人で細々と仕立屋をやってる檀家85歳女性が電話で「お得意さんに手作りのマスクが余ったので渡したら、見知らぬ50代男性が大量のサラシを持ってきて『マスクを作れ』と強要。断ったら『お前だけ助かればいいんか』と怒鳴って帰った。どうも売る事が目的みたいだった。何か、哀しい」と涙声で。

【追伸】

馬の名手で名の通っていた家康公だが、川を渡る時には、必ず下馬していたという。もし、落馬をしたら、今後に差し障りが、と。その状況を砦から見ていた敵兵達が「なんだ。噂ほどでもないな、家康は。何が馬の名手だ」と笑ったのに対し、敵の大将は「家康、侮れん」と。能(力)ある鷹は爪を隠すもの。能(力)がないから強がって、あちらこちらに爪を剥き出して、威嚇を。亭主関白といわれる人に、この手の人間が多いかな。

【追伸】

休校在宅の小学生男子が「住職さん、クイズや。コロナでも止められん物って、何だ」と。「先ず、時間だな。君達子供の成長も。人間の自分勝手も、かな」「ほう、他には」と。「んんっ、何があるかな」「父ちゃん、母ちゃんの夫婦喧嘩。コロナで少しは労り合うかな、と期待を。が、以前と同じ」と。「駄目だこりゃ、だな」と。

【追伸、この話は第1波ピークの頃】

医師、看護師がいなきゃ、そこに病院があっても、何の役にも。今、次々に医療従事者が感染でリタイヤを。彼らに対し、私達国民が出来る協力は、極力人混みの中へ行く自分を止める事だけ。他者の足まで止めよ、とは言わん。せめて自分の足ぐらい。もう既に、マンパワー(医師、看護師)は不足の状態に。医療崩壊は目の前。

【令和2年4月中旬法話読者の質問に答えて】

檀家が「横浜市の保育園だが、市が『保護者に知らせず、保育継続を指示』と。住職が時折法話で『人間が嘘を付くは、自分を守る為』と。保育園が風評被害、差別を恐がって隠そうとしたのならわかるが、市がどうして」と。「何にせよ、この国は急いで『嘘を付く、隠す必要のない国内環境改善』を。人災は感染拡大要因」と。

【追伸】

医師会が国に医師、看護師の増員要求。引退された医師、看護師がどれほど手を上げてくれるか、と。このコロナ以前から、医師、看護師の重労働に対し、増員を求めてきたを、何が絡んでの事かは知らないが、今日までほったらかしてきた国の責任は大きい。このコロナは、様々な問題を浮き彫りにしてくれた。終息後は改善に目を向けるのかな、喉元過ぎたら熱さを忘れるのかな。取り敢えず、国民から『差別する心』を無くす事が先決。コロナに感染したら『悪』の様な風潮。皆、リスクは同じ。偶々感染した人を,偶々感染してない人が、差別はあかん。この差別風潮がある限り、人は自分を守る為に、嘘を付き、隠す方向に。さすれば、感染拡大に。

【追伸】

読者が「立憲民主党のT議員、この国難時に風俗に行って除籍。日頃なら『また、やったか、国会議員』と興味も起きないが、能天気もここまできたら天晴れ。誰でも出来る事じゃないよ、この非常時期に。なあ、住職。近頃、笑う事を忘れ掛けていたからね。不謹慎な事を言って申し訳ないが、久々に腹の底から笑ったよ」と。

【追伸】

檀家から「T代議士だが、若く見えるけど50歳だって。東大卒だって。住職が時々言われる『この子は勉強だけは出来るんだが』の典型だね。辛いね、他の東大出身達は。これが自民党だったら野党は大騒ぎだよ。蓮舫さんの声が聞きたいね。世界もこの報道、久々に腹を抱えて笑ったろうね。日本はやはり、平和な国だわ」と。

【追伸】

この檀家さん、更に「でもね、住職。このT議員さん。エリート街道を歩んできて、これ一発で全てがボロボロに。人の口に戸は立たんし、SNSの時代だし、この手の前例も、これまで山ほど。何故、こんな馬鹿な事をしたのかな。『このくらいならいいだろう。俺1人くらいならいいだろう』が、取り返しの付かぬ事に。私達にとっても、良き教訓。人間は現実を突き付けられて、初めて、我に返る事が。他人事では、ないですよね」と。

令和 2 年 11 月分 金剛寺住職(コロナウイルス関連)短文法話 【その8】

人間の欲に歯止めが効かなくなった時、天はそれなりの人物(その他)を下生させ、荒療治を成し、リセットを。戦国時代には、信長公を。第二次大戦では、ヒトラーを。14世紀には、ペスト(1億人死亡)を。1918年には、スペイン風邪(5000万人死亡)を。地球は人間だけの物といわんばかりに、圧倒的に多い他生物の命(生息領域)を軽視し、自然破壊を繰り返し続けた結果、生態系が崩れ、方々で天変地異が。『そうすれば、そうなる。そうなったのに、まだ、そうするか』を自身に問い掛け『分相応に生きる』を、見直す時期に。

