毎月の法話

 「坊主の説法と結婚式のスピーチは短いほど有難い」と。但し、短文法話の中には必ず含み言葉が。講演会でよく次の様な質問を。「法話によって参加者全員が抱える問題を網羅することが出来ますか」と。対し私は「法話は話し手より聞き手の受け取りの方が大事。法話は数学で言うところの『方程式』に同じ。その話に自身が抱える問題を当てはめ、自らが解決の糸口を導き出していく為の道具にするもの。これは法話に限らず、人と人との関係全てにおいて言える事にて」と説明を。その様に理解して頂きますれば、この短文法話も何かのお役に。

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0378   「能ある鷹は爪を隠す、と。能(力)がないから威勢に頼る」

若者が彼女を横に乗せ、事故を起こし廃車に。が、運良く2人共軽傷。余程肝を冷やしたのか、お寺へお礼参りに。「免許を取って嬉しいも、彼女にいいとこ見せたかったも、わかるよ。が、本当に上手い運転手というは、同乗者に恐怖感を与えないもんだ。常日頃からそういう運転をせい。車は常に危険物というを自覚しろ」と。

0379   「講釈言い、文句言いは、まず動かん。動く人間は理屈の前に行動」

禅宗の僧侶話は大変興味深い。理趣経と観音経を勉強したいなる老僧が「時間がない」と経本を後方に放り投げ、遠くに飛んだ方を選んだと。「どちらでもいいから迷うんだ」と言って。90歳越えの老僧が突如英会話の勉強を始めた。「遅いですよ」と笑う若僧に「次に生まれた時に役に立つだろ」と。思わず「いいね」と拍手を。

0380   「人は将棋の駒の如し。自分は如何なる駒の器か、見極めるも大事」

会社研修講演で「藤堂高虎公は将軍への提案書は、必ず複数案を提出。家臣から、議論の余地無きこの提案に、何故複数提出の必要が、と問うと、単数提案が決定されれば、わしの指示に上様が従った事に。複数案からの議論となれば、決定させたは上様。わしの心中など上様は百も承知、と。この絆が盤石の土台を築く」と。

0381   「生活環境全般の見直しが、支障部分の改善になるかも」

少し昔は、未婚者と非母乳育児女性が乳癌発症は圧倒と。が、今はその限りでは。現在は11人に1人の割合。その数字は驚愕。が、1100人中1000人は未発症。必要以上不安を掻き立てるは。「ほんまでっか」情報だが、1日6時間以上家事する女性の発症率は低いと。母性本能の活性が女性ホルモンに良影響なのかな。

0382   「例え命を落としても、恩を仇で返す事だけは」

秀吉公主催茶会場面にて。ハンセン病の大谷吉継公が口を付けた茶器を皆、飲んだ振りして横に。が、三成公だけが口を。関ヶ原にて徳川方に味方と進めていた軍を「三成だけは違うた。引き返す」と吉継公、敗戦を確信していた三成方に見方を。「虎は死んで皮を残し、人は死んで名を残す」と。人の心を動かすは、感動にて。

0383   「原始時代から人間の営みは何の変化も。変わってきたは、使う道具だけ」

経験者の忠告を全く聞かず、事業失敗の若者が困窮してお寺へ。「現在まで残ってる諺等は、時代に関係なく何かしらの教訓になっとる。成功の陰には必ず温故知新、有りかな。古い物を過度に毛嫌いはあかん。加減乗除を基礎に持たんと高等数学は解けんだろ。生後数十年の人間が、数百年分の知識、知恵には到底敵わんよ」と。

0384   「疑いもせず、不平も抱かず、言われるままに。進歩ないよね」

歴史上人物で特に信長公、龍馬さん。タイムマシンでいきなり令和の世に連れて来られても、一瞬は戸惑うかもしれんが、すぐに順応しそうな気がしませんか。考えたら赤子も、いきなりこの世に。見聞きする物は全て新鮮にて。が、疑問を理解し、すぐに吸収していく。まだ持っていますか、好奇心。年齢は老いても、心は。

0385   「突然目覚める人は要注意。周囲が歯止めを。悪信仰の餌食に」

知人老母が「40歳まで先祖に無関心の息子が占い本に陶酔。何とかして」と寺へ。息子に「著者の所へ行って、400年伝統寺院に250年続くわが家の墓が。貴方が悪いと指摘の墓形。壊していいか、と尋ねてこい」と。行くと相談料突き返され門前払いを。「どんな形だろうと先祖さんはそこで安眠されてきたんでしょ」と。

0386   「信者が、老人が、患者が、お金(札束)に見えたら、お終いばい」

親戚一同から懇願され、特養老人ホームを経営のとんでもない家族に「入所されている家族の方々に『私達はこの度、父親を亡くしました。が、通夜にも葬儀にも参列せず、施主の兄に、電報も御霊前も送っていません』と言えるものなら、言ってごらん。どんな反応をされるか」と。わが先祖を粗末にする坊主もいるもんね。

