毎月の法話

 「坊主の説法と結婚式のスピーチは短いほど有難い」と。但し、短文法話の中には必ず含み言葉が。講演会でよく次の様な質問を。「法話によって参加者全員が抱える問題を網羅することが出来ますか」と。対し私は「法話は話し手より聞き手の受け取りの方が大事。法話は数学で言うところの『方程式』に同じ。その話に自身が抱える問題を当てはめ、自らが解決の糸口を導き出していく為の道具にするもの。これは法話に限らず、人と人との関係全てにおいて言える事にて」と説明を。その様に理解して頂きますれば、この短文法話も何かのお役に。

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0294   「結婚は当事者2人だけの問題ではない。結婚と同時に親は4人に」

女房殿のご両親と一緒に住むことが決定した時、当時17歳の娘が「私は嬉しいけどお父さんの負担が」と心配を。「母さんは3姉妹だろ。皆が他家に嫁いだら、当然、晩年は2人だけになる。男性は妻側の両親を世話する気がないなら、初めからその様な家の娘を嫁に選ばんことだ。父さんの親だけが、親じゃないからね」と。

0295   「死に際の姿、子孫に与える影響は、極めて大きい」

今日まで約800人の葬式。それ以上の死と向き合ってきた結果、人が死を迎える時の姿はおよそ3種類。落ち込み閉鎖的になる人。死を恐れ、泣き続ける人。で、これが大半だが、平常心でその時を待つ人。人生は挫折の連続。が、その折々を懸命に生きた人は最期に後悔は。さて、必ず来るその時をどの形で迎えそうですか。

0296   「仕事でも何でも、初体験の時は、皆んな、ど素人にて」

以前、安田大サーカスクロちゃんが、ドミノ倒しで失敗を繰り返し、追い込まれ号泣。テレビとはいえ、人が哀しむ姿を見るは忍びない。勉強、運動、仕事、どの分野でも器用、不器用はおる。その不器用な人を「どうして出来ない」と追い込んじゃあかん。特に一生懸命にやってる人を。育てる立場の人の役目は「待つ」こと。

0297   「知らなかった、と言えば、何でも通るんかい」

毎年林間学校の世話する若者が「数日間、子供達と一緒にいるといじめの有無は大方は。学校側が「気付かなかった」と度々報道で。あれは少々疑問。必ず子供は信号を発信。見て見ぬ振りすれば、事後に責任回避が出来るからね。生涯を通しても、命に関わる助けを求められる事って、そう滅多にあるもんじゃないのに」と。

0298   「人の評価は第三者が決めるもの。その答えはいずれ出る」

医師を夫に持つ知人奥様が「私の周りには勘違いされている方々が多い。地位や名誉は夫のもの。偉いは夫で、私達妻や子供ではない。まるで虎の威を借る狐。が、中には立場を弁え、その姿に尊敬されている方々も。世間が私に頭を下げる理由は、何。人の本当の評価は、地位や名誉や虎の威を失った時に、答えが出る」と。

0299   「ここぞの時ぐらい一枚岩に。何でも反対すれば、いいってもんじゃない」

国会中継を見る度に、個人攻撃は別の場所で、と思う。長々と女性問題やうっかり発言問題を。下々の生活は緊急を要し、中には、国への失望から自殺をする方も。それに何、嘗ては政党名を公募で。野党がどういう目的で徒党を組んだか、深い意味を国民は知らん。我々は「迷走政党」と公表してるに同じ。早く本題に目を。

0300   「人が動けば必ず文句を言う者が。文句言われるが嫌なら政治家になるな、と角栄さんが」

檀家子供達に「昨年大河にて、勝海舟が西郷どんに江戸城無血開城を懇願。どうにか江戸戦火回避。考えてみたらどの時代でも世の中を変えてきたは、また、変えるきっかけを作ってきたは、少数意見側の勇気ある行動。大半の人間は、寄らば大樹の陰。矢面に立つは嫌。文句三昧。動く気がないなら、せめて邪魔だけは」と。

0301   「古より、一つの命のバトンタッチしてきてくれたお蔭で、今、私が」

先祖を敬っている祖父母に、批判的な目を向ける孫が「住職さんは、霊魂があるという証拠を出せるか」と。「無理だな。じゃ君は、霊魂がないという証拠を出せるかい」と。「出せん」「双方に証拠が出せんのなら、祖父母を批判するのは止めな。先祖供養は、命を流してくれた方々への感謝の心を形に表しているだけだよ」と。

0302   「人の体の治癒能力は凄い。人間関係もまた、治癒能力はある」

檀家ご婦人が「じん帯を痛め、そこに溜まった水を抜いたら、滅茶苦茶痛かった。炎症を治癒してやろう、と頑張って冷やそうとしとるに、抜くとは何じゃ、と、体が怒ってるんかいな。思えば、授かる縁は全て、その人に欠けている物を補う様にやって来ている様な気がする。夫婦の性格が、真逆が多いも、その一つかな」と。

0303   「病気は口から。口養生が出来ねば。口が無ければ信仰はいらん。それ程に口は罪を」

檀家男性が主治医から「酒も煙草も暴飲暴食も、止める気はない。病気だけ治せ、じゃと。わしに何を期待しとるんだ。努力する気になってから出直して来い」と。ごもっとも。信仰の世界でも同様の話は数多に。何の努力もしようともせず、世の中に奉仕もせず、誹謗中傷三昧。が、幸せにはなりたいと。何とも困ったもの。

0304   「幸せな時期に幸せを考えよう。健康な時期に健康を見直そう」

法要後の法話で「諺に、千里の道も一歩から。ローマは一日にして成らず、が。成功に至る心構えを説いてるが、その中には失敗に至る意味も。将来の不幸は、幸せな時期からじわじわ忍び寄ってきている。健康な時に暴飲暴食。お金に余裕がある時に浪費。分を弁えている人は被害を最小限に。良しも悪しきも自業自得の世界。

0305   「原子力に携わったアインシュタインは、死ぬまで、核廃絶運動を」

中学生徒達に講演で「麻薬は医療に使えば鎮痛剤に。快楽に使えば人生の破滅に。水は牛が飲めば乳に。蛇が飲めば、時には毒に(仏教説話)。全て使う者と使い道によってその質が変わる。それその物自体には何の落ち度もない。ピーマンは嫌いでも、ピーマンその物が悪い訳ではないだろ。何が言いたいか、わかるよね」と。

0306   「生活環境が子供に与える影響は大きい。子は親が育てただけ」

わが子の愚痴ばかりを言う母親に「生まれて次の日に、30歳になる子はいないよ。誰が育てたんかね」と。子供は子供で「俺がこうなったのは、親のせいだ」と。対し「いい歳して、いつまで親のせいに。親が死んだ後も一生愚痴を言い続けるつもりかい」と。この親にして、この子ありかな。この手の話、結構に多いかな。

0307   「知らん事には口を出すな。恥をかきまっせ」

女房殿と初めてオーケストラを聴きに。素晴らしかったが、2時間の公演の内、半分の時間は演奏後の指揮者の入場退場の繰り返しに拍手喝采。それも一曲終わる度、くどい程に。堪り兼ね女房殿に小声で「何しよるとか、何回も」と。「黙れ。世界的に有名な楽団では当たり前。知識ない人間に限って文句を言う」と怒られた。

 「坊主の説法と結婚式のスピーチは短いほど有難い」と。但し、短文法話の中には必ず含み言葉が。講演会でよく次の様な質問を。「法話によって参加者全員が抱える問題を網羅することが出来ますか」と。対し私は「法話は話し手より聞き手の受け取りの方が大事。法話は数学で言うところの『方程式』に同じ。その話に自身が抱える問題を当てはめ、自らが解決の糸口を導き出していく為の道具にするもの。これは法話に限らず、人と人との関係全てにおいて言える事にて」と説明を。その様に理解して頂きますれば、この短文法話も何かのお役に。

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0280   「擦り傷だらけのお百度参り。昨年25回忌を迎えた祖母の生きざま」

祖母は還暦の年、脳内出血で左半身麻痺に。1年間の入院後、回復せぬまま退院。が、次の日から本堂内を這ってお百度参りを。絶対動かん、と診断された体を握力0から5に。引き摺りながらでも歩けるまでに回復。その間一言も不満を。戦中戦後、形振り構わず5人の子供を育てあげた根性者。「諦めるな」が婆様の口癖。

0281   「反省は、するように仕向けることが大事。子育ても同じ」

知人社長は年頭に今年の目標を100個、社員に書かせていると。書けば書く程、異文同種の懺悔が繰り返し出てくる様になると。それが今年1番の目標になると。この方策は素晴らしいね。人は正しい忠告であれ、面と向かって言われると腹が立つもの。亡き父(先代)は常に「人は教えられても身に付かん。気付かせよ」と。

0282   「喧嘩の原因は、時間や物、つまりは、限りある物の奪い合い」

夫婦間に限らず喧嘩原因の1つに時間の取り合いが。人は皆平等に1日24時間しか与えられてない。前に息子が「父さんと母さんは喧嘩しないよね。秘訣は」と質問を。「お互い自分優先じゃないもんな。同じ時間を得るにも奪い合うのと与え合うのでは全く意味が違うだろ。喧嘩原因は、限りある物の奪い合いだもんな」と。

0283   「線香立てて、ナンマイダ、誰でも出来る」

高野山に参拝した折り、ある男性が母親の写真を奥之院のご廟に向けてお参りを。同参の方々が「親思いですね」との声掛けに、頷いたその方を見てご家族の方が嫌悪感を露わに。所謂、「母死んで拝む両手があるならば、生きてる内に肩一つ揉め」と指摘される様な親不孝息子だったみたいで。いるよね、体裁だけを繕う人って。

0284   「親の七光りは光らせることが出来て、初めて七光り」

3年前に娘がワーホリに当選して英国へ。弟が「いつも姉貴は運だけは凄い」と。「まあな。確かに強運はある。だけど土俵に上がらん事には相撲は取れんよ。運でも七光りでも使える物を活かす力は必要。だが、土俵に上れたとて、勝てるかどうかは別問題。そこで力を付けにゃ番付向上は。だけど臆する心無きは凄いよ」と。

0285   「子供が気付いてないと思ったら大間違い」

檀家男性が「20年前の話。父親に浮気相手から毎日の様に偽名で電話が。当然親夫婦は離婚、私達は父親が引き取る事に。大学で東京にいた時、事前報告なしにその女性と結婚。時が流れ私は結婚、子を授かった時、初めて父親に「孫の環境にまで同じ事を押し付けたら、今度は許さんぞ」と。この言葉で父親は改心を」と。