下記は、読者の質問に応じた拙僧の返答集。コロナ発生初期から、移り変わっていく人の心情が鮮明に。自然災に限らず、人生においても考慮すべき質疑応答にて。今後の参考にしていただきますれば、と。

【4月上旬法話読者の質問に答えて】

読者が「住職、7日に日本維新代表の松井さんが「緊急事態宣言遅い」と噛み付く野党に「コロナ対策急務の2月に桜、森友問題で貴重な時間を。暫く閉じこもって、出てくるな」と。あの『キャンキャン声』には、嫌気が刺してたんで、スキッとして免疫上がった」と。「そうね。何でもいいから、皆、免疫を上げよう」と。

【追伸】

コロナの影響で家庭内では、子供や奥さん、弱い者への暴力があちこちで起こっていると。ストレス解消法はそれぞれが見つけ出すしかない。自己主張や自分なりの正論を押し付け過ぎると、自ずと優しさが欠けてくる。気を付けよう。人は興奮したら、声のトーンが上がり、早口に。それに気付くも、喧嘩を避けれる手立てにて。

【追伸】

緊急事態宣言後、拙僧の耳には「住職が『人は追い込まれた時、腹を立てた時、人に見られてない時、自分に振り掛かってきた時、その人の本性が出る』と。本当だ、と。幻滅した人、新たな魅力を感じた人。コロナ終息後、夫婦関係を含め、人間関係に変化が起きそう。格差が出るは経済だけでは。人間性の格差も」と方々から。

【4月中旬法話読者の質問に答えて】

納骨堂へ参拝の檀家婆様が「お寺の藤の花や桜が綺麗だね。鶯も小気味良く鳴いとるわ。人間が慌てふためいている姿を気にも止めず、犬も猫も、多生物も、日頃と何ら変わらぬ日常を過ごしよる。当に『奢れる者は久しからず』だわ。当たり前の事や平凡が、どれ程に有難かったかを人類は今、心底思い知らされてるよな」と。

【追伸】

中学校の講演で生徒達に「蚤(ノミ)の夫が、息を切らしながら、血相を変えて家の中へ逃げ帰ってきた。『覚えてやがれ。人間に生まれ変わったら奴を見つけ出して、今度は俺が踏み潰してやる』と。すると蚤の奥様が『なら、あんたはこの度、仕返しをされただけじゃないの』と。さて、この話、君達はどの様に読み取るね」と。

【追伸】

檀家の婆様が「ねえ、住職や。懸命にワクチンを製造してる方々、最も危険な場所で勤務してる医療従事者、食料、その他を運搬してくれてる方々、心身を酷使して。理不尽な文句や誹謗中傷、その家族までもが差別を受けながら、どんな思いで毎日その役目を。どれが止まっても、命に関わる事なのに。皆、自分勝手だね」と溜息を。その婆様が「米国が『医療従事者は兵士にて、特別手当を支給』と。露国も『医師に12万、看護師に7万』と。『いやいやプーチンさんや、同じ危険勤務。そこは同額に』と思わず突っ込んでしまった。で、日本は。それと報道番組だが、テンパってんのかな。コメンテーターの声のトーンが高い。頭にキンキンするわい」と。

【追伸】

上記の婆様に孫が「国の対応が遅い」と文句を。対し婆様が「登山は疲れると楽しくないんだとよ。だから疲れない為に体力を付けるんだと」「どういう事」「コロナ疲れにならん工夫をせいや」「どうするの」「自分で考えろ。今、医師が出来るは、診断と緩和。国が出来るは、援助と感染防止情報。何でもかんでも国に頼るな」と。

【4月中旬法話読者の質問に答えて】

法要で集まった小学生達に「東京五輪は延期になったが、イベント会場の三密を避ける為の便所渋滞解消方法、何か名案はあるかな」と問うと、1人の男の子が「鏡を撤去すればいいと思うよ」と。「ほう、何故、そう思ったの」と更に問うと「顔を見る鏡がなければ、すぐその場から立ち去るから」と。「君は、凄いな」「お父さんから『男が長々と鏡を見るもんじゃない』と怒られた事が」と。子供の吸収能力、応用能力は凄いですよね。

【追伸】

女性読者が「一瞬、『便所と化粧室を別個に用意すればいいやんか』と思いましたが、『居座る時間を短縮』が目的の鏡の排除案ですもんね、この小学生のアイデアは。五輪とはいわず、たった今からでもイベントには使える方策かと。昔、コンビニの前で屯する若者排除に高音波を使用した事が。色々と策がありそうですね」と。

【4月中旬法話読者の質問に答えて】

読者が「感染者が7千を超えても死者150人。この他国が言う『不思議日本』が国民の危機意識を。爆発感染しないは、BCG接種、既に免疫、が理由かも、と。どう思う、住職」と。「食生活も影響との話も。納豆、発酵物(味噌、漬物)、所謂、日本食は免疫を上げると。が、全ては憶測。正解が出るまでは自重を、だよ」と。