0387   「親の主観に巻き込まれない子供も、たまにいますね。人生は別にて」

常に首席の男の子が普通科ではなく、工業高校進学を希望した。訳を聞くと「英語を中高大10年も勉強し、何割の学生が英会話を。手術も腹を切って中から数学の問題は出てこん。大学の名も社会に出て通じるのは一瞬。僕はやりたい仕事に関する勉強がしたい」と。子供を自慢道具に用いる親への反発も多少はあった様だ。

0388   「突然死も自殺も寿命だが、若い人の死は、悔まれるよね」

人に万歳の年は。が、90越えたら、まあ大往生かな。が、40前後で突然死、これまでに数人。聞くとみな過労死にて。嘗て、大手金融機関倒産の後始末を10年務めた方が。毎日煙草と酒でストレス解消を。血尿検査で即、余命3日と宣告を。全身が癌に。会社は壊れた歯車は入れ替えるだけ。自分の体は自分で守ろうね。

0389   「人間の世界からいつ弱い者イジメがなくなるのかいな。永遠の課題だね」

イジメ問題を抱える学校講演で「徒党を組んで1人の人間を自殺へ追い込んで、何が楽しい。幸せな人生を送りたい、という細やかな権利を奪って、何が面白い。失敗は取り返しの効く物と効かん物が。自殺に追い込んだ者の浅はかな行いで2つの家庭がどん底に落ちる。今ならまだ間に合うから、心当たりある者は止めろ」と。

0390   「その大変さは第三者には。が、親は皆さん口々に、わが子が愛おしいと」

お寺の関係者、血縁者の中にもダウン症や多動症の子供を持つお方が何人か。その子の性格にもよるだろうが、夫婦仲が穏やかで、子供の前では絶対に荒げた声は出さず、空気がゆっくりと流れている家庭の子は、落ち着いているように見受けられる。この親でないとこの子は育てられん、と白羽の矢を立てられたんだろうね。

0391   「昭和20年から64年の間に中絶された命は何と、7000万人と」

若い男女が「水子の供養を」と寺へ。家内が「あの人達、お父さん(先代)の時代にも」と。「何を」と。供養後「心掛けはよか。が、自分は産んでもらっておきながら、わが子の命は奪うか」と叱咤。間も無く2人は結婚を。今では3人の子の親に。その変貌を見て今度は親がお寺に。今でも毎月、おろすおろした子らの供養に。

 「坊主の説法と結婚式のスピーチは短いほど有難い」と。但し、短文法話の中には必ず含み言葉が。講演会でよく次の様な質問を。「法話によって参加者全員が抱える問題を網羅することが出来ますか」と。対し私は「法話は話し手より聞き手の受け取りの方が大事。法話は数学で言うところの『方程式』に同じ。その話に自身が抱える問題を当てはめ、自らが解決の糸口を導き出していく為の道具にするもの。これは法話に限らず、人と人との関係全てにおいて言える事にて」と説明を。その様に理解して頂きますれば、この短文法話も何かのお役に。

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0364   「人は暇だと何かを標的に時間つぶしを。何か、やる事、見つけたらどう」

高校生が「今この国は、揚げ足取りや粗探しばかりが目立つ。暇潰し解消の標的として言い易い医師や看護師、学校先生方に理不尽な文句三昧を。とても恩を受けてる者の態度ではない。大人、子供に限らずいじめの風潮。国会では言い間違えただけで貴重な時間を長々と。子供は世相が育てまっせ。世相とは大人の行動」と。

0365   「付き合う相手を選ぶは、自分だけに非ず。選ばれている側というも、忘れずに」

知人社長が「倒産寸前の頃、某社長との縁があり『朝7時までに来るなら仕事をやる』と。社員と車を走らせ関西から静岡まで毎日往復8時間。1ヶ月後『もう来んでいい』と。『終わったか』と落胆するや否や、『定期便を出してやる』と。恐らく我々の本気度の確認を、この期間で。この社長との縁は30年経った今も」と。

0366   「やはり、今でも世界一安全な国は日本と思うが、今後はどうなっていくかな」

将来弁護士を希望の中学生が「六法の勉強、大変そうだね」と。「一国、一国を大名が統治していた時代、国によってお触れ書きに違いが。ある国では5カ条、またある国では30カ条と。注意事項が少ないは、つまりその国が平和で、安定しているという証拠。日本の六法も他国に比べ記載内容が少ない方かな。今は、だよ」と。

0367   「何が悲しゅうして子孫を祟らなあかん。彼の地で、俺がいったい何をした、と嘆いとろ」

亡き父(先代)は常々「霊感が強いといって自慢しては、亡き人を悪霊に仕立て上げる僧侶が。言われた方は全て憶測。が、それを真に受け、多額の供養料を払ったり、第三者に責任を転嫁したり、と。騙す方が当然悪い。が、騙される方も。何か身に覚えがあるんかいな、祟られる様な。先祖を愚弄するも大概にせにゃ」と。