0286   「露と落ち露と消えにしわが想い。浮世の事は夢のまた夢」

奥様がご主人を引き連れ、浮気問題でお寺へ。「これで4度目です。『その女性の所へ行く。別れてくれ』と。どうしましょうか」と。「そうね、今現在もここにいるという事は、過去3度は捨てられたんでしょ。大丈夫。自分に益がないと判断したら女性は結論が早い。戻る所はここしかないから」と。見事的中、半年後だった。

0287   「昔の仲人は、子供が30歳過ぎても独身は、親が売って回らんと買い手は付かん、と」

その筋の専門家が「人は15歳までの育ちを土台に、20歳までに考え方が確立する」と。そう言われてみれば昔の女性は、20歳前までに結婚、が主流。考え方が固まらない内に嫁いでいたから、他家の環境にも順応出来たのかな。先日他界された樹木希林さんが「女性は若い内に結婚を。分別が付いたら結婚など出来ん」と。

0288   「それその物の本質を知らない物に限って、的外れの文句を」

戦後70年も越えれば、体験を聞かせる方々が段々と。他界した檀家元将校は常々「面白いもんでな、日頃大風呂敷広げて粋がっている者に限って出陣が決まるとその前夜、わざと醤油をがぶ飲みして下痢を起こし出陣を辞退。却って物静かな人間の方が勇気があったな。その勇敢な部下の大半が戦地で散った」と、いつも涙を。

0289   「女性は生き物が違う。諦めよう、男性は。勝てる見込みはない」

本堂内で檀家女性陣の会話を聞いておると実に興味深い。1人の話が終わると、間髪入れずに前とは全く違う流れの話が始まる。なのに不思議と会話は成立を。じっくり見ていると、皆々頷いてはいるが、間違いなく人の話を聞いていない。頭の中は自分の番の話の用意を。女性が何時間も話し続けられる仕組みはこれか、と。

0290   「不本意であっても、その立場で自分を殺し、動かにゃならん人も」

檀家高校生が「後世に悪名を残す人の中には不本意に旅立った方も」と。「勝海舟さんが、行いは俺の物、批判は他人の物、俺の知った事か、と。世の中は出る杭は打たれる、出過ぎた杭は抜かれる。蝮の子は母親の腹を食い破って出てくる様に、何かを成す時には、理不尽と思われる生き方をせにゃならん事もあるんだよな」と。

0291   「1周忌、3,7,13,17,25,33回忌と。えろうあるな。恩を忘れぬため」

春彼岸には苦い思い出が。親代わりに育ててくれた祖母が、彼岸入り前日夢に出てきて「お前達は私が旅立ってすぐの頃は『もうよかぞ』というぐらい墓参りに。が、最近はとんと顔を」と哀しそうに。目が覚めて父に話すと顔色を変え「今から行くぞ」と。夢とは言え「こりゃあかん」と猛省。寺の人間がこれじゃ、ですな。

0292   「女性に謝らせようなんて、至難の業」

先般、姉弟の喧嘩仲裁で呼ばれた。些細な事で2年間会話がないと。聞けば両成敗の内容にて。弟は折れて謝罪したが姉は「今後気をつけろ」と吐き捨てた。女性は謝らんよね。納得せにゃ怒涛の如く反論。内心は非を認めても「そうですか」の一言で片付けよる。檀家夫婦も大半はこの関係かな。不思議とそれで成り立っとる。

0293   「何を迎えるにも、準備万端整えて。その環境で人間は育つ」

数年前に若い男女が「自分達は子供時代、喘息で苦しみました。子供は親の体質を受け継いで生まれてくるから」と、結婚前から2人して食生活などの体質改善に1年間取り組んだ。それが功をそうしたのか、現在3人の子はアトピーも喘息も全くなし。「親になる」とはそういう事だね。ただ産みゃいいってもんじゃないよね。

 「坊主の説法と結婚式のスピーチは短いほど有難い」と。但し、短文法話の中には必ず含み言葉が。講演会でよく次の様な質問を。「法話によって参加者全員が抱える問題を網羅することが出来ますか」と。対し私は「法話は話し手より聞き手の受け取りの方が大事。法話は数学で言うところの『方程式』に同じ。その話に自身が抱える問題を当てはめ、自らが解決の糸口を導き出していく為の道具にするもの。これは法話に限らず、人と人との関係全てにおいて言える事にて」と説明を。その様に理解して頂きますれば、この短文法話も何かのお役に。

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0266   「人任せは、所詮人任せの人生」

中学生が「放課後の掃除時間が腹が立つ」と。「働き蜂も蟻も、全体の内何割かは怠け者がいるらしい。その怠け者を取り除いてもまた、残りの中から怠け者が出てくると」「へえ、人間界と同じ「誰かがやってくれるだろう」が存在するんだ」「らしいよ。が、人は見てないようで見てるからね。自分が信用を失うだけだよ」と。

0267   「やる事のある人は、人の揚げ足取る暇なんて」

中学生が「うちの学校のモンスター親問題は深刻。親バカじゃなく、バカな親だらけ。世間も部外者なのに報道情報だけで訳も分からずツイッターを通して介入してくる者も。先生方も大変だよ。余程この国の人達は暇なんだろうね。暇だから誰かを虐めの対象にして刺激を求めてるんだろうね。ほんと、平和な国だわ」と。

0268   「世の中は警鐘を鳴らさなあかんものばかり」

欧州で賃貸業する知人が「10年前、男性と思い部屋を貸した人が実は女性だった。「日本と違い、ここはそんな偏見ないよ」と当時。が、退出後の部屋が見るも無惨。精神面に問題が。親に弁償要求すると「成人してる人間だ。関係ない」と拒否を。親の子育て方針と他人を巻き込んだ迷惑問題を混同。この親は高校の校長」と。

0269   「子は親を選べんもんな。逆もしかり」

以前載せた法話で「パパの子供の頃の写真、笑った顔が1枚もないよ」と女房殿に指摘された、という話を。これを読まれた方が「私の主人もそうです」と何人もが。笑顔なき理由は、親の離婚、虐待、家庭崩壊など。私を含め、ご主人達も言われて初めて気付いたと。この法話掲載日は、アクセスが多数。同じ境遇だらけか。

0270   「嘘は必ず露見する。結果が出るから」

欧州で賃貸業する知人が「契約終了後部屋の掃除に行くと高級絨毯の位置が。調べると焦がした部分を隠す様に箪笥の下に。日本の某有名女子大生で親は知人。為にならん、と即連絡を。人は怒った時、追い込まれた時、人が見てない時の行動で本性が。隠し通せるとでも。1度失った信用を取り戻すは大変なんだけどね」と。

0271   「人間は死ぬまで生きとかなあかん。さて、どう生きる」

老人会講演では常に「寿命というは人それぞれ。若くして旅立たれた方も数知れず。歳を取られている方だけが『余りの人生』と言われるは少し違う様な。今生まれた赤子も死ぬまでは余りの人生。が、本来余りの人生なんてもんはない。今ここに命があるというは、何かしらの役目が。いたずらに時間の無駄遣いはあかん」と。

0272   「葬式は会葬者全員で、ご苦労様、と故人に」

過去に老僧に言われた深い言葉が。1つは「親が70を越えたら死ぬ事を考えて継承の準備をしておけ」と。言い当てた様に父は72歳で。今一つは父他界通夜席で「おめでとう。親父様、やっとこの世の役目が終わったな」と。理解無い人は「人が死んで何がめでたい」と。が、父への労いの言葉としては、これ以上のものは。

0273   「人を褒めるときは人前で、叱る時は陰で」

番組「ナカイの窓」で旧局アナが「電話取り次ぎの時「3番にお電話」の「3番」の発音が悪い、と訂正なるまで上司がその電話の応対を拒否した」と。教育は大事だが、その間先方を待たせてるんだよね。先日ガソリンスタンドでお客を待たせた状態で店長が部下を長々と怒号。堪り兼ねたお客が「客の前で怒るな」と注意を。

0274   「畑変われば、一から耕す試練が」

一般家庭から寺へ嫁ぐ不安を抱える女性に「寺生まれの娘でさえ、他寺へ嫁ぎ精神疾患になる者が。姑、小姑に加え、力ある檀家総代の目が光る。私の女房殿は20歳で在家から嫁いできたが「我慢出来ずば、帰って来い」に「私には戻る家などありません」と、結婚前に離婚の話をする親戚の言葉を止めた。じっくりと」と。

0275   「2500年前の教えが、今尚色あせず」

釈尊は誕生すぐ四方に7歩づつ歩み「天上天下唯我独尊」と。まさか馬じゃあるまいし、誕生すぐの赤子が歩き語ることなど。これは「栴檀は双葉より芳し」の誇張表現を後世の人がそれ程に尊い存在と示しただけ。が、その本意は、命は皆一律に尊いもの。自分にとって自分が一番尊いように、他もまた同じだよ、との教え。

0276   「指導者は無知を認めて初めて本物」

先代(亡き父)は常に僧侶達に「相談を受けた場合、必要以上その家庭に入り込んではならん。知らない事は知らん、と認める勇気を持て。自分の言葉に責任が負える範囲で対応をせよ。「大賢は愚なるが如し」を常に心掛けよ。愚かでない者が愚かを装うは人に安らぎを与える。信仰は常にこの問題が付きまとう。心に」と。

0277   「人の口を伝われば、事実はまがい物に」

400年前は家康公がこの世に。更にその400年前は頼朝公が。現代人が家康公を抱く感覚で、家康公も頼朝公の事を感じていたんだろうか。さて、歴史に残る話はどれだけ本当かいな。史実は四割事実で、六割嘘と言うが。リアルタイムでも人の口を渡れば、事実無根の内容に。誤報を広げぬ為には、鵜呑みにするは四割に。

0278   「迷信は解明されたら、迷信でなくなる」

数年前、鬱患者が次々相談に。病院投薬はやる気を促す為、脳内セロトニンを分泌させるが目的。が同じ頃、ゆっくりの深呼吸でセロトニンが分泌するが判明。そこで「屋内で心落ち着ける場所、仏壇前で座し、手を合わし深呼吸してごらん」と。偶然か、何人かは改善を。釈尊が示した座禅の効力、2500年経って今、解明。