【追伸】

上記読者に答えて「一昨日、ローマ法王が額を地面に押し当てて、終息を祈られている姿が報道番組で。如何に尊いお方が必死に祈られても、当事者である私達が、好き放題、やりたい放題では。嘗て、わが寺の檀家男性が主治医に『酒、煙草、暴飲暴食、止める気はない。あんたは、俺の体を治してくれれば、それでいいんだ』と言って『何の努力もせず、病気だけ治せ、だと、わしにいったい何を期待しとるんだ』と怒られてたな。信仰界でも同じ。現世利益をはき違え、神仏に願えば何でも叶うと勘違いしている者が。何度でも言いますが、現在、医師が出来るは、診断と緩和。国が出来るは、援助と情報提供、のみ。それを自覚して自分の命は自分で。

【4月中旬法話読者の質問に答えて】

電話相談で「父と兄が続けて咽頭癌に。更に、2人共が肺炎に。知人が、『貴方の家、祟られてるんだよ。お祓いしてもらいなさい』と言うので、今日ここに来ました」と拙僧のお寺に。聞くと、2人共が大酒飲み、喫煙。気管切開から菌が入り肺炎になったと。相談者に「通常の流れですよ。昨今は2人に1人が癌。なら日本国中、祟りだらけ、ですばい。お祓いよりも治療に専念しなっせ。30年前に福岡三池炭鉱の爆発で両足を失った父親を持つ息子さんが、電話相談で拙僧に『私の菩提寺で父親の病気全快の祈願を長年してますが、これって、意味があるんですか』と。『病気全快の祈願は、ただ単に病気が治るを、祈願じゃないよ。それを願ったとて、足がにょきにょきと出てくる訳ではない。心安らかに、人生を全う出来るを願うも、病気全快の祈願だよ。貴方の菩提寺のご住職は、そういう心で祈願を受けられてるんじゃないのかな』と。この話、参考になりますか」と。

【4月中旬法話読者の質問に答えて】

中学講演で「今からクイズを出す。1889年フランス革命から100年記念の第4回パリ万博で、エッフェル塔の建設があった。『景観を崩す』と詩人モーパッサンが、先頭に立って猛反対を。が、完成後に彼は、頻繁に塔の展望レストランへ。何故だと思いますか」と問うと、1人の男の子が「唯一、そこが塔を見らずに済む場所だから、じゃないかな。でも、嫌いっ放しじゃなかったと思う」と。この男の子に「君は何故、そう思ったの」と問うと「展望レストランでしょ。パリが一望出来るじゃん。本当に嫌いなら、当時、エレベーターは、多額のお金が掛かったと聞いてたし、階段を使えば1700段以上、そんな辛い思いをしてまで上るなんて人、いないよ」と。「君、えろう詳しいな」「自慢してもいいですか。1年間、お父さんの仕事でパリに住んでました」と。因みに、東京タワーは、エッフェル塔に張り合って、9メートル高く(333M)作ったとの事。まあ、何にせよ、否定から入ったら、得るものは、少なくなりますよね。まずは、認める事が大事かな。

令和 2 年 11 月分 金剛寺住職(コロナウイルス関連)短文法話 【その8】

人間の欲に歯止めが効かなくなった時、天はそれなりの人物(その他)を下生させ、荒療治を成し、リセットを。戦国時代には、信長公を。第二次大戦では、ヒトラーを。14世紀には、ペスト(1億人死亡)を。1918年には、スペイン風邪(5000万人死亡)を。地球は人間だけの物といわんばかりに、圧倒的に多い他生物の命(生息領域)を軽視し、自然破壊を繰り返し続けた結果、生態系が崩れ、方々で天変地異が。『そうすれば、そうなる。そうなったのに、まだ、そうするか』を自身に問い掛け『分相応に生きる』を、見直す時期に。

下記は、読者の質問に応じた拙僧の返答集。コロナ発生初期から、移り変わっていく人の心情が鮮明に。自然災に限らず、人生においても考慮すべき質疑応答にて。今後の参考にしていただきますれば、と。

【4月上旬法話読者の質問に答えて】

読者が「住職、7日に日本維新代表の松井さんが「緊急事態宣言遅い」と噛み付く野党に「コロナ対策急務の2月に桜、森友問題で貴重な時間を。暫く閉じこもって、出てくるな」と。あの『キャンキャン声』には、嫌気が刺してたんで、スキッとして免疫上がった」と。「そうね。何でもいいから、皆、免疫を上げよう」と。

【追伸】

コロナの影響で家庭内では、子供や奥さん、弱い者への暴力があちこちで起こっていると。ストレス解消法はそれぞれが見つけ出すしかない。自己主張や自分なりの正論を押し付け過ぎると、自ずと優しさが欠けてくる。気を付けよう。人は興奮したら、声のトーンが上がり、早口に。それに気付くも、喧嘩を避けれる手立てにて。