0368   「浮気問題は結局、喧嘩両成敗かな。片方だけに非がある、はない」

奥様が激高して寺へ浮気相談に。が、内容を深堀りしていくと、食事は毎食インスタント物をチン。お金遣いもルーズ。どうやら家はゴミ屋敷。これが結婚以来ずっと。これじゃ、ね。人は報われないと感じたら、安らぎを求めて別の場所へ。確かに、浮気は絶対に良くない。が、そうするからには、そうする理由があるもの。

0369   「時代は移り変わっても、勤勉者もおれば、怠け者もおる」

今春大学入学知人息子に「35年前の拙僧の時代でも、バイトもせず講義、同好会、合コンに明け暮れ、下宿に帰ればゲーム三昧、親の仕送りをただ待つだけの者が。大学生の社会的位置付けは失業者。失業者が怠けてどうする。社会に出て充実を望むなら、バイトで色々な人脈と見識を身に付けよ。4年は、あっという間」と。

0370   「他人様が貴方の足を止める事はない。貴方が足を止めない限りは」

卒業前の高校生に「節目、節目には様々な人間模様が。努力を怠ってきた者は論外だが、頑張ってきた者が必ずしも報われるとは限らん。競争社会だからね。が、負けた者が生涯敗軍のままとは。負けて勝つ、というケースも数多に。唯、この言葉は諦めない者だけに与えられる物。積み上げた土台無くして逆転劇はない」と。

0371   「本末転倒は自らが転倒する結果に。何の、誰のお蔭で、現在の自分が成立か」

学校保護者会で「今は何を優先、を履き違えている方々が数多に。ドクター、看護師は患者さん。先生は生徒さん。坊主は檀家さん。社長は社員の生活維持、社員は会社への貢献。親はわが子の育成。これを間違えたら即利益の損失に。人は地位、名誉、お金、それと長年の慣れによって、勘違いの方向へ。頻繁に再確認が大事。

0372   「いつの世も貧乏くじを引くは下々にて。もう、いい加減、何とかしろよ」

知人社長が「大手からの仕事で100万円の見積もりを出すと、半額の8掛け、つまり40万円で受けろ、と。当然赤字。が、断ったら次が貰えん。以前に、数億円の仕事料から数百万抜いて自宅車庫を造らせた、なる重役も何人かいた。手抜き工事を責める前に、途中マージンにメスを入れんと、中小、孫請けは、堪らん」と。

0373   「1人息子の家にわが娘、嫁にやるな。母親と息子の間に入る隙間なし、と」

10年前には、この様な話、殆ど聞かなかった。女の子ならまだしも、男の子の大学入試や、何と入社式にまで母親が同行を。その状況に彼女から呆れられ、振られたという青年がお寺へ。「親孝行のつもりでした事が、間違いなくマザコンと思われたんでしょうね」と。「彼女さんは、結婚後の生活を想像したんだろうな」と。

0374   「口喧しい人程、自分にとっては最も大事な宝にて。嫌われるを覚悟で、助言を」

年頭法要時法話で「人間には選択権を与えられてない物が。与えられる親、子供。この五体、寿命、1日24時間、など。努力で何とかなりそうな物でもそう簡単には。行きたくとも行けん。したくとも出来ん。望みを叶える為には、必ず第三者の力添えが必要不可欠。生かされているという事をしっかり自覚しましょう」と。

0375   「諺に、宗論はどちらが勝っても釈迦の恥、と。争うも必要だが、協調も必要」

拙僧、息子の「昨今は皆、長文は読まん。短文なら」の進言でツイッター法話を。「布教も兼ねるの」の問いに「いや、宗団の教えなど、読み手は興味など持たん。前に縁のあった浄土宗布教師さんが『政界も宗教界も各派で喧嘩などやっとる場合か。力を合わせ、この国を立て直していかにゃ。特に人材育成だわ』と。同感だね。

0376   「子は親の言う通りには動かん。親のする通りに動く。子は、親が育てただけ」

高校講演で命(先祖供養)の法話を。講演後に生徒達から痛烈な親批判が続出。「うちの親どもは、先祖を供養している菩提寺に足を運ぶ姿も、墓参りに行く姿も、見たことがない。元来、家で手を合わせる姿、1度も。僕達はその環境下で育てられた。先祖を敬う心が育ちますか。この度の話、今度は親どもにしてください」と。

0377   「自分に利があるから動く。利がないから動かん。そうでない人が、人の上に立つ」

息子から「お寺の仕事で、何が一番つらいね」と。「そうだな。先祖供養、水子供養、せなんだら、罰が当たるか、祟られるか、と問われる事かな。結構いるんだよ。何処の誰に吹き込まれたのか知らんが、祟られたら嫌だから一応やっとく、という人がな。命を流してくれた、産んで、育ててくれた人を悪霊扱い、あかんよな」と。