0279   「決して忘れてはならぬもの」

「もしあの時、ああしていたら」の言葉の中には2種類あり。1つは悔やむ意味と、もう1つは安堵の意味。ただ、両方に共通している事は「もし、あの時」なるものには、決して忘れてはならない事例が多いという事。事故、病気、失敗、進路選択、言葉遣いなど。人間は忘れた途端、また同じ行動を繰り返す。心に刻もう。

 「坊主の説法と結婚式のスピーチは短いほど有難い」と。但し、短文法話の中には必ず含み言葉が。講演会でよく次の様な質問を。「法話によって参加者全員が抱える問題を網羅することが出来ますか」と。対し私は「法話は話し手より聞き手の受け取りの方が大事。法話は数学で言うところの『方程式』に同じ。その話に自身が抱える問題を当てはめ、自らが解決の糸口を導き出していく為の道具にするもの。これは法話に限らず、人と人との関係全てにおいて言える事にて」と説明を。その様に理解して頂きますれば、この短文法話も何かのお役に。

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0252   「落ち込んでいても始まらん。受け入れないと、越えられない」

江戸時代の禅僧良寛さんが「死ぬる時は、死ぬが宜しき。災難に遭う時は、災難に遭うが宜しき。病気になる時は、病気になるが宜しき」と。「まずは受け入れる事こそ大事、そうする事で先の一歩が見えてくる」と。「さあ、どう死のう。さあ、どう向き合おう。さあ、どう立て直そう」とね。禅宗らしい物の考え方、好きだな。

0253   「10年経てばそれなりの将軍に、と秀忠公も」

源頼朝公死後、奥方の里、北条氏の権力争いに巻き込まれ、頼家公、実朝公と続いて非業の死を。子供本人に力がなくば、親に力があっても。「長者三代続かず」の習いは時代に関係なし。先代(父)は他界する10年前にお寺の全権を何も出来ない私に渡し、後方で支援を。お陰で足元固めが。代替わりは親が元気な内が最良。

0254   「1日は1日、24時間は24時間、だが」

昨今は、10月に入ると早々にクリスマスの準備を。過去のCMに「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」とあったが。人は全員「死」に向かって歩いとるんだから、自らが時間を引き寄せる様な事せんでも。時間経過は変わらんが、感覚的にね。第一、慌てたら失敗も喧嘩も多くなるしね。もそっとゆっくり歩きましょうや。

0255   「職に限らず、今日だけ、今日だけ、の積み重ねが招いた今」

法要後法話で「英国の番組で、飼い主の自己満足から餌を与え過ぎ、肥えてしまったハリネズミにダイエットさせる、という企画が。人間は自主規制しようと思えば何とか。が、飼育動物は、ね」と。すると参拝のご主人が「規制出来ん者は冷蔵庫や目立つ所に、ちょっと待て。その一口が豚の元、の張り紙を」と奥様に目を。

0256   「後の祭り、と、ならぬ為には」

家康公長男の信康公が謀反の疑いで信長公の逆鱗に触れ、20歳で切腹を。「これ程に短い命なら、もう少し違った生き方が」と家康公が嘆いたという話が。私の近辺でも「こんな結果になるなら、子供の希望に沿ってあげればよかった」という親の後悔はよく耳にする。子供は親の所有物、という観念は捨てないと、取り返しが。

0257   「親の遺してくれた最高の宝は、人の縁」

父親と死別した男性に「親の他界で失う物も大きいが、同時に得られる物も。但し、得る事が出来たらの話だが。特に、親の存在の大きさを改めて感じるは、人の流れかな。亡くなった途端、潮が引くように人が離れていく。戻って来てくれるは、親の姿が子の中に見え始めてから。この戻ってきてくれた人達が親の残した宝物。

0258   「女房殿は何でも話せる大親友にて」

この歳(55)になると、時折思う事が。「今、突然生き甲斐である女房殿が先立たったら、全ての生きる意味を失ってしまうな」と。懸命に仕事をするは女房殿の笑顔が見たいが為。人にはそれぞれに大きな支えが。今現在の生活が成り立っているのは誰のおかげか。当たり前のように思っている物が、本当は一番大切な物かと。

0259   「恵まれ過ぎているわが国、日本」

ワーホリ利用で24歳娘がロンドンへ就業に。旅立つ時「取り敢えず決められた2年間を頑張ってきなさい。物が溢れかえり工夫して活かす必要のない使い捨ての国(日本)から、至れり尽くせりでない国へと行くんだ。辛抱出来ただけでも何かしらの知識、知恵を得られて帰って来れるだろう。病気以外は、泣きつくな」と。

0260   「夢を追いかけるは悪くはないが、ほどほどに」

欧州では3月から5月は農繁期、こんな時期に結婚したって、誰も祝ってはくれん。6月なら女神「Juno」も祝ってくれるとの由来から「ジューンブライド」なる風習が。但し、日本では別儀。梅雨の時季に業績伸び悩むホテルがこれを拝借し打ち出しただけ。それを夢見る夢子ちゃん達が。夢を追い過ぎるとは現実が盲目に。

0261   「子供の頃から読書をする癖付けを。読解力が深まる」

昔から「坊主の説法と結婚式のスピーチは、短い程有難い」と。但し、法話に関しては、短ければ短い程その中には含み言葉の存在が。先日、小学3年生の男の子がこの140字法話を読んでその含み言葉を的確に言い当てた。読解力の凄さに驚き。聞くと月に20冊も、それも声を出して耳に入れながら。読書姿勢の本道だね。

0262   「人の最期の場面には、何か不思議な事が」

先日他界した檀家爺様だが、3か月程前より5月29日という日を連呼。その日に旅立った。長年の問題が片付いた翌日に。「言い当てたのかな」と家族の方が。虫の声とはこういったもの。後々その不思議さを感じるもの。こんな話に出くわす度に、一期一会の大事さを思い知らされる。人の旅立つ場面には、不思議話が満載。

0263   「人、物への批判は、経験をしてから、かな」

4年程前の話だが、西日本テレビ15時の番組「タマリバ」に、金剛寺内撮影の1分間法話で半年程出演を。本来法話は聞き手の反応を見て、内容修正しながら話し進めていくもの。松山千春さんがテレビ出演を嫌がってた理由が少しはわかった気がした。スタジオでは1度だけ生で。経験して初めて番組作りの大変さを実感。

0264   「可愛い子には旅をさせよ、今の時代、この様な親には」

京都の伝統芸能家元生まれのアリスの谷村さんが若い頃、所属芸能事務所の経営失敗で収入が入らず、お金に困って親元へ。が、父君は「そうか、頑張れ」の言葉だけ。今考えればその突き放しが、と。大学時代に縁あったサラ金の社長が「人は裸で生まれてきた。やり直させるには丸裸にしてやるのが1番の近道だよ」と。

0265   「子供は作るものじゃない。授かるものにて」

命を授かった者の大事な仕事の1つは、その命を繋ぐこと。その継続のお蔭で今、私はこの世に。結婚決定若者達にはいつも「結婚と同時に子宝の縁も。計画出産はあかん。確信はないが、私の周りでは後々後悔された夫婦が」と。育ててもらった恩は育てて返すが何より。衣食住の恩は世の中に貢献して返すが何より」と。

 「坊主の説法と結婚式のスピーチは短いほど有難い」と。但し、短文法話の中には必ず含み言葉が。講演会でよく次の様な質問を。「法話によって参加者全員が抱える問題を網羅することが出来ますか」と。対し私は「法話は話し手より聞き手の受け取りの方が大事。法話は数学で言うところの『方程式』に同じ。その話に自身が抱える問題を当てはめ、自らが解決の糸口を導き出していく為の道具にするもの。これは法話に限らず、人と人との関係全てにおいて言える事にて」と説明を。その様に理解して頂きますれば、この短文法話も何かのお役に。

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0252   「落ち込んでいても始まらん。受け入れないと、越えられない」

江戸時代の禅僧良寛さんが「死ぬる時は、死ぬが宜しき。災難に遭う時は、災難に遭うが宜しき。病気になる時は、病気になるが宜しき」と。「まずは受け入れる事こそ大事、そうする事で先の一歩が見えてくる」と。「さあ、どう死のう。さあ、どう向き合おう。さあ、どう立て直そう」とね。禅宗らしい物の考え方、好きだな。

0253   「10年経てばそれなりの将軍に、と秀忠公も」

源頼朝公死後、奥方の里、北条氏の権力争いに巻き込まれ、頼家公、実朝公と続いて非業の死を。子供本人に力がなくば、親に力があっても。「長者三代続かず」の習いは時代に関係なし。先代(父)は他界する10年前にお寺の全権を何も出来ない私に渡し、後方で支援を。お陰で足元固めが。代替わりは親が元気な内が最良。

0254   「1日は1日、24時間は24時間、だが」

昨今は、10月に入ると早々にクリスマスの準備を。過去のCMに「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」とあったが。人は全員「死」に向かって歩いとるんだから、自らが時間を引き寄せる様な事せんでも。時間経過は変わらんが、感覚的にね。第一、慌てたら失敗も喧嘩も多くなるしね。もそっとゆっくり歩きましょうや。

0255   「職に限らず、今日だけ、今日だけ、の積み重ねが招いた今」

法要後法話で「英国の番組で、飼い主の自己満足から餌を与え過ぎ、肥えてしまったハリネズミにダイエットさせる、という企画が。人間は自主規制しようと思えば何とか。が、飼育動物は、ね」と。すると参拝のご主人が「規制出来ん者は冷蔵庫や目立つ所に、ちょっと待て。その一口が豚の元、の張り紙を」と奥様に目を。

0256   「後の祭り、と、ならぬ為には」

家康公長男の信康公が謀反の疑いで信長公の逆鱗に触れ、20歳で切腹を。「これ程に短い命なら、もう少し違った生き方が」と家康公が嘆いたという話が。私の近辺でも「こんな結果になるなら、子供の希望に沿ってあげればよかった」という親の後悔はよく耳にする。子供は親の所有物、という観念は捨てないと、取り返しが。

0257   「親の遺してくれた最高の宝は、人の縁」

父親と死別した男性に「親の他界で失う物も大きいが、同時に得られる物も。但し、得る事が出来たらの話だが。特に、親の存在の大きさを改めて感じるは、人の流れかな。亡くなった途端、潮が引くように人が離れていく。戻って来てくれるは、親の姿が子の中に見え始めてから。この戻ってきてくれた人達が親の残した宝物。