【追伸】

緊急事態宣言後、拙僧の耳には「住職が『人は追い込まれた時、腹を立てた時、人に見られてない時、自分に振り掛かってきた時、その人の本性が出る』と。本当だ、と。幻滅した人、新たな魅力を感じた人。コロナ終息後、夫婦関係を含め、人間関係に変化が起きそう。格差が出るは経済だけでは。人間性の格差も」と方々から。

【4月中旬法話読者の質問に答えて】

納骨堂へ参拝の檀家婆様が「お寺の藤の花や桜が綺麗だね。鶯も小気味良く鳴いとるわ。人間が慌てふためいている姿を気にも止めず、犬も猫も、多生物も、日頃と何ら変わらぬ日常を過ごしよる。当に『奢れる者は久しからず』だわ。当たり前の事や平凡が、どれ程に有難かったかを人類は今、心底思い知らされてるよな」と。

【追伸】

中学校の講演で生徒達に「蚤(ノミ)の夫が、息を切らしながら、血相を変えて家の中へ逃げ帰ってきた。『覚えてやがれ。人間に生まれ変わったら奴を見つけ出して、今度は俺が踏み潰してやる』と。すると蚤の奥様が『なら、あんたはこの度、仕返しをされただけじゃないの』と。さて、この話、君達はどの様に読み取るね」と。

【追伸】

檀家の婆様が「ねえ、住職や。懸命にワクチンを製造してる方々、最も危険な場所で勤務してる医療従事者、食料、その他を運搬してくれてる方々、心身を酷使して。理不尽な文句や誹謗中傷、その家族までもが差別を受けながら、どんな思いで毎日その役目を。どれが止まっても、命に関わる事なのに。皆、自分勝手だね」と溜息を。その婆様が「米国が『医療従事者は兵士にて、特別手当を支給』と。露国も『医師に12万、看護師に7万』と。『いやいやプーチンさんや、同じ危険勤務。そこは同額に』と思わず突っ込んでしまった。で、日本は。それと報道番組だが、テンパってんのかな。コメンテーターの声のトーンが高い。頭にキンキンするわい」と。

【追伸】

上記の婆様に孫が「国の対応が遅い」と文句を。対し婆様が「登山は疲れると楽しくないんだとよ。だから疲れない為に体力を付けるんだと」「どういう事」「コロナ疲れにならん工夫をせいや」「どうするの」「自分で考えろ。今、医師が出来るは、診断と緩和。国が出来るは、援助と感染防止情報。何でもかんでも国に頼るな」と。

【4月中旬法話読者の質問に答えて】

法要で集まった小学生達に「東京五輪は延期になったが、イベント会場の三密を避ける為の便所渋滞解消方法、何か名案はあるかな」と問うと、1人の男の子が「鏡を撤去すればいいと思うよ」と。「ほう、何故、そう思ったの」と更に問うと「顔を見る鏡がなければ、すぐその場から立ち去るから」と。「君は、凄いな」「お父さんから『男が長々と鏡を見るもんじゃない』と怒られた事が」と。子供の吸収能力、応用能力は凄いですよね。

【追伸】

女性読者が「一瞬、『便所と化粧室を別個に用意すればいいやんか』と思いましたが、『居座る時間を短縮』が目的の鏡の排除案ですもんね、この小学生のアイデアは。五輪とはいわず、たった今からでもイベントには使える方策かと。昔、コンビニの前で屯する若者排除に高音波を使用した事が。色々と策がありそうですね」と。

【4月中旬法話読者の質問に答えて】

読者が「感染者が7千を超えても死者150人。この他国が言う『不思議日本』が国民の危機意識を。爆発感染しないは、BCG接種、既に免疫、が理由かも、と。どう思う、住職」と。「食生活も影響との話も。納豆、発酵物(味噌、漬物)、所謂、日本食は免疫を上げると。が、全ては憶測。正解が出るまでは自重を、だよ」と。

【追伸】

上記読者に答えて「一昨日、ローマ法王が額を地面に押し当てて、終息を祈られている姿が報道番組で。如何に尊いお方が必死に祈られても、当事者である私達が、好き放題、やりたい放題では。嘗て、わが寺の檀家男性が主治医に『酒、煙草、暴飲暴食、止める気はない。あんたは、俺の体を治してくれれば、それでいいんだ』と言って『何の努力もせず、病気だけ治せ、だと、わしにいったい何を期待しとるんだ』と怒られてたな。信仰界でも同じ。現世利益をはき違え、神仏に願えば何でも叶うと勘違いしている者が。何度でも言いますが、現在、医師が出来るは、診断と緩和。国が出来るは、援助と情報提供、のみ。それを自覚して自分の命は自分で。