令和 元 年 8 月分 金剛寺住職による150字短文法話集 

 「坊主の説法と結婚式のスピーチは短いほど有難い」と。但し、短文法話の中には必ず含み言葉が。講演会でよく次の様な質問を。「法話によって参加者全員が抱える問題を網羅することが出来ますか」と。対し私は「法話は話し手より聞き手の受け取りの方が大事。法話は数学で言うところの『方程式』に同じ。その話に自身が抱える問題を当てはめ、自らが解決の糸口を導き出していく為の道具にするもの。これは法話に限らず、人と人との関係全てにおいて言える事にて」と説明を。その様に理解して頂きますれば、この短文法話も何かのお役に。

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0350   「今ここは、まず何を、誰を、中心に考える事が大事かを」

スーパー経営40年の実績ある会長(老女)が「見ず知らずの店舗で買い物した時、店長に、暖房風が吹く先にバターやチーズは置かん方がよか。三段棚は客の目線に合わせ、下段は子供用品、中段は主婦物、上段は男性物を、と。が、聞く耳なし。案の定1年で閉店しおった。何事も一手間を嫌がっては伸びる物も伸びん」と。

0351   「信仰は遥かに非ず、実生活の中にあり」

四国霊場番外に鯖大師本坊が。このお寺では3年間鯖食を絶ち、願掛けする習わしが。謂われはお大師さんと鯖の逸話によるもの。お寺によっては酒絶ち、お茶絶ちなども。実生活の中でそれを目にした時「そうか。仏と約束し、願掛けしてたんだ」と当初の思いが再確認出来、心が引き締める事が。信仰の存在意義はここにて。

0352   「いい加減な態度に対し、返ってくるは、いい加減な対応」

四国巡拝中にお会いした特別養護老人ホームの理事長(老女)さんが「人に何かを頼む時、嘘偽りなき誠心誠意の姿を見せなければ、人は決して動いてはくれませんよね。神仏も同じだと私は思います。努力もせず、いい加減な態度の人間に、仏が力を貸してくれるとは到底思えません。私は常にこの事を従業員に口喧しく」と。

0353   「この身を助けてくれる物(人)は、一番身近な所に存在」

メーテルリンクの「青い鳥」は、ご存知「幸福は最も手近な所に存在する」と。例えば、鶯が鳴かずとも、春の訪れは草花開花で容易に知る事が出来る。が、鳴けば春に彩りを添えてくれる。さて、自分にとって「鶯」の存在とは何(誰)かな。何(誰)が心安まる環境を与えてくれているのかな。時にはわが心に問い掛けを。

0354   「明日の命を保障されている人間は、誰一人も。自分だけは死なんと」

宮城県に嫁いだ檀家女性が、震災当日の思い出を。「夫と共に1歳、3歳の娘を抱え、わが家が津波に飲み込まれていくを目の当たりにしながら、山へと駆け上がり、何とか命だけは。震災の朝、誰がその日の午後、津波で命を奪われるなんて想像を。ほんと人間は、一寸先は闇にて。今ここに、命があるに何不足、ですね」と。

0355   「人の上に立つ者の教訓。何万の家臣とその家族の命を守るためには」

家康公の教訓に「人生は荷物を背負い、坂登るが如し。勝つ事ばかりを知り、負ける事を知らねば、その害自らに及ぶ。及ばざるは過ぎたるより勝れり」と。一方、関ヶ原の戦い前は「家臣の命が掛かっとるんだ。何度賽を振っても思い通りの目が出るまで、わしは動かん」と納得いくまで画策を。トップに立つ者の心得ですね。

0356   「与えられた物を工夫して活かすしかない。不平不満を言っても始まらん」

昨年は祖母25回忌。生前常々「人には一癖、二癖。無くて七癖、ありゃ四十八癖。こうした癖もこの世で生きていく為に、天が与え下さったもの。癖は使い方によっては益にも害にも。他にも「この者なら必ず使いこなせる」と与えてくれた物に、身体、親、子供、環境、そして国もまた。活かすことが出来て、何ぼだよ」と。

0357   「災難に会う時は会うが宜し、死ぬる時は死ぬが宜し、と良寛さんが。」

頑固から孤立する男性に「昔々、良寛さんの庵へ旅人が。よくおいでに、と足洗い桶を。次の朝、これで顔を、と、昨晩の足洗い桶を。躊躇すると、早くしてくれんかいな。それで米を洗うんでな、と。人はそれを見知らずば、平気で使用出来るのに。人から先入観を取り除くは難しい。人は下らん固定観念からどれ程の損失を。

0358   「何を大切にしなきゃならんかを、今一度。失くして困る物は、なに」

今日まで貪る様に物欲のあった人間が、突如大病を患い「大便小便が普通に出るなら、食事が普通に食べれるなら、睡眠が普通に取れるなら、何千万円出しても構わん」と。常日頃全く眼中になかった「当たり前」の有難さ、これを失う事が一番の苦痛となるを初めて知る事に。病気に限らず、普通に支えてくれている物に目を。

0359   「親だけが子育てをするに非ず。指導者はその人の為に、心に鬼一匹を」

わが妻は、どの子にも平等に優しく、厳しい。20年前、息子小学生時代、お寺が級友達の遊び場に。靴揃えも初めは優しく注意を。が、幾度目かには全員の靴をお寺の庭に投げ捨て「拾うて来い」と。各返事挨拶も「聞こえないよ。大きな声で」と何度もやり直しを。時間を待たず、皆良い子に。子供は育てただけ、ですね。