0258   「女房殿は何でも話せる大親友にて」

この歳(55)になると、時折思う事が。「今、突然生き甲斐である女房殿が先立たったら、全ての生きる意味を失ってしまうな」と。懸命に仕事をするは女房殿の笑顔が見たいが為。人にはそれぞれに大きな支えが。今現在の生活が成り立っているのは誰のおかげか。当たり前のように思っている物が、本当は一番大切な物かと。

0259   「恵まれ過ぎているわが国、日本」

ワーホリ利用で24歳娘がロンドンへ就業に。旅立つ時「取り敢えず決められた2年間を頑張ってきなさい。物が溢れかえり工夫して活かす必要のない使い捨ての国(日本)から、至れり尽くせりでない国へと行くんだ。辛抱出来ただけでも何かしらの知識、知恵を得られて帰って来れるだろう。病気以外は、泣きつくな」と。

0260   「夢を追いかけるは悪くはないが、ほどほどに」

欧州では3月から5月は農繁期、こんな時期に結婚したって、誰も祝ってはくれん。6月なら女神「Juno」も祝ってくれるとの由来から「ジューンブライド」なる風習が。但し、日本では別儀。梅雨の時季に業績伸び悩むホテルがこれを拝借し打ち出しただけ。それを夢見る夢子ちゃん達が。夢を追い過ぎるとは現実が盲目に。

0261   「子供の頃から読書をする癖付けを。読解力が深まる」

昔から「坊主の説法と結婚式のスピーチは、短い程有難い」と。但し、法話に関しては、短ければ短い程その中には含み言葉の存在が。先日、小学3年生の男の子がこの140字法話を読んでその含み言葉を的確に言い当てた。読解力の凄さに驚き。聞くと月に20冊も、それも声を出して耳に入れながら。読書姿勢の本道だね。

0262   「人の最期の場面には、何か不思議な事が」

先日他界した檀家爺様だが、3か月程前より5月29日という日を連呼。その日に旅立った。長年の問題が片付いた翌日に。「言い当てたのかな」と家族の方が。虫の声とはこういったもの。後々その不思議さを感じるもの。こんな話に出くわす度に、一期一会の大事さを思い知らされる。人の旅立つ場面には、不思議話が満載。

0263   「人、物への批判は、経験をしてから、かな」

4年程前の話だが、西日本テレビ15時の番組「タマリバ」に、金剛寺内撮影の1分間法話で半年程出演を。本来法話は聞き手の反応を見て、内容修正しながら話し進めていくもの。松山千春さんがテレビ出演を嫌がってた理由が少しはわかった気がした。スタジオでは1度だけ生で。経験して初めて番組作りの大変さを実感。

0264   「可愛い子には旅をさせよ、今の時代、この様な親には」

京都の伝統芸能家元生まれのアリスの谷村さんが若い頃、所属芸能事務所の経営失敗で収入が入らず、お金に困って親元へ。が、父君は「そうか、頑張れ」の言葉だけ。今考えればその突き放しが、と。大学時代に縁あったサラ金の社長が「人は裸で生まれてきた。やり直させるには丸裸にしてやるのが1番の近道だよ」と。

0265   「子供は作るものじゃない。授かるものにて」

命を授かった者の大事な仕事の1つは、その命を繋ぐこと。その継続のお蔭で今、私はこの世に。結婚決定若者達にはいつも「結婚と同時に子宝の縁も。計画出産はあかん。確信はないが、私の周りでは後々後悔された夫婦が」と。育ててもらった恩は育てて返すが何より。衣食住の恩は世の中に貢献して返すが何より」と。

 「坊主の説法と結婚式のスピーチは短いほど有難い」と。但し、短文法話の中には必ず含み言葉が。講演会でよく次の様な質問を。「法話によって参加者全員が抱える問題を網羅することが出来ますか」と。対し私は「法話は話し手より聞き手の受け取りの方が大事。法話は数学で言うところの『方程式』に同じ。その話に自身が抱える問題を当てはめ、自らが解決の糸口を導き出していく為の道具にするもの。これは法話に限らず、人と人との関係全てにおいて言える事にて」と説明を。その様に理解して頂きますれば、この短文法話も何かのお役に。

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0238   「対応一つで人は変わる。相手を変えようとせず自分を」

新社員の女性が古参の女性にいじめられると毎日泣いてお寺へ。この子は檀家娘で幼い頃から特別の癖が。正面に顔を置かず、対話は斜に構えて目だけを相手に。言葉語尾音を下げるから不服調に。常に無反応で無表情。全て改めよ、と。2週間後「相手に変化が」と喜んでお寺へ。「問題は君の方だった、ということだな」と。

0239   「類は類を呼ぶ、という意味は」

若者が「人の縁に恵まれん」と愚痴を。「家族以外で君の周りにいる人達を見れば、今の君のレベルが見えてくる。この人からはこれ以上得る物(知識も含)は、と判断すれば、人は自然と君から。気付けば周りは同じレベルの人達だけ。類は類を呼ぶ、とはそういうこと。より良き縁を望むなら、向上心を持って努力を」と。

0240   「長たる者は、様々な声に耳を傾けるが大事」

目の不自由な方を集め「象」を触らせる、という逸話が。ある人達はお腹を触り壁みたいなものだ、と。ある人達は足を触り丸太みたいだ、と。1人1人が自己主張を展開し、とうとう最後は大喧嘩に。その様々な主張に耳を傾けた者達が「象はこういうものだ」と結論付けを。政治を含め、組織を束ねる長のあるべき姿勢かな。

0241   「良かれ、の押し付けは、却って迷惑の場合も」

檀家が「大恩人が入院、の話が外から耳に入りお見舞いに、と思うが家族の方はそんな素振りも。伺っていいものか」と相談を。「私も父の時に経験がありますが『痩せ細って苦しんでいる姿を人に見せたくない』との本人と家族の意向もある。人がそうするからには、そうするだけの理由が。控えてあげるも思いやりですよ」と。

0242   「死んで姿がこの世から消えたら、受けた恩まで消えるんかいな」

読者女性が「お寺によっては、仏壇に茶やご飯を備える必要など、と。どう思う」と。「そりゃ、先祖がガツガツ食する訳じゃ。自身の感謝の有無の問題。生前と同じ様に接する事で受けた恩を心に。人は習慣にせずば、次第に心が離れていく。勉強も仕事も怠け出したら歯止めが。墓捨て人の増加は、この心の欠如が原因かな。

0243   「対岸の火事は、いずれ、わが岸の火事に」

ヨーロッパ在住知人達に「テロ問題大変ですね」と打診すると「少なくとも私の周りの人達はそう気にしてない。音楽会場の後方から、突然マシンガンが火を。電車内で突然爆発が。心配しても仕方がない。そこにいたことを不運と思うしかない」と。良寛さんの教えの『先ずは受け入れよ』が頭を過ぎった。これは他人事では。

0244   「上に立つ者が身を削ってこそ世の中は」

宮大工棟梁が「体の不自由な方が住み易い家は、健全者ならもっと住み易い」と。高僧が「子供が容易に理解出来る法話は、大人ならもっと理解出来る」と。満たされている側の方々がそういう基準で世の中を回せば、全ての人が幸せに。人の苦しむ姿を見るより、人の喜ぶ姿を見る方が圧倒的に幸せを体感。そんな世の中に。

0245   「仕事道具に拘らぬ人間は、プロではないと、棟梁が」

わが寺の棟梁から「お寺を継ぐ人間は、境内地に自らの汗を落とせ」と、各お堂の修理を長年に渡り手伝わされた。「弘法筆を選ばず、という言葉があるが、お大師さんは非常に筆に拘ってた、という話だ。当然だ。ノミ、カンナなど刃の手入れが不十分では、大工は仕事にならん。プロだからこそ、拘るところには拘るんだ」と。

0246   「昨今の医学部問題は度を越えているかな。何か、本末転倒しているような」

医学部は相変わらず狭き門にて。まあ仕方が。人の命を預かる仕事だから。唯、一点だけ。わが寺宮大工棟梁が「生まれつきの器用さは絶対に必要。ある程度までは伸びるが、名うての匠となる者は生まれ持ったものが違う」と。そう考えると外科医志望者だけは器用さの確認を受験前に。一発勝負で将来名医の卵を埋れさすは。

0247   「拘らない心が信仰の本当の姿、かな」

息子5歳頃、父と3人で奈良真言宗豊山派長谷寺へ。参拝後帰り道で「オンマカロニサラダ」と息子が何度も何度も。すれ違った老人が「こりゃ、父ちゃんよりもいただいとる」と笑顔で。よく聞くと「オンマカキャロニキャソワカ」という本尊千手観音の真言にて。子供は子供なりに。負うた子に教えられ浅瀬を渡る、だね。

0248   「力に応じて支給されるが、給料や賞与にて」

会社講演で安月給を不満とする新入社員達に「一人前の仕事も出来ぬ者に給料を払ってくれているのは、君らに投資をしてくれてるんだ。将来、利益をもたらす人材となってもらう為に。『今の時点では、私は給料泥棒』と、それぐらい謙虚であれ。給料に対する文句は、会社に利益を生み出せる様になってから言いなさい」と。

0249   「思慮深い人に講釈言い、文句言い、言い訳言い、は少ないかな」

江戸時代の高僧『白隠』さんが 詠んだ「手を打てば、はいと答える、鳥逃げる、鯉は集まる、猿沢の池」が。奈良猿沢池には旅館が多く、そりゃ、手を打ちゃ仲居さんは「はい」と。が、その音で鳥は驚き飛び立つ。鯉は餌を貰えると集まるわな。立場によって受け止め方は様々。自分の考えを人に押し付けるな、の教訓かな。

0250   「明日、命があるを約束されている人は、誰一人も」

祖母が脳出血で倒れる5日前、何故か千羽鶴が折りたくなり、新聞チラシを切り3日間で折りあげた。祖母が「鶴を折るとあなたが言った時、気付いていたら」と。が、これを気付くは無理。よく霊能者が「私は知ってた」と言うが、虫の声は全て結果の後付け。倒れる時は倒れる。この時子供ながらに、この世は一寸先は闇、を。

0251   「親の人生と子供の人生は別にて」

娘24歳の時、ワーキングホリデーを利用し2年間ロンドンへ。他の父親から「欧州は方々でテロ問題が。心配じゃないのか」と。「そりゃ、心配くさ。が、日本にいても災難に遭う時は、災難に遭う。本人が自己責任において可能性を試したいと望んでいるを親が止める権利はない。親が出来る事は、無事の帰国を願うだけ」と。