【4月中旬法話読者の質問に答えて】

電話相談で「父と兄が続けて咽頭癌に。更に、2人共が肺炎に。知人が、『貴方の家、祟られてるんだよ。お祓いしてもらいなさい』と言うので、今日ここに来ました」と拙僧のお寺に。聞くと、2人共が大酒飲み、喫煙。気管切開から菌が入り肺炎になったと。相談者に「通常の流れですよ。昨今は2人に1人が癌。なら日本国中、祟りだらけ、ですばい。お祓いよりも治療に専念しなっせ。30年前に福岡三池炭鉱の爆発で両足を失った父親を持つ息子さんが、電話相談で拙僧に『私の菩提寺で父親の病気全快の祈願を長年してますが、これって、意味があるんですか』と。『病気全快の祈願は、ただ単に病気が治るを、祈願じゃないよ。それを願ったとて、足がにょきにょきと出てくる訳ではない。心安らかに、人生を全う出来るを願うも、病気全快の祈願だよ。貴方の菩提寺のご住職は、そういう心で祈願を受けられてるんじゃないのかな』と。この話、参考になりますか」と。

【4月中旬法話読者の質問に答えて】

中学講演で「今からクイズを出す。1889年フランス革命から100年記念の第4回パリ万博で、エッフェル塔の建設があった。『景観を崩す』と詩人モーパッサンが、先頭に立って猛反対を。が、完成後に彼は、頻繁に塔の展望レストランへ。何故だと思いますか」と問うと、1人の男の子が「唯一、そこが塔を見らずに済む場所だから、じゃないかな。でも、嫌いっ放しじゃなかったと思う」と。この男の子に「君は何故、そう思ったの」と問うと「展望レストランでしょ。パリが一望出来るじゃん。本当に嫌いなら、当時、エレベーターは、多額のお金が掛かったと聞いてたし、階段を使えば1700段以上、そんな辛い思いをしてまで上るなんて人、いないよ」と。「君、えろう詳しいな」「自慢してもいいですか。1年間、お父さんの仕事でパリに住んでました」と。因みに、東京タワーは、エッフェル塔に張り合って、9メートル高く(333M)作ったとの事。まあ、何にせよ、否定から入ったら、得るものは、少なくなりますよね。まずは、認める事が大事かな。

令和 2 年 11 月分 金剛寺住職(コロナウイルス関連)短文法話 【その8】

人間の欲に歯止めが効かなくなった時、天はそれなりの人物(その他)を下生させ、荒療治を成し、リセットを。戦国時代には、信長公を。第二次大戦では、ヒトラーを。14世紀には、ペスト(1億人死亡)を。1918年には、スペイン風邪(5000万人死亡)を。地球は人間だけの物といわんばかりに、圧倒的に多い他生物の命(生息領域)を軽視し、自然破壊を繰り返し続けた結果、生態系が崩れ、方々で天変地異が。『そうすれば、そうなる。そうなったのに、まだ、そうするか』を自身に問い掛け『分相応に生きる』を、見直す時期に。

下記は、読者の質問に応じた拙僧の返答集。コロナ発生初期から、移り変わっていく人の心情が鮮明に。自然災に限らず、人生においても考慮すべき質疑応答にて。今後の参考にしていただきますれば、と。

【4月上旬法話読者の質問に答えて】

読者が「住職、7日に日本維新代表の松井さんが「緊急事態宣言遅い」と噛み付く野党に「コロナ対策急務の2月に桜、森友問題で貴重な時間を。暫く閉じこもって、出てくるな」と。あの『キャンキャン声』には、嫌気が刺してたんで、スキッとして免疫上がった」と。「そうね。何でもいいから、皆、免疫を上げよう」と。

【追伸】

コロナの影響で家庭内では、子供や奥さん、弱い者への暴力があちこちで起こっていると。ストレス解消法はそれぞれが見つけ出すしかない。自己主張や自分なりの正論を押し付け過ぎると、自ずと優しさが欠けてくる。気を付けよう。人は興奮したら、声のトーンが上がり、早口に。それに気付くも、喧嘩を避けれる手立てにて。

【追伸】

緊急事態宣言後、拙僧の耳には「住職が『人は追い込まれた時、腹を立てた時、人に見られてない時、自分に振り掛かってきた時、その人の本性が出る』と。本当だ、と。幻滅した人、新たな魅力を感じた人。コロナ終息後、夫婦関係を含め、人間関係に変化が起きそう。格差が出るは経済だけでは。人間性の格差も」と方々から。

【4月中旬法話読者の質問に答えて】

納骨堂へ参拝の檀家婆様が「お寺の藤の花や桜が綺麗だね。鶯も小気味良く鳴いとるわ。人間が慌てふためいている姿を気にも止めず、犬も猫も、多生物も、日頃と何ら変わらぬ日常を過ごしよる。当に『奢れる者は久しからず』だわ。当たり前の事や平凡が、どれ程に有難かったかを人類は今、心底思い知らされてるよな」と。