0360   「天から貰った最高のプレゼントは、わが女房殿。ご主人さん。大事にしてや」

檀家で蒲鉾屋の爺様は、92歳まで現役を。側で支えてきた婆様が、脳血栓で入院。朝3時に起床し仕事開始。配達を終わらせ、次の日の準備を済ませ、昼から病院の方へ。婆様に昼食、夕食を食べさせ、夜帰宅を日課に。1日も欠かさず、1年以上もの間。「この歳まで一緒に。今は顔を見に行くが楽しみじゃ」と当時。敬服。

0361   「家の存続をを重視する家庭は現在、何割ほどあるのかな。昨今、肌で感じなくなった」

嬉しい反面「4人目も女の子か」と少し落胆夫婦に「家の存続の事かい。わからんよ。誰かが養子を引っ張ってくるかも。嫁いだ先で複数の男子に恵まれ、1人貰えるかも。そうなったらラッキーと。お前は養子を、と絶対押し付けたらあかん。家も潰れた。娘の人生も潰してしもうた、に」と。30年前の話。今は、違うかな。

0362   「現在この国は、お金さえ出せば何でも手に。そうでない時代は、願うしか」

門前小僧、習わぬ経も読むが、悪さも。拙僧の事にて。檀家婆様が度々寺で木魚を親の敵如くしばきながら念仏を。ある日、そっと近寄り頭に線香を3本立てて様子を。気付いた婆様は怒り狂い「このクソガキ、とんでもない人間になるぞ」と。今一番驚いとるは、婆様かな。「まさかあの悪ガキ(私)から供養されるとは」と。

0363   「医師は薬師如来の手足として、看護師は日光、月光の手足としての役目を担って」

退職後、心機一転起業に踏み出す若者が「心得を」と。「拙僧父は常々『清水次郎長偉いじゃない。大政、小政の声がする』と。更に『三成に過ぎたる物が2つある。島の左近(石田家家老)に佐和山の城』と。仏も皆、釈迦三尊、薬師三尊、阿弥陀三尊と必ず脇侍に2尊を。神輿も担ぎ手があればこそ。人材育成を第一に」と。

 「坊主の説法と結婚式のスピーチは短いほど有難い」と。但し、短文法話の中には必ず含み言葉が。講演会でよく次の様な質問を。「法話によって参加者全員が抱える問題を網羅することが出来ますか」と。対し私は「法話は話し手より聞き手の受け取りの方が大事。法話は数学で言うところの『方程式』に同じ。その話に自身が抱える問題を当てはめ、自らが解決の糸口を導き出していく為の道具にするもの。これは法話に限らず、人と人との関係全てにおいて言える事にて」と説明を。その様に理解して頂きますれば、この短文法話も何かのお役に。

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0336   「ハングリー精神は、いつの時代も気力の向上に」

米国禁酒法時代暗黒街を牛耳っていたは、若干27歳アル・カポネ。脱税で11年服役後は「殺される」と震えて余生を。彼は「百の講釈より玉一発」と。日本も明治維新立役者は二十代の若者達。社会全体が発展途上であった事も若者達が活躍出来た要因かな。家康公は「天下を取るは至難の業。が、守り続けるは難しい」と。

0337   「人並みは人並み。上を目指すなら」

起業希望の若者に「山は低けりゃ、ハイキング気分。海は浅けりゃ、バカンス気分。が、山は高くなればなる程、海は深くなればなる程、命に関わる領域。知識、知恵、経験、体力が不可欠に。どの分野でも、高みを目指すは容易な事では。枝葉も先になればなる程、風当たりが強くなる。加えてトップは孤独に。その覚悟を」と。

0338   「失敗を恐れて動かん人に、成功の縁はない」

私の法話本はライブドア時代の堀江さんのもと部下の方が担当して世に。その関係性から息子が「彼をどう思うか」と。「世の中は出る杭は打たれるし、出過ぎた杭は抜かれる。が、その結果、協調性を。人が動けば必ず文句を言う者が出てくる。その是非はともかく、動く人のおかげで世に教訓が。動かん人よりはましかな」と。

0339   「真実は小説よりも奇なり、だね」

檀家の爺様が「妻が痴呆に。わしを夫と認識が出来ん。日替わりで親になったり、兄になったり。時には敵となり暴力を。それでも妻が愛おしい」と献身的に介護を。その爺様が85歳で他界を。その葬式当日、何と婆様の痴呆が改善。5年もの間、故意に狂言はありえん。爺様が持って逝ったのかな。現在、婆様99歳、正常。

0340   「親が聞く耳持てば、子供は心を閉じたりはせん」

知人の精神科医師が「住職。親に反抗する子供は順調に育っとるよ。親に文句も言えない様な家庭環境は作ったらあかん。一概には言えんが、私の知る所では、自殺した子や精神疾患(うつ病)を引き起こした子供の家庭は親子のコミュニケーションが取れてない事が多い。無闇に突けば殻の奥に。ヤドカリと同じだよ」と。