 「坊主の説法と結婚式のスピーチは短いほど有難い」と。但しこの短文法話の中には必ず含み言葉が。講演会でよく次の様な質問を。「法話によって参加者全員が抱える問題を網羅することが出来ますか」と。対し私は「法話は話し手より聞き手の受け取りの方が大事。法話は数学で言うところの『方程式』に同じ。その話に自身が抱える問題を当てはめ、自らが解決の糸口を導き出していく為の道具。これは法話に限らず、人と人との関係全てにおいて言える事にて」と説明を。その様に理解して頂きますれば、この短文法話も何かのお役に。

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0224   「縁は異なもの味なもの。犬も歩かにゃ、棒にも当たらん」

40年前、介護を要する腰痛妻と主人が9回目の四国巡拝に。引率者と主人が会話中、妻が石段から落下。「終わった」と覚悟し急ぎ走り寄ると妻が「腰痛が消えた」と満面笑顔で。この話を檀家にすると「お大師さんも人が悪い。勿体振らずに1回目で転ばせてやればよかったのに」と。継続してたからこそ、貰えたご縁かな。

0225   「新社会人に、力に準じて支払われるのが、給料だよ、と」

檀家息子に「車の運転を職業にする人は、ドライブを趣味にする人など。大工を生業とする人は、日曜大工を趣味にする人など。人が趣味と楽しんでいる物を天職としている人は数多に。ならば、趣味と仕事の差は、何。それでご飯が食べれるかどうか。お金を支払う側の人達を納得させられる技量があるかどうか、だよ」と。

0226   「そんな成功例を言われても、と。確かに。が、そんな成功例もある」

一流街道を歩んだ若者が就活で人生初の挫折。結果、何年も引き籠りに。「君な、人は何歳でスタートしても遅くない。自分で足を止めない限り、第三者が君の足を止める事はない。挫折を繰り返し、道を見つけ出した人は数多に。福田康夫さんは54歳で初当選し政界入り。その17年後、総理に。そんな成功例もあるよ」と。

0227   「可愛がるばかりが、愛情じゃなかですばい」

江戸時代、臨済宗に盤渓(ばんけい)なる高僧あり。お寺の庭に鹿が入り込む度に、竹で追い払っていると信者が「何故、そんな無慈悲な事をなさる」と問うと「ここで追い払っておかねば、鹿は人に慣れて警戒しなくなる。そうなると最後は、悪い人間に捕まって殺されるじゃろ」と。本当の愛情って何。昨今の親への警鐘。

0228   「嘘は必ず露見する。後々必ず結果が出てくるから」

檀家から「住職は子供さん達に禁止教育をしたかい」と問われる事が。対し「私はわが子には、どんな小さな嘘でも嘘は嘘、と、これだけは厳しく教育を。人が動けば必ず白波が立つ。そこに人の数の倍の目が注がれる。嘘や護摩化しを隠し通す事など皆無にて。それに嘘は必ず人を巻き込み、迷惑を掛ける事になるから」と。

0229   「地球が病気になれば、その中で生きる生物も自ずと」

近年「地球が病気に」と感じませんか。そりゃ、体の中で核実験され、体内の栄養分(油、ガスなど)を抜き取られ、免疫の源(海)を汚され、その源が絶対的に必要とする山(森)を次々に削ぎ取られ、結果、自然治癒力が低下。人為的な天変地異が起こっても、何ら不思議な事ではない。その結果の報いを。自業自得だね。

0230   「何かを得る為には、何かを捨てにゃならんは、世の習いにて」

戦後復興を担った時代の人達は凄い。大戦でボロボロにされたこの国を僅か30年で世界第2位の経済大国に。日本国民の勤勉さは他国に類を見ない程尊敬に値する。唯、夢と金をひたすら追いかけ、大事な物を置き忘れてきたも事実。宗教界も「制欲」を説きながら、現世利益を高らかに掲げ人の欲を推進。どこかで歯止めを。

0231   「個人主義も、ほどほどにせにゃ」

檀家老婆が「昨今、この国は「自分さえ良ければ」が横行。いつしか大家族が崩壊し、核家族に。その形態が一人一人の勝手な行動を生み出し、家庭崩壊を。向こう三軒両隣の縁は薄れ、町内会は形だけ。隣人の顔すら知らず、個人主義が溢れかえり、組織集合体が軒並み総崩れに。その内自分勝手同士が潰し合う世の中に」と。

0232   「人間だけが地球で生きてるわけじゃない」

高校生が「住職。地球上で人が生活を許されている領域って、自力呼吸可能範囲と考えたら、上は歩いて行けるエベレスト8988mかな。下(海底)は素潜りが出来る深さかな。何にせよ、人が踏み込んではいかん領域ってあるよね。どうしてもその領域に用事があるなら、そこで生きる命に迷惑を掛けたらあかんよね」と。

0233   「人を叩けば、いずれ叩き返される。窮鼠猫を噛む、ばい」

人類は大自然の中では全くの無力。地球は人間だけのものと高飛車に構え、圧倒的に多い他生物の存在を無視し、好き放題やってきたツケが大自然の報復という形となって今。因みに人間を殺している第一位は蚊、第二位は人間。そして第五位が犬、というは何か意味深さを。今一度人間は「分相応に生きる」という意味を真剣に。

0234   「仲が良い内はいいが、一度こじれたら隣人は、大変」

福岡の田舎町で地鎮祭の最中、隣家で爺様同士の怒鳴り合いがおっ始まった。どうも置いた農具が僅かに境界線を越えたらしい。鍬を振り上げて威嚇し始めた。「そんな事ぐらいで」という話だが、恐らく積年の恨みがあるんだろうね。隣同士は利害関係が直だから、ちょっとした事でトラブルに。国家間も隣国ほど難しいかな。

0235   「取り返しのつかぬ失敗をする前に」

法要後の法話で「山門から本堂まで石段130の間に電柱は何本立ってるね」と質問を。参拝何十年選手でも自信を持って答えた人非ず。人は常日頃の生活の中で意外と見落としているものは多い。住み慣れた家で段差につまずき大怪我、毎日接している子供の変化に気付かず、などのケースは数多に。人は「慣れ」ほど、危険。

0236   「甘えられる相手がいる間はいいが」

結婚後、ころっと態度急変の檀家若者に「奥さんに聞いたが、シャンプーが空だと文句を。トイレットペーパーがないと文句を。風呂が沸いとらんと文句を。だそうだな。全て使う前に自分で確認出来るものばかりだな。文句言いは、自分以外の誰かが動くもんと勝手に決め付けとる。人を当てにするから文句が出るんだ」と。

0237   「般若心経の教えの一つ」

人間は「目耳鼻口体心(六根)」の道具を使って動く。この6道具にはそれぞれに「好き、嫌い、どちらでも」があり、更に「綺麗、汚い」が。「好きだけど、汚い」など。人はこの6×3×2=36道具で動いている。過去も現在も未来も。つまり36×3=108、これが煩悩。除夜の鐘はこの煩悩を「落とせ、落とせ」と叩く。

 「坊主の説法と結婚式のスピーチは短いほど有難い」と。但しこの短文法話の中には必ず含み言葉が。講演会でよく次の様な質問を。「法話によって参加者全員が抱える問題を網羅することが出来ますか」と。対し私は「法話は話し手より聞き手の受け取りの方が大事。法話は数学で言うところの『方程式』に同じ。その話に自身が抱える問題を当てはめ、自らが解決の糸口を導き出していく為の道具。これは法話に限らず、人と人との関係全てにおいて言える事にて」と説明を。その様に理解して頂きますれば、この短文法話も何かのお役に。

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0210   「仏さんはお金なんてもの欲しがらん」

世の中は大なり小なり全て需要(必要とする人)と供給(提供する人)の関係にて。信仰では、この関係が少々困った問題を引き起こす。お金での解決は無理なのに「お金さえ出せば何とかなりゃせんか」と、それこそ一部の信仰指導者の格好の餌食に。お金で何でも解決出来るなら、金持ちは皆幸せ。勘違いしたらあかん。

0211   「人の感覚は当てにならんもの」

人の目ばかり気にする若者に「番組で有名女優さんの指輪を見て司会者が絶賛。対し、これ千円よ、と。寺にある一輪挿しを見て檀家が、高いんでしょ、と。これ500円だよ」と。付ける人によっては、置く場所によっては、安物でも高価な物に見えてくる。人の見る目なんてその程度。人の評価など気にする事はない」と。

0212   「歳を取っての寂しさは辛いかな」

知人住職が「50歳を過ぎてから度々思う事が。晩年を迎えた時、どんな光景が目の前に。女房殿は生存してくれてるのかな。健康状態はどうなのかな。子供達家族はそれぞれ幸せなのかな。思い悩んでも成る様にしか、してきた事の結果、は重々承知。が、仕事柄、様々な人間模様との遭遇から色々考えさせられる事が」と。

0213   「人間50年下天のうちをくらぶれば夢、幻の如し」

百年後には、今ある地球上の命は全て交代。財産も家も土地も、最愛の家族も、自分の物じゃないから全て置いてあの世へ。それを人間は百も承知でありながら過度の執着を。過ぎ去った昨日も、まだ見ぬ明日も、今日ここにないのに悔やんだり、望んだり、と。この執着を抑えられたら、眼前にどんな世界が見えてくるかな。

0214   「親が姿を消しても、受けた恩まで消える事はない」

昨今、時折思う事が。「初めてわが子を授かった時。その子が初めて言葉を出した時。歩いた時。反抗してきた時。挫折する姿を見た時。結婚をした時。わが子の子(孫)が生まれた時。自分の弱い姿(病気など)をわが子にさらした時。親はどんな思いだったんだろうか」と。一つ一つ経験して少し親の心がわかった気がする。

0215   「一番大事な物は、一番身近な所に」

人は誰1人として順風満帆の人生を続けられる者などはいない。威張り散らしていても自分の力だけではどうしようもならん場面は必ずやって来る。その時に泣きつける場所(人)の確保は出来てるかい。その場所を今現在、感謝し大事にしてますかい。困った時だけ、必要な時だけ、泣きついて助けてくれるのは、家族だけ。