【追伸】

中学校の講演で生徒達に「蚤(ノミ)の夫が、息を切らしながら、血相を変えて家の中へ逃げ帰ってきた。『覚えてやがれ。人間に生まれ変わったら奴を見つけ出して、今度は俺が踏み潰してやる』と。すると蚤の奥様が『なら、あんたはこの度、仕返しをされただけじゃないの』と。さて、この話、君達はどの様に読み取るね」と。

【追伸】

檀家の婆様が「ねえ、住職や。懸命にワクチンを製造してる方々、最も危険な場所で勤務してる医療従事者、食料、その他を運搬してくれてる方々、心身を酷使して。理不尽な文句や誹謗中傷、その家族までもが差別を受けながら、どんな思いで毎日その役目を。どれが止まっても、命に関わる事なのに。皆、自分勝手だね」と溜息を。その婆様が「米国が『医療従事者は兵士にて、特別手当を支給』と。露国も『医師に12万、看護師に7万』と。『いやいやプーチンさんや、同じ危険勤務。そこは同額に』と思わず突っ込んでしまった。で、日本は。それと報道番組だが、テンパってんのかな。コメンテーターの声のトーンが高い。頭にキンキンするわい」と。

【追伸】

上記の婆様に孫が「国の対応が遅い」と文句を。対し婆様が「登山は疲れると楽しくないんだとよ。だから疲れない為に体力を付けるんだと」「どういう事」「コロナ疲れにならん工夫をせいや」「どうするの」「自分で考えろ。今、医師が出来るは、診断と緩和。国が出来るは、援助と感染防止情報。何でもかんでも国に頼るな」と。

【4月中旬法話読者の質問に答えて】

法要で集まった小学生達に「東京五輪は延期になったが、イベント会場の三密を避ける為の便所渋滞解消方法、何か名案はあるかな」と問うと、1人の男の子が「鏡を撤去すればいいと思うよ」と。「ほう、何故、そう思ったの」と更に問うと「顔を見る鏡がなければ、すぐその場から立ち去るから」と。「君は、凄いな」「お父さんから『男が長々と鏡を見るもんじゃない』と怒られた事が」と。子供の吸収能力、応用能力は凄いですよね。

【追伸】

女性読者が「一瞬、『便所と化粧室を別個に用意すればいいやんか』と思いましたが、『居座る時間を短縮』が目的の鏡の排除案ですもんね、この小学生のアイデアは。五輪とはいわず、たった今からでもイベントには使える方策かと。昔、コンビニの前で屯する若者排除に高音波を使用した事が。色々と策がありそうですね」と。

【4月中旬法話読者の質問に答えて】

読者が「感染者が7千を超えても死者150人。この他国が言う『不思議日本』が国民の危機意識を。爆発感染しないは、BCG接種、既に免疫、が理由かも、と。どう思う、住職」と。「食生活も影響との話も。納豆、発酵物(味噌、漬物)、所謂、日本食は免疫を上げると。が、全ては憶測。正解が出るまでは自重を、だよ」と。

【追伸】

上記読者に答えて「一昨日、ローマ法王が額を地面に押し当てて、終息を祈られている姿が報道番組で。如何に尊いお方が必死に祈られても、当事者である私達が、好き放題、やりたい放題では。嘗て、わが寺の檀家男性が主治医に『酒、煙草、暴飲暴食、止める気はない。あんたは、俺の体を治してくれれば、それでいいんだ』と言って『何の努力もせず、病気だけ治せ、だと、わしにいったい何を期待しとるんだ』と怒られてたな。信仰界でも同じ。現世利益をはき違え、神仏に願えば何でも叶うと勘違いしている者が。何度でも言いますが、現在、医師が出来るは、診断と緩和。国が出来るは、援助と情報提供、のみ。それを自覚して自分の命は自分で。

【4月中旬法話読者の質問に答えて】

電話相談で「父と兄が続けて咽頭癌に。更に、2人共が肺炎に。知人が、『貴方の家、祟られてるんだよ。お祓いしてもらいなさい』と言うので、今日ここに来ました」と拙僧のお寺に。聞くと、2人共が大酒飲み、喫煙。気管切開から菌が入り肺炎になったと。相談者に「通常の流れですよ。昨今は2人に1人が癌。なら日本国中、祟りだらけ、ですばい。お祓いよりも治療に専念しなっせ。30年前に福岡三池炭鉱の爆発で両足を失った父親を持つ息子さんが、電話相談で拙僧に『私の菩提寺で父親の病気全快の祈願を長年してますが、これって、意味があるんですか』と。『病気全快の祈願は、ただ単に病気が治るを、祈願じゃないよ。それを願ったとて、足がにょきにょきと出てくる訳ではない。心安らかに、人生を全う出来るを願うも、病気全快の祈願だよ。貴方の菩提寺のご住職は、そういう心で祈願を受けられてるんじゃないのかな』と。この話、参考になりますか」と。