0341   「誰しも自分だけは死なんと思っとる」

中学校講演で「何処に行くも、娘3人を車に同乗させて出かける両親が、その日に限って家に残し夫婦で自社へ。外出5分後、事故で2人共が即死。後日娘達は親戚預かりに。現在、3人共母親に。この世にある物はある日突然消える可能性の高い物ばかり。今、この私を支えている物は何か。他人事と思わず考えてごらん」と。

0342   「祖父母と関わりの深い孫は、心が穏やかかな。話を聞いてくれるもんね、爺婆は」

老人会で「育てられた経験しかない者が親となり、初めての子育てを。無理。プロの助けが必要不可欠。さあ、爺ちゃん、婆ちゃん、出番でっせ。『うるさい、くそババア』と孫が悪態を。が、言葉と心は別物。母を持たず、祖父母に育ててもらった私が言うので間違いない。教訓と感謝は57歳となった今でも、心の中に」と。

0343   「親の責任を最期まで果たした母親。息子はその後、自力で借金を」

檀家息子が無謀な商売に手を出し失敗。父親が退職金全額を負債に。が、補えず両親共パートに。その中、母親が乳癌発症方々に転移を。頭の毛は抜け落ち、顔は浮腫んだ状態で夜中まで皿洗いを。「私達がしっかり育てておれば。こんな体になっても迷惑を掛けた方々にだけは。この姿を見せる事でこの子に」と命尽きるまで。

0344   「この報道を見ていた息子が、これを箱詰めしたは子供達ではなく、親だよね、と」

支援物資の話が出る度に、福岡沖地震後の子供達の言葉を思い出す。「有難いとは。が、貴方なら使いますか、使い掛けの鉛筆や消しゴム。着崩した下着や衣服に靴等。僕達は被災者だが乞食じゃない」と。物資を運んだ檀家の海上保安官が「この子達が言う通り。驚いた」と。自分にとって要らん物を与えるを、施しとは言わん。

0345   「たまには俗欲を離れた時間を過ごすのも大切かも」

四国巡拝では様々な場面から教訓を。見た目還暦越えの息子さんが老いた母親を背負い、百段以上ある石段を。体の前後に人形を抱えた女性が。恐らく子供さんを幼い時に。白い杖を金剛杖とする全盲の方の巡拝も時折り目に。全く日本語の話せない若い異国女性が単身で歩き遍路を。自分自身を見つめ直すには最適の地かな。

0346   「夢を諦めさせる、夢を諦める、タイミングを見計らうは難しいね」

定年前のご夫婦がお寺に。「世の中には特殊技能、資格を必要とする職種を夢見て、長年喘ぎ苦しんでいる若者が数多に。その結果、夢が叶う者、叶わぬ者。私達の息子は前者になるか、後者になるかは。甘い親と世間から。が、止める権利は。彼の人生にて。ただ、親が加勢出来るは、生きている間だけ、と一言だけ息子に」と。

0347   「嘗ては嫁いできた義母が嫁いびりを。虐待受けて育った子の8割が親になって虐待、と」

1年前、檀家の娘が結婚を。嫁ぎ先では義母が自己中心の態度から、長年に渡り家庭内で孤立状態。が、この娘が嫁いだ事でそれが。マンネリ状態からでは環境改善は望めん。新たな風が吹かんと。偶然かな、当寺の檀家娘の嫁ぎ先は、先祖を大事にしてない家庭が多い。この娘らがそれを。不足を補う様に縁は結ばれるのかな。

0348   「当たって砕けてもいいじゃん。何もせんよりゃ、まし」

会社の後継者が拙僧法話本中の「犬も歩かにゃ棒にも当たらん」に感化され、関連会社では最大手に「仕事を下さい」とアポなしで突撃訪問を。その時たまたま遭遇、相手をされた重役さんが今、引き手数多高給料出向先を断り、この若者の低給料会社を出向先として選択。「こいつの育成を最期の仕事」と。人を動かすは感動。

0349   「この世で出会った人達と、またあの世で。が、切なる望みかな」

檀家さんから「住職が信仰する目的は」と。「拙僧当年57歳に。常に心にあるは、あと何年女房殿と一緒におれるんだろう」ということ。父の他界年齢まで生きたとして正月17回迎えたら終わり。坊主なのにあの世があるを切に願う。この世からの延長で女房殿と同じ場所で生活したいから。個人的な信仰継続理由はこれ」と。

 「坊主の説法と結婚式のスピーチは短いほど有難い」と。但し、短文法話の中には必ず含み言葉が。講演会でよく次の様な質問を。「法話によって参加者全員が抱える問題を網羅することが出来ますか」と。対し私は「法話は話し手より聞き手の受け取りの方が大事。法話は数学で言うところの『方程式』に同じ。その話に自身が抱える問題を当てはめ、自らが解決の糸口を導き出していく為の道具にするもの。これは法話に限らず、人と人との関係全てにおいて言える事にて」と説明を。その様に理解して頂きますれば、この短文法話も何かのお役に。