0216   「人間は育ちが大事。無理矢理は禁物」

保護者会で「わが子の成長を見守る親心を表す言葉に「這えば立て、立てば歩めの親心。わが身につもる老いを忘れて」が。生まれる前は「男でも女でも健康体であれば」と。が、生まれた途端「末は博士か大臣か」と重圧を。期待をかける気持ちは。が、トンビは鷹は産まん。鷹の様に育つ事はあっても。無理強いはあかん」と。

0217   「また会えるかな。先に逝った人達に」

檀家男性が「時折、他界した父母、わが子等、今どこで何してるのかな、と思うことが」と。「先祖の供養は大事、浄土はある、と説く拙僧もそう思うよ」「えっ、そうなの」「死んだことないからね。だけど、また会いたいよね。会える場所があって欲しいよね。色々と積もる話も」「同感。死んだら終いよ」は、あまりにも哀しい。

0218   「歳を取れば取るだけ、孤独は寂しい」

檀家お年寄りの会話を聞いていると、改めてお寺の存在価値を自覚させられる。言われるには「老人ホームや町内の寄り合いに行くと、特に一人暮らしの方が「ここ以外に行く所がない」と寂しそうにしている。そう思ったら私達は幸せ。お寺に行けば住職や奥さん、檀家同士の触れ合いがある。孤独じゃない、を感じる」と。

0219   「糞も味噌も一緒にしたらあかん」

教育委員会講演で「知人教師が職員室でイジメを受け精神疾患で休職を。イジメ禁止を指導する先生方が。これって頻繁にあるんですか。国から給料(税金)を貰う先生が、国歌も歌わず、国旗掲揚に起立もせず、如何に恩という心を生徒に指導を。私共の布施は全て寺収入、住職はそこから給料を。寺や仏を敬い、礼拝は当然。

0220   「選んだ道の代償は、必ず後々やってくる」

2017年最新調査では、彼氏、彼女のいない男性70% 、女性60%なる結果が。理由は、面倒臭い。自由が欲しい。結婚したくとも縁が、等。まあ、この様な状況は今の世に限った事では。唯、人間は晩年、必ず自力で動けなくなる時が。その時の後悔有無の環境は自分が作り上げてきたもの。未婚、既婚に限らず、ですね。

0221   「幼いからとて、理解してないとは」

檀家男性が「不仲が原因で家庭崩壊から親が離婚。幼少時のその記憶、鮮明に脳裏に。唯、それに対し恨みや不満を抱いた覚えは。が、結婚して女房殿から「パパの子供の頃の写真、笑ってる顔が一枚もないよ」と。「えっ」と思わず見返した。『崩壊家庭を受け入れてたつもりなのに』と。こんな家庭環境、わが子だけには」と。

0222   「何が悲しゅうして、わが子に悪さを」

男性が「親が悪霊」言われたと相談に。「貴方は出身地や親や家族に特別な誇りがあるかい」と問うと「それ程は」「なら、それを貶されたら」「自分が貶す分はいいが、他人に貶されたら腹が立つかな」と。「なら何故、わが親を悪霊、化け物扱いされて、腹を立てんかい。第一、わが子、わが孫を祟る親などおらん。失礼な」と。

0223   「人の嫌がる仕事をやらずに人の上には立てん」

負け戦での「殿(しんがり)」は最も重要な仕事。殿様を無事逃がす為、戦場に踏み止まり敵の追っ手を食い止める役目。1570年、金ヶ崎の戦いで浅井、朝倉軍から信長公を逃した秀吉公の話は有名。死を覚悟の危険な仕事だが、成功すれば一気に出世街道を。いつの世も、人の嫌がる仕事をやった者だけが、上のステージに。

 「坊主の説法と結婚式のスピーチは短いほど有難い」と。但し、その短文法話の中には必ず含み言葉が。講演会でよく次の様な質問を。「法話によって参加者全員が抱える問題を網羅することが出来ますか」と。対し私は「法話は話し手より聞き手の受け取りの方が大事。法話は数学で言うところの『公式』に同じ。その話に自身が抱える問題を当てはめ、自らが解決の糸口を導き出していく為の道具にするもの。これは法話に限らず、人と人との関係全てにおいて言える事にて」と説明を。その様に理解して頂きますれば、この短文法話も何かのお役に。

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0196   「人間老いたら男性の顔は、ほぼほぼゴリラか犬に。女性は亀になる」

檀家主人が法要後の慰労会で「結婚当初は痩せていた妻が数十年を経て別物に。契約違反だ」と笑いを提供。返す刀で奥様が「誰が禿げ散らかしていいと言ったか」と反撃。そこに第三者の男性が割って入り「まあまあ。人は変化するから面白い。特に顔なんてものは、男性が老いたらほぼゴリラか犬に。女性は亀になるよ」と。

0197   「責任を背負う立場の者と背負わない立場の者」

大学卒業後就職先の対応に我慢が出来なくなり「学生時代のバイト先は、和気藹々で良かったのに」と愚痴を。「そうかな。当時は「学生だから」と多少失敗しても許してくれていただけじゃないのかな。社会人としてそのバイト先に就職したら、その頃の対応とは違ってくると思うがな。会社を背負う立場になるからね」と。

0198   「お寺へのお布施は、国の血税と同じ。1円たりとも粗末には扱えん」

月6万の年金で一人暮らしする老婆の家へ仏壇参りに。見ると太陽の光が差す窓際に水を入れたヤカンが。尋ねると「ああしとけば温もる。その後、火に掛けたらガス代の節約が。仏さんのただ使いは出来んもんな。葬式代くらいは貯めておかんと」と。わが子達には常にこの話を。「この様な尊いお布施で我が家は生活を」と。

0199   「子は親の言う通りには動かん。親のする通りに動く」

檀家男性が「痴呆で老人病院に入院した祖母の主治医中国人医師が「孫さんや。この病院には親を放り込んで何年も見舞いに来ん親不孝者が何人もおる。今に見とれよ。今度は自分達の番ぞ」とお会いする度に怒りを。その会話を息子が聞き「祖父母を大事にしない親の姿を見て子は育つんだからね。そりゃ、そうなるよね」と。

0200   「夫婦のことは、夫婦にしかわからん」

知人女性が「祖母が私に「実は4歳の時、海難事故で両親を同時に失い奉公へ。毎日涙する私にそこのドラ息子が「心配するな。俺が一生お前を守ってやる」と。好き放題に生きてきた爺様だったが、生涯支え続けた。私は一生分の幸せをその一言で貰ったんでな」と初めてこの話を。恐らく、今の私の状況を祖母は察して」と。

0201   「意地の張り合いが、夫婦の間を不仲に」

30年間夫婦に会話のない奥さんが縁あって四国に。巡拝中一切主人に連絡を。嫌がる奥さんに「このご縁を許して頂いて有難うございます。1週間も不自由をさせて申し訳ありません。明日戻ります」とメールをしなさいと。次の日主人から「了解」と返信が。帰宅すると主人の態度が一変。さて、何が原因だったんかいな。

0202   「寿命に祝いの言葉、寿、が使われるのは」

白木位牌に「行年、 百何歳」と墨書きしたは、今までに4人だけ。何歳であろうと人に「万歳」なる歳はない。只、最期に皆々が笑って送ってやれる人は、充実した人生を歩んできた証拠。72歳で他界した父の葬儀の折、父の友人僧侶が「おめでとう」と最高の労い言葉を。「寿命」に「寿」が付くは、そういう意味合いかな。

0203   「責任を負いたがらんね、昨今の人達は」

3年毎に転職する30代男性が親に連れられ相談に。聞いておると就職して1、2年は平社員だから居心地が良いと。が、3年目に入ると当然責任と結果の要求が。そうなると嫌気が。で、辞職。どの会社も給料が低過ぎると文句だけは。転職の度に初任給になるから当然の事。履歴書見れば根性なしも一目瞭然。はてさて。

0204   「失敗は成功の基、だね」

大阪伊丹は日本清酒発祥の地と。その酒が出来たきっかけが実に面白い。酒屋を解雇された者が夜中酒蔵に忍び込み、腹いせに桶の中へ灰を投げ込んだことで翌朝濁りが取れて透明に。恐らく世の中には発見されてない事が山ほど。何がきっかけとなるか誰にも分からん。今の常識は、今時点での常識。決め付けに新発見はない。

0205   「腹一杯じゃ、次のご飯は入らん」

結婚3年目に亀裂が生じた夫婦に「真言宗に「理趣経」なるお経が。説かれている内容を簡単に説明すると「全ての欲をまずは受け入れよ。その欲を乗り越えた時、本当の悟りが身に付く」と。人間関係も同じかな。相手を受け入れる事で修復の道も開けるかも。「天に順う者は存し、逆らう者は亡ぶ」という言葉もあるよ」と。

0206   「知らぬ間に追い抜かされていたとは」

10年前に交流のあった人を「この人は、こんな人」と今を確かめもせず、当時のまま評価する人がいる。ところが10年経てば人は変わる。未熟だった人が懸命の努力で一角の人物に、というケースは方々で耳に。今現在プロという人も、初めは全員がど素人にて。成功者は皆「人事を尽くして天命を待つ」が基本姿勢かな。

0207   「人に認めてもらえる人生とは」

番組でアナウンサーが北野たけしさんに「人生の終わりを迎えた時、何を一番認めてもらいたいか」と。その質問、私だったら「何を」ではなく「誰に」かな。やはり亡き父親かな。その為には親の残した業績に泥を塗らない事が第一。家康公が秀忠公に「天下は取るは難しい。が、守り続けるはもっと難しい」と。確かに。

0208   「人は生き様が、死に様に」

お寺の境内地では「カナブン」がひっくり返った状態で絶命している姿を度々目に。前世、助けて貰った恩を仇で返した天罰が今ここで課せられて、と勝手に想像を。同様の人を何人も見てきた。時折「何の為に人は生を」と思う事が。人は皆、死ぬ為にこの世へ。これは真理。だからこそ如何に悔いを残さず死ねるかが大事。

0209   「大人の拘りと子供の夢は別」

わが子が幼少の時、毎年檀家がクリスマスケーキを。「えっ、寺が」と驚く人も。が、父も私も子供の夢まで奪う様な考え方は。本来、師走25日は誕生日ではないと。西暦350年ローマ皇帝ユリウス1世が国民をキリスト教に改心させる為、伝統の農耕神祭に「その日である」と生誕宣言した事が由来とか。まあ、拘る必要は。