【4月中旬法話読者の質問に答えて】

中学講演で「今からクイズを出す。1889年フランス革命から100年記念の第4回パリ万博で、エッフェル塔の建設があった。『景観を崩す』と詩人モーパッサンが、先頭に立って猛反対を。が、完成後に彼は、頻繁に塔の展望レストランへ。何故だと思いますか」と問うと、1人の男の子が「唯一、そこが塔を見らずに済む場所だから、じゃないかな。でも、嫌いっ放しじゃなかったと思う」と。この男の子に「君は何故、そう思ったの」と問うと「展望レストランでしょ。パリが一望出来るじゃん。本当に嫌いなら、当時、エレベーターは、多額のお金が掛かったと聞いてたし、階段を使えば1700段以上、そんな辛い思いをしてまで上るなんて人、いないよ」と。「君、えろう詳しいな」「自慢してもいいですか。1年間、お父さんの仕事でパリに住んでました」と。因みに、東京タワーは、エッフェル塔に張り合って、9メートル高く(333M)作ったとの事。まあ、何にせよ、否定から入ったら、得るものは、少なくなりますよね。まずは、認める事が大事かな。

令和 2 年 11 月分 金剛寺住職(コロナウイルス関連)短文法話 【その8】

人間の欲に歯止めが効かなくなった時、天はそれなりの人物(その他)を下生させ、荒療治を成し、リセットを。戦国時代には、信長公を。第二次大戦では、ヒトラーを。14世紀には、ペスト(1億人死亡)を。1918年には、スペイン風邪(5000万人死亡)を。地球は人間だけの物といわんばかりに、圧倒的に多い他生物の命(生息領域)を軽視し、自然破壊を繰り返し続けた結果、生態系が崩れ、方々で天変地異が。『そうすれば、そうなる。そうなったのに、まだ、そうするか』を自身に問い掛け『分相応に生きる』を、見直す時期に。

下記は、読者の質問に応じた拙僧の返答集。コロナ発生初期から、移り変わっていく人の心情が鮮明に。自然災に限らず、人生においても考慮すべき質疑応答にて。今後の参考にしていただきますれば、と。

【4月上旬法話読者の質問に答えて】

読者が「住職、7日に日本維新代表の松井さんが「緊急事態宣言遅い」と噛み付く野党に「コロナ対策急務の2月に桜、森友問題で貴重な時間を。暫く閉じこもって、出てくるな」と。あの『キャンキャン声』には、嫌気が刺してたんで、スキッとして免疫上がった」と。「そうね。何でもいいから、皆、免疫を上げよう」と。

【追伸】

コロナの影響で家庭内では、子供や奥さん、弱い者への暴力があちこちで起こっていると。ストレス解消法はそれぞれが見つけ出すしかない。自己主張や自分なりの正論を押し付け過ぎると、自ずと優しさが欠けてくる。気を付けよう。人は興奮したら、声のトーンが上がり、早口に。それに気付くも、喧嘩を避けれる手立てにて。

【追伸】

緊急事態宣言後、拙僧の耳には「住職が『人は追い込まれた時、腹を立てた時、人に見られてない時、自分に振り掛かってきた時、その人の本性が出る』と。本当だ、と。幻滅した人、新たな魅力を感じた人。コロナ終息後、夫婦関係を含め、人間関係に変化が起きそう。格差が出るは経済だけでは。人間性の格差も」と方々から。

【4月中旬法話読者の質問に答えて】

納骨堂へ参拝の檀家婆様が「お寺の藤の花や桜が綺麗だね。鶯も小気味良く鳴いとるわ。人間が慌てふためいている姿を気にも止めず、犬も猫も、多生物も、日頃と何ら変わらぬ日常を過ごしよる。当に『奢れる者は久しからず』だわ。当たり前の事や平凡が、どれ程に有難かったかを人類は今、心底思い知らされてるよな」と。

【追伸】

中学校の講演で生徒達に「蚤(ノミ)の夫が、息を切らしながら、血相を変えて家の中へ逃げ帰ってきた。『覚えてやがれ。人間に生まれ変わったら奴を見つけ出して、今度は俺が踏み潰してやる』と。すると蚤の奥様が『なら、あんたはこの度、仕返しをされただけじゃないの』と。さて、この話、君達はどの様に読み取るね」と。

【追伸】

檀家の婆様が「ねえ、住職や。懸命にワクチンを製造してる方々、最も危険な場所で勤務してる医療従事者、食料、その他を運搬してくれてる方々、心身を酷使して。理不尽な文句や誹謗中傷、その家族までもが差別を受けながら、どんな思いで毎日その役目を。どれが止まっても、命に関わる事なのに。皆、自分勝手だね」と溜息を。その婆様が「米国が『医療従事者は兵士にて、特別手当を支給』と。露国も『医師に12万、看護師に7万』と。『いやいやプーチンさんや、同じ危険勤務。そこは同額に』と思わず突っ込んでしまった。で、日本は。それと報道番組だが、テンパってんのかな。コメンテーターの声のトーンが高い。頭にキンキンするわい」と。