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0322   「女性はやっぱり生き物が違う。未だ気の弱い女性に出会った事が」

90歳の檀家婆様が乳癌の手術を。その日の夜に病室を抜け出し散歩を。注意すると「寝てばかりだと呆ける」と。今1人は86歳の婆様が脳動脈瘤の手術を。抜糸の時「よく見ろ。頭にホッチキス1つ残っとろうが。数えてたんだ。しっかりせい」と両人共、ドクターを一喝。腑抜けた私には良き手本。女性は生き物が違う。

0323   「人は支えがなくては生きられん。その支えを大事に」

中学講演で「人が絶対に出来ない事は、他人の人生を歩む事。1人で生きていく事。人間は生まれる時も第三者の手を借りて出てきた。死んだ後も第三者の手を借りんとよう片付けられん。よく巷に「人は人、自分は自分」と冷静な判断を下している風の人がいるが、もう少し冷静に考えてみよう。持ちつ持たれつ、の意味を。

0324   「人間にとっての最大の苦痛は、当り前が出来なくなった時にて」

仲が良いのか悪いのか、喧嘩三昧檀家老夫婦が。一度喧嘩すると3ヶ月は会話がない。仏壇参りに伺うと1年の内半分は険悪なムード。「あのね、あと数年もしたら、喧嘩しとうても出来んことなるばい。『もう少し優しくしとけばよかった』と片方が欠けた時に泣きなんなや。あとに残った方が後悔すっど」と。夫婦共に沈黙。

0325   「努力せず、実りが貰えるお寺があるなら教えてくれ。拙僧が行く」

何かにつけてお寺に上って来ては「歯が、頭が、お腹が」痛い、ご祈願を、と。体調不良以外でも努力は一切せず、全てが神仏頼み。ご主人、子供も大迷惑を。これじゃあかん、と「心身健全の鍛錬として、3年の間、お寺との縁を一切断ちなさい」と。悲壮な顔をしていたが、風の便りでは、今は何でもご自分で対処を、と。

0326   「確証無き話ゆえに、却って恐怖。もし、そんな事が本当にあるとしたら」

法要後の茶話会で「生まれ変わる定めが必ずあるとしたら何に」との議題が。老男性が「数日で寿命が終わる、蚊、かな。早く次にいける。逸話だが屋久島のあの縄文杉だが、閻魔大王の前で罪を認めず悪態をついた婆様の成れの果てだそうな」と。そう話すと皆々顔を見合わせながら「7200年は辛い。素直になろう」と。

0327   「人間はこの世でもあの世でも、した事の清算はさせられる、かな」

檀家子供達には常に「もし本当に閻魔大王がいたらどうする。その時に慌てても、もう遅い。死後に後悔したくなくば、親孝行しとけ」と。この方便は効き目大にて。信仰心はない、観光だ、と言っては神社仏閣には足を運ぶ。手は合わせず、賽銭打たず。おみくじは引き、内容は気にする。今後が心配なら不安材料の見直しを。

0328   「親の七光りは、光る様に仕向けるのも、親の役目」

親が偉大過ぎた為、駄目子供のレッテルを貼られた歴史上人物は数多。武田勝頼公や豊臣秀頼公などもそう。が、決して親に劣る人物ではない。親との敵対の中、切磋琢磨し、力をつけてきた武将達を相手にしなきゃならんという不運。そう考えると家康公は偉かったな。親の健在時に代を秀忠公に。時代は違ってもこれは教訓。

0329   「おおらかで神経質でない人が長生きを。怒りは寿命を縮めるかな」

第三者を巻き込み、健康食品に多額を投じる女性に「食事全般即席品の人が。野菜一切取らず、肉食中心の人が。毎日酒5合、煙草50本続けた人が。皆90歳を越え老衰で他界。健康に産んでくれた親に感謝しながら。確かに不摂生は良くない。が、決め付けて拘るも。人それぞれ受け止め方が違う。押し付けはあかんよ」と。

0330   「信仰は特別な物じゃない。特別な物にしている者がいるだけ」

法話読者の青年が「度々来る僧侶が『この家は先祖が犯した罪で子供に悪影響を与えている』と高額供養料を取って祈祷。いやいや俺の反抗は、自分達の行いは棚に上げ、先祖の責任にしている親の態度に腹が立ててるわけで。そもそも先祖の犯した罪って、何やそれ。俺達にどうしろって言うんや」と。信仰人口が減るはず。

0331   「禅問答から教えられる事は数多に。答えは全て自分の足元」

禅問答は面白い。「愚か者の絵を描け」と言われた弟子が、魚のいない海で竿に針も餌も付けず、糸を垂らしている男性の絵を描いた。それに対し師匠が「それよりも愚か者の絵を描いてやろう」と、釣竿を持つ男性の横で腕組みして見ている者の絵を描き添えた。この絵の意味するもの、身の回りにも思い当たる事例が多々。