 「坊主の説法と結婚式のスピーチは短いほど有難い」と。但し、その短文法話の中には必ず含み言葉が。講演会でよく次の様な質問を。「法話によって参加者全員が抱える問題を網羅することが出来ますか」と。対し私は「法話は話し手より聞き手の受け取りの方が大事。法話は数学で言うところの『公式』に同じ。その話に自身が抱える問題を当てはめ、自らが解決の糸口を導き出していく為の道具にするもの。これは法話に限らず、人と人との関係全てにおいて言える事にて」と説明を。その様に理解して頂きますれば、この短文法話も何かのお役に。

 金剛寺ホームページ  https://kongouji.amebaownd.com/

 金剛寺ツイッター   https://twitter.com/kongouji093

 金剛寺フェイスブック https://www.facebook.com/天徳山-金剛寺-1543297575974719/

0196   「人間老いたら男性の顔は、ほぼほぼゴリラか犬に。女性は亀になる」

檀家主人が法要後の慰労会で「結婚当初は痩せていた妻が数十年を経て別物に。契約違反だ」と笑いを提供。返す刀で奥様が「誰が禿げ散らかしていいと言ったか」と反撃。そこに第三者の男性が割って入り「まあまあ。人は変化するから面白い。特に顔なんてものは、男性が老いたらほぼゴリラか犬に。女性は亀になるよ」と。

0197   「責任を背負う立場の者と背負わない立場の者」

大学卒業後就職先の対応に我慢が出来なくなり「学生時代のバイト先は、和気藹々で良かったのに」と愚痴を。「そうかな。当時は「学生だから」と多少失敗しても許してくれていただけじゃないのかな。社会人としてそのバイト先に就職したら、その頃の対応とは違ってくると思うがな。会社を背負う立場になるからね」と。

0198   「お寺へのお布施は、国の血税と同じ。1円たりとも粗末には扱えん」

月6万の年金で一人暮らしする老婆の家へ仏壇参りに。見ると太陽の光が差す窓際に水を入れたヤカンが。尋ねると「ああしとけば温もる。その後、火に掛けたらガス代の節約が。仏さんのただ使いは出来んもんな。葬式代くらいは貯めておかんと」と。わが子達には常にこの話を。「この様な尊いお布施で我が家は生活を」と。

0199   「子は親の言う通りには動かん。親のする通りに動く」

檀家男性が「痴呆で老人病院に入院した祖母の主治医中国人医師が「孫さんや。この病院には親を放り込んで何年も見舞いに来ん親不孝者が何人もおる。今に見とれよ。今度は自分達の番ぞ」とお会いする度に怒りを。その会話を息子が聞き「祖父母を大事にしない親の姿を見て子は育つんだからね。そりゃ、そうなるよね」と。

0200   「夫婦のことは、夫婦にしかわからん」

知人女性が「祖母が私に「実は4歳の時、海難事故で両親を同時に失い奉公へ。毎日涙する私にそこのドラ息子が「心配するな。俺が一生お前を守ってやる」と。好き放題に生きてきた爺様だったが、生涯支え続けた。私は一生分の幸せをその一言で貰ったんでな」と初めてこの話を。恐らく、今の私の状況を祖母は察して」と。

0201   「意地の張り合いが、夫婦の間を不仲に」

30年間夫婦に会話のない奥さんが縁あって四国に。巡拝中一切主人に連絡を。嫌がる奥さんに「このご縁を許して頂いて有難うございます。1週間も不自由をさせて申し訳ありません。明日戻ります」とメールをしなさいと。次の日主人から「了解」と返信が。帰宅すると主人の態度が一変。さて、何が原因だったんかいな。

0202   「寿命に祝いの言葉、寿、が使われるのは」

白木位牌に「行年、 百何歳」と墨書きしたは、今までに4人だけ。何歳であろうと人に「万歳」なる歳はない。只、最期に皆々が笑って送ってやれる人は、充実した人生を歩んできた証拠。72歳で他界した父の葬儀の折、父の友人僧侶が「おめでとう」と最高の労い言葉を。「寿命」に「寿」が付くは、そういう意味合いかな。

0203   「責任を負いたがらんね、昨今の人達は」

3年毎に転職する30代男性が親に連れられ相談に。聞いておると就職して1、2年は平社員だから居心地が良いと。が、3年目に入ると当然責任と結果の要求が。そうなると嫌気が。で、辞職。どの会社も給料が低過ぎると文句だけは。転職の度に初任給になるから当然の事。履歴書見れば根性なしも一目瞭然。はてさて。

0204   「失敗は成功の基、だね」

大阪伊丹は日本清酒発祥の地と。その酒が出来たきっかけが実に面白い。酒屋を解雇された者が夜中酒蔵に忍び込み、腹いせに桶の中へ灰を投げ込んだことで翌朝濁りが取れて透明に。恐らく世の中には発見されてない事が山ほど。何がきっかけとなるか誰にも分からん。今の常識は、今時点での常識。決め付けに新発見はない。

0205   「腹一杯じゃ、次のご飯は入らん」

結婚3年目に亀裂が生じた夫婦に「真言宗に「理趣経」なるお経が。説かれている内容を簡単に説明すると「全ての欲をまずは受け入れよ。その欲を乗り越えた時、本当の悟りが身に付く」と。人間関係も同じかな。相手を受け入れる事で修復の道も開けるかも。「天に順う者は存し、逆らう者は亡ぶ」という言葉もあるよ」と。

0206   「知らぬ間に追い抜かされていたとは」

10年前に交流のあった人を「この人は、こんな人」と今を確かめもせず、当時のまま評価する人がいる。ところが10年経てば人は変わる。未熟だった人が懸命の努力で一角の人物に、というケースは方々で耳に。今現在プロという人も、初めは全員がど素人にて。成功者は皆「人事を尽くして天命を待つ」が基本姿勢かな。

0207   「人に認めてもらえる人生とは」

番組でアナウンサーが北野たけしさんに「人生の終わりを迎えた時、何を一番認めてもらいたいか」と。その質問、私だったら「何を」ではなく「誰に」かな。やはり亡き父親かな。その為には親の残した業績に泥を塗らない事が第一。家康公が秀忠公に「天下は取るは難しい。が、守り続けるはもっと難しい」と。確かに。

0208   「人は生き様が、死に様に」

お寺の境内地では「カナブン」がひっくり返った状態で絶命している姿を度々目に。前世、助けて貰った恩を仇で返した天罰が今ここで課せられて、と勝手に想像を。同様の人を何人も見てきた。時折「何の為に人は生を」と思う事が。人は皆、死ぬ為にこの世へ。これは真理。だからこそ如何に悔いを残さず死ねるかが大事。

0209   「大人の拘りと子供の夢は別」

わが子が幼少の時、毎年檀家がクリスマスケーキを。「えっ、寺が」と驚く人も。が、父も私も子供の夢まで奪う様な考え方は。本来、師走25日は誕生日ではないと。西暦350年ローマ皇帝ユリウス1世が国民をキリスト教に改心させる為、伝統の農耕神祭に「その日である」と生誕宣言した事が由来とか。まあ、拘る必要は。

 「坊主の説法と結婚式のスピーチは短いほど有難い」と。但し、その短文法話の中には必ず含み言葉が。講演会でよく次の様な質問を。「法話によって参加者全員が抱える問題を網羅することが出来ますか」と。対し私は「法話は話し手より聞き手の受け取りの方が大事。法話は数学で言うところの『公式』に同じ。その話に自身が抱える問題を当てはめ、自らが解決の糸口を導き出していく為の道具にするもの。これは法話に限らず、人と人との関係全てにおいて言える事にて」と説明を。その様に理解して頂きますれば、この短文法話も何かのお役に。

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0183   「今日を懸命に生きず、明日があるさ、などはない」

明日があるさ、という言葉は、前向きに生きている人にこそ相応しいと思える。今日をいい加減に生きている人が発しても説得力はない。親が苦労して財を成し、子が好き放題に浪費し、孫がその煽りを受ける。所謂、「長者三代続かず」はいつの時代にも存在。「子孫の為に財を残さず」の西郷隆盛公の言葉もまた、真理にて。

0184   「人間は切磋琢磨して向上を」

学校保護者講演で「人間関係は、片一方に力が偏れば偏るほど総合力は低下する。掛け算で表せば一目瞭然。5分と5分の力がぶつかれば25力に。6分4分では24力、8分2分では16力、と。例に出せば、ワンマン社長に亭主関白。過保護、過干渉の親、など。相手のやる気を削げば、如何なる結果を産むかを今一度」と。

0185   「人間、最期の最後は目に見えぬものに」

常日頃「わしは誰の力も借りず一人でここまで登り詰めた」と傍若無人を貫いてきた方が癌に侵され大手術を。前日電話で「住職。親父とお袋に頼んどってくれ」と。勿論、亡き親が力を貸してくれるとは本気で思われてはいない。が、最後の最後はやはり、甘えられる相手は両親だけなんだろうな。親という存在は有難いね。

0186   「何でもかんでも親がしゃしゃり出てきて。子が自立するはずが」

知人の会社役員が「大卒男性が入社1ヶ月後に父親同伴で退社願いに。『石の上にも三年、それ位の時間を掛けんと座り場所は確保出来ん。何処に行っても同じだぞ』と説得を試みたが。その3年後、今度は父親だけでその子の再度の入社願いに。根本的な姿勢に全く成長が見られん、と却下した」と落胆を。こんな話が多過ぎる。

0187   「捨てられるには、捨てられる理由あり」

夫婦の意識調査では常に、離婚を考えた事も、来世は違う相手との結婚を望むも、同じお墓はご免、なる思いも全て、主人の割合は低く、奥さんの割合は高い。長年の結婚生活で主人は何をやらかしてきたんだろうね。私は2人並べて書く「夫婦位牌」を必ず薦めるんだが、断るのは決まって奥様。まだ間に合うご主人は急げ。

0188   「自己管理を出来ん者が何を言っても」

釈尊と同年代に論語で有名な孔子が。時の権力者の「天下を取るには」の質問に答えて「修身、斉家、治国、平天下」の言葉を。「自分の修養も出来ん者に、家庭もまとめる事が出来ん者に、国も治める事が出来ん者に、天下など取れるかい」と。確かに。亡き父も寺内僧侶達や私に同じ事を。「常に自己管理能力を鍛えよ」と。

0189   「人を追い込んで何が楽しい。人を泣かせて何が嬉しい」

自閉症、多動症の子供が多くなってきた背景には一つの要因として、胎教時の母親の不安やストレスが影響との見解が。亭主関白が当たり前の時代には、怒りを抑え、耐える人に多い膵炎(膵癌)は女性特有の病気であったとか。勿論、要因はそれだけでは。昨今は立場逆転夫婦も多いが、心を追い込む事だけは、避けた方が。