【追伸】

上記の婆様に孫が「国の対応が遅い」と文句を。対し婆様が「登山は疲れると楽しくないんだとよ。だから疲れない為に体力を付けるんだと」「どういう事」「コロナ疲れにならん工夫をせいや」「どうするの」「自分で考えろ。今、医師が出来るは、診断と緩和。国が出来るは、援助と感染防止情報。何でもかんでも国に頼るな」と。

【4月中旬法話読者の質問に答えて】

法要で集まった小学生達に「東京五輪は延期になったが、イベント会場の三密を避ける為の便所渋滞解消方法、何か名案はあるかな」と問うと、1人の男の子が「鏡を撤去すればいいと思うよ」と。「ほう、何故、そう思ったの」と更に問うと「顔を見る鏡がなければ、すぐその場から立ち去るから」と。「君は、凄いな」「お父さんから『男が長々と鏡を見るもんじゃない』と怒られた事が」と。子供の吸収能力、応用能力は凄いですよね。

【追伸】

女性読者が「一瞬、『便所と化粧室を別個に用意すればいいやんか』と思いましたが、『居座る時間を短縮』が目的の鏡の排除案ですもんね、この小学生のアイデアは。五輪とはいわず、たった今からでもイベントには使える方策かと。昔、コンビニの前で屯する若者排除に高音波を使用した事が。色々と策がありそうですね」と。

【4月中旬法話読者の質問に答えて】

読者が「感染者が7千を超えても死者150人。この他国が言う『不思議日本』が国民の危機意識を。爆発感染しないは、BCG接種、既に免疫、が理由かも、と。どう思う、住職」と。「食生活も影響との話も。納豆、発酵物(味噌、漬物)、所謂、日本食は免疫を上げると。が、全ては憶測。正解が出るまでは自重を、だよ」と。

【追伸】

上記読者に答えて「一昨日、ローマ法王が額を地面に押し当てて、終息を祈られている姿が報道番組で。如何に尊いお方が必死に祈られても、当事者である私達が、好き放題、やりたい放題では。嘗て、わが寺の檀家男性が主治医に『酒、煙草、暴飲暴食、止める気はない。あんたは、俺の体を治してくれれば、それでいいんだ』と言って『何の努力もせず、病気だけ治せ、だと、わしにいったい何を期待しとるんだ』と怒られてたな。信仰界でも同じ。現世利益をはき違え、神仏に願えば何でも叶うと勘違いしている者が。何度でも言いますが、現在、医師が出来るは、診断と緩和。国が出来るは、援助と情報提供、のみ。それを自覚して自分の命は自分で。

【4月中旬法話読者の質問に答えて】

電話相談で「父と兄が続けて咽頭癌に。更に、2人共が肺炎に。知人が、『貴方の家、祟られてるんだよ。お祓いしてもらいなさい』と言うので、今日ここに来ました」と拙僧のお寺に。聞くと、2人共が大酒飲み、喫煙。気管切開から菌が入り肺炎になったと。相談者に「通常の流れですよ。昨今は2人に1人が癌。なら日本国中、祟りだらけ、ですばい。お祓いよりも治療に専念しなっせ。30年前に福岡三池炭鉱の爆発で両足を失った父親を持つ息子さんが、電話相談で拙僧に『私の菩提寺で父親の病気全快の祈願を長年してますが、これって、意味があるんですか』と。『病気全快の祈願は、ただ単に病気が治るを、祈願じゃないよ。それを願ったとて、足がにょきにょきと出てくる訳ではない。心安らかに、人生を全う出来るを願うも、病気全快の祈願だよ。貴方の菩提寺のご住職は、そういう心で祈願を受けられてるんじゃないのかな』と。この話、参考になりますか」と。

【4月中旬法話読者の質問に答えて】

中学講演で「今からクイズを出す。1889年フランス革命から100年記念の第4回パリ万博で、エッフェル塔の建設があった。『景観を崩す』と詩人モーパッサンが、先頭に立って猛反対を。が、完成後に彼は、頻繁に塔の展望レストランへ。何故だと思いますか」と問うと、1人の男の子が「唯一、そこが塔を見らずに済む場所だから、じゃないかな。でも、嫌いっ放しじゃなかったと思う」と。この男の子に「君は何故、そう思ったの」と問うと「展望レストランでしょ。パリが一望出来るじゃん。本当に嫌いなら、当時、エレベーターは、多額のお金が掛かったと聞いてたし、階段を使えば1700段以上、そんな辛い思いをしてまで上るなんて人、いないよ」と。「君、えろう詳しいな」「自慢してもいいですか。1年間、お父さんの仕事でパリに住んでました」と。因みに、東京タワーは、エッフェル塔に張り合って、9メートル高く(333M)作ったとの事。まあ、何にせよ、否定から入ったら、得るものは、少なくなりますよね。まずは、認める事が大事かな。