0332   「高野山奥の院には1度は参拝を。歴史、ロマンを感じられる場所にて」

高野山奥之院参道の数十万基ある墓で最大は、信長公妹お市娘で二代将軍秀忠公ご正室お江(ごう)の五輪塔。高さは約8m。四国から石をどうやって。石は全て中を空洞にし、丸太を通して担いだと。積み上げは石を置いて土を被せ山にし、その上にまた石を載せ土を。これを繰り返し最後に土を払う。道具がなきゃ、知恵を。

0333   「人の心は感動で動く。感動させれるかどうかが、鍵」

倒産で失職した50代男性が「年齢制限で面接もしてもらえず、悉く弾かれた」と落胆を。「諦めが早い。駄目元で直接会社に足を運び、自分を売り込みなっせ」と。で、勇気出し訪問、直談判を。お礼を言いに来られたので「会社側もやる気ない若者よりも、やる気のある熟年者を取るよ。会社の利益に関わる問題だからね」と。

0334   「手抜き工事をした業者を叩くより、途中ピン撥ね人間の糾弾が先にて」

ある国で河川が氾濫し大被害。国が予算を出し「河川工事と鉄筋の橋を架けよ」と。が、請け負った大手が下請けへと丸投げ。その下請けが孫請けへと、また丸投げ。その都度ピン撥ねを繰り返し最後は「竹の橋」の予算しか残ってなかった、とその国の人達の笑い話に。さてさて、他人事かいな。被害を受けるはいつも下々。

0335   「育てられた経験しかない者は。育てた経験のない者は」

高校講演で「社長さん達が、現在社会では育てられた経験しかない未婚者が中堅管理職に。よって部下を育てる事の出来ん者が少なからず、と嘆かれてる。子育ての基本は我慢。辛抱強く成長を待つが仕事。人の主張を黙って聞く事が出来る者を大人、出来ない者を子供と。個人的印象では現在「全国民総幼稚時代」かな」と。

 「坊主の説法と結婚式のスピーチは短いほど有難い」と。但し、短文法話の中には必ず含み言葉が。講演会でよく次の様な質問を。「法話によって参加者全員が抱える問題を網羅することが出来ますか」と。対し私は「法話は話し手より聞き手の受け取りの方が大事。法話は数学で言うところの『方程式』に同じ。その話に自身が抱える問題を当てはめ、自らが解決の糸口を導き出していく為の道具にするもの。これは法話に限らず、人と人との関係全てにおいて言える事にて」と説明を。その様に理解して頂きますれば、この短文法話も何かのお役に。

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0308   「離檀料って、いつから始まったんかいな。んんんんんっ。何か違う」

昨今「離檀料」が問題に。納骨堂の移転に伴う寺離脱に対し寺側から数百万の請求が。お寺はお金というより檀家離れの阻止が目的の様だが。が、地裁判例で離檀料上限は50万が妥当と。そもそも離檀料なんて、信仰を含め自由が基本だと。が、遺骨を道端に捨てたり、宅急便で送りつけてくるなど。どっちもどっち、かな。

0309   「保身を考えず、勇気ある判断を。事勿れ主義は、あかん」

アンデルセン童話に「裸の王様」が。詐欺師の仕立て屋が「馬鹿には見えない布で作る」と公表した事で誰もが不信感を抱くも口に出せず、遂に王様がパレードに。そんな中、1人の子供が「王様は裸だ」と。事実は必ず露見するもの。責任を負いたくないから周りの顔色を伺い、大勢の意見に従うという人間模様はいつの世も。

0310   「拙僧、女房殿には、心から感謝しております」

吉田兼好が「見て見ぬ振りを出来るのが良い妻。妻は不完全な方がいい」と。諺に「髪結いの亭主」なる言葉が。仕事を持つ女房殿の亭主は働かん人が多いと。男性は幼児から翁までプライドが服着て歩いてる。世話をせずば怒るし、し過ぎれば「窮屈」と文句を。全てを把握してないと見て見ぬ振りなど出来ん。女性は大変だわ。

0311   「目を背ける事の出来ない世の理を今こそ。逃げて事が済まない事、少なからず」

昔話は、読めば読む程に奥深い。当然、子供への読み聞かせは大事。が、今こそ大人が再読する必要あり。瘤取り爺さんは、欲が過ぎたら背負う荷が増えるを。かぐや姫は、いかに阻止しても死は免れないという生死の理を。泣いた赤鬼は、自分が幸せになるには必ず誰かを犠牲にしている事を。こうした教訓話は、必要不可欠。

0312   「残念ながら人は死ぬし、病気にもなる。大事なことは、生きざま」

信仰で人生を破綻させた人に「信仰は特別な物じゃない。特別な物にしている者がいるだけ。指導側もされる側も。釈尊が「生老病死の四苦八苦は、絶対避ける事は出来ん」と仏教開創当初から言っとるに、いつからか到底叶わない事を「叶う」と幻想の世界に。冷静になろう。釈尊もキリストも各祖師も皆、