0190   「あなたもいずれは死人の仲間に」

たまに「家を建てたい。この土地に死人は出とるか」と相談に来る方が。「知りまへんがな。何万年も昔から、人は生き死にを繰り返してきとる。人が死んでない土地なんかあるもんか。龍馬さんが斬殺された四条河原町は今えろう栄えとりまっせ。京都人は過去の人達の死を忌み嫌わず、感謝して住んどるからじゃないの」と。

0191   「その人が本当に大事なら、心に鬼一匹を」

甘物が大好物の父に食べてもらおうと檀家が腕を振るって。彼岸参りなどは1日20家、つまり牡丹餅を20個、全て食べよる。当然体調に支障が。檀家さんに「接待はお茶だけに」と。が、「折角住職に」と不機嫌に。「早死にさせたいですか。本当の愛情とは何ですかね」と。「何だ、あの副住職は」と、当時は嫌われたもんです。

0191(番号打ち間違い)   「験を担ぐのも程々に」

出陣前「風林火山」の旗に鳩が。すると家臣が「この戦、味方大勝利」と雄叫びを。対して武田晴信(信玄は僧名)公は、弓矢で鳩を射殺し「この度は鳩であったが、烏だったら負け戦か」と。その信玄公は出陣前には諏訪大社へ。無神論者の信長公も出陣前には、熱田神宮に戦勝祈願を。信仰の捉え方が全く違うんだろうね。

0192   「終末医療は本人の意思を尊重が大事、かな」

檀家男性が「今でも心の片隅には「痛み止めを」と懇願全身癌の父に「これ以上打ったら心臓に負担が」と言い聞かせながらも「余命僅かの人に今ここで、我慢をさせる理由がどこにあるんだ」と問答を繰り返した葛藤の日々が。奇跡を望む子供の心が、親の切望する痛み緩和の邪魔を。看病する者、される者、難しい問題」と。

0193   「机上の空論ばかりを述べる者」

高校講演で「諺に、真実は小説よりも奇なり、と。が、小説も想像だけでは書けん。経験なければ頭には浮かばん。絵空事では読み手の心は打てん。老いた親の世話、子育て、病人看病なども同じ。未経験者に限って理想的な机上論を。理想と現実の違いは、経験者のみぞ知る。その道で本物になりたければ多くの経験を」と。

0194   「命あるものの最期は必ず死が」

葬式を受けたは700回越え。人の最期に触れた数はそれ以上にて。余命宣告後の様子は大きく分けて3つに。「死にたくない」と泣き喚く人。諦めて殻に閉じ籠る人。そしてこの姿が大半の「世話になったな」と悠然と構える人、最期の姿が子孫に与える影響は大きい。それまでの生き様が後悔の姿、充実の姿、として形に。

0195   「わが足元の確認の為に信仰が」

信仰否定者が「マルクスや毛沢東が「宗教、信仰は麻薬である」と定義した理由は」と。「麻薬は使用者によっては、薬にも毒にもなる。それを危惧されたのかも。人はわが身に降り掛かる現実から目を背けては駄目。自分がしてきた事の結果が今ここに突き付けられているだけ。ここを否定すれば全てが間違った方向に」と。

 「坊主の説法と結婚式のスピーチは短いほど有難い」と。但し、その短文法話の中には必ず含み言葉が。講演会でよく次の様な質問を。「法話によって参加者全員が抱える問題を網羅することが出来ますか」と。対し私は「法話は話し手より聞き手の受け取りの方が大事。法話は数学で言うところの『公式』に同じ。その話に自身が抱える問題を当てはめ、自らが解決の糸口を導き出していく為の道具にするもの。これは法話に限らず、人と人との関係全てにおいて言える事にて」と説明を。その様に理解して頂きますれば、この短文法話も何かのお役に。

金剛寺ホームページ  https://kongouji.amebaownd.com/

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金剛寺フェイスブック https://www.facebook.com/天徳山-金剛寺-1543297575974719/

0169   「誰が結婚を人生の墓場にしたんかいな」

独身の檀家娘が「愛称占いって大事ですか」と。「相性最高で結婚し、離婚した者。最悪で結婚し、円満を築いた者。家族、親族が大いに祝福、結婚したが離婚した者。関係者が皆猛反対、を押し切って結婚、良い意味での期待外れで夫婦関係を充実させている者も」と。「なるほどね。相性は夫婦で築きあげるものか」「だな」と。

0170   「親の主観を抑えて子育てを」

15歳檀家娘が「親には内緒で。言わないで」とお寺へ。「親は口を開けば、最近の若い者は、と。これって順送りでしょ。叩けば誰でも誇りは。自分の事は棚に上げんと子育ては。わかるよ。が、時には誰かが引き摺り降ろしてくれんと。勝手に自分の夢や理想を子供に押し付けて。私の人生なのに。もう、うんざり。以上」と。

0171   「親の世話をする人は、限られた人だけ」

石川啄木の短歌に「たはむれに母を背負ひて、そのあまり軽きに泣きて三歩あゆまず」が。後に身内が「啄木はそんな親思いの子供ではなかった」と暴露を。これは第三者が知る必要のなかった家庭事情かな。が、親が死んだ後で、何かと美化する子供って結構に多い。その殆どが自分を正当化しないと立場がない人間だが。

0172   「人間は十人十色。それぞれが時代に応じてこの国を」

戦国三武将を表した言葉に、信長公が「鳴かぬなら、殺してしまえホトトギス」と。秀吉公は「鳴かしてみよう」と。家康公は「鳴くまで待とう」と。対し、松下幸之助さんが放った「それもまたよし」は、今の日本に欠けている心かな。ついでにさんまさんは「鳴かぬなら、俺がしゃべるぞ」と。皆、それぞれに強い信念が。

0173   「親の人生と子供の人生は別物。押し付けはあかん」

母親が「私は私なりに今日まで一生懸命子育てを」と寺へ相談に。「その懸命さの方向が間違っていたのでは」「では、どうすれば」「良かれと信じてやってきた事でこの結果を招いたんなら、その真逆を試してみたらどうですかな、不本意でしょうが」と。結果は好転。親の主観の押し付けは、子供にとっては負担でしかない。

0174   「子供を育てる環境作りも、親の役目かな」

学校保護者会で「中国思想家「孟子」母親の「孟母三遷(もうぼさんせん)」の話は有名。孟子は、お墓の近くの家では葬式ごっこばかりを。市場の近くに引越すと、今度は商人の真似事。最期は学校の近くへ。すると学生に習い礼儀作法を取得したと。この話の教訓は、子供の成長には環境が大いに影響を及ぼす、という事かな。

0175   「縁起も担ぎ方(受け取り方)を変えれば、別物に・・・」

昔の話。住職に「何か縁起の良い言葉を」と檀家が。そこで故事を引用し「祖父母死、父母死、子死、孫死」と。不機嫌な檀家に「この順番が狂う程辛い事はないよ」と。今一つに「家の外、ぐるりと囲んだ貧乏神」と。さらに不機嫌な檀家に「福の神外へ出られず」と下の句を添えた。「幸、不幸は物の受け取り方次第だよ」と。

0176   「大手社長が、親も先祖も大事にせん人間が、人生成功させる事など、と」

父3回忌法要の時息子が「爺ちゃんが手術台で内臓を放り出された状態を見てどう思った」と。当時の事が走馬灯の様に脳裏を。「そうだな。癌は大腸、小腸、膀胱、腹膜、肝臓、肺にまで転移。檀家婆様が『私達が住職を使い殺した』と。その『私達』の中には当然父さんも」と。年忌は故人から受けた恩を忘れぬ為にする法要。

0177   「二兎を追う者は、一兎をも。が、追わない者は、何も得られん」

檀家青年が「いつも右か左か迷う事が多い」と。「基本、迷ってる時は、どちらでもいいから迷ってる事が多い。寿司が食べたかったら、迷わず寿司屋に行くべ。老齢の住職が「二つの経典を勉強する時間はわしには残ってない」と後方に放り投げて、遠くに飛んだ方を勉強したげな。迷いを断ち切る方法としては有りかも」と。

0178   「知識は学問から、その知識を活かす知恵は経験から」

釈尊の主治医が若い頃に名医の門を。弟子入り条件として提示したは「10キロ四方の土地を定め、薬にならん草花を探して持って来い」と。が、探せど探せど、これは根が、茎が、葉が、花が、と全て何かしらの薬に。数年後、落胆して戻ると名医が「お前に医者の免状を与える」と。これぞまさしく、プロの育成方法かな。

0179   「人がそう動くには、そう動くだけの理由がある」

700人以上も臨終の手伝いをさせてもらうと様々な人間模様に遭遇。特記すべき点は、親は子に恨みを持たれる様な生き方だけは絶対に避ける事。もう憎む相手はこの世にいないのに、死ぬまで子が親を恨み続ける。昨今の病院内死亡の親の遺体を「いらん」と引取り拒否するも。子に罪を作らせる様な事をさせたらあかん。

0180   「亡くなっても生きている時と同じ様に」

生前、父が法要で突如心臓疾患に。途中で私と導師を入れ代わり無事法要は終了。看病に当たったわが妻に「怒るなよ、法要前に牡丹餅を10個食べたのが悪かった」と。「何度同じ事を」と激怒されていたが、娘のない父にはそれが心地良い様で。現在、女房殿は父への仏壇お供えは必ず1個、「あっちで心臓悪くせんように」と。

0181   「真実は小説よりも奇なり。檀家さん方の生きざまは一読の価値あり」

90歳を越えた元女医さんが手紙で「住職さんの法話本、枕元に置いておき、起床と同時に手に取って適当に開き、その項に書いてある話を「今日1日気をつける事」として使わせてもらっています。「1日の計は朝にあり」ですから。人に余りの人生なんてありません。私は100歳まで生きるつもり。その為の道しるべに」と。

0182   「人は、観察すればする程、興味深いもの」

息子友人が「叔父さん。服装や髪型は飽きたら変えれば。が、刺青は。彼氏、彼女の名を体に。別れたらどうすんの。結婚も飽きるとわかってて、何故するの」と。「何や、結婚否定はそれかい。飽きんけどな。人間は年々変化を。気付けば女性は体が倍に、男性は禿散らかして。晩年女性の顔は亀に、男性は犬か猿に、だよ」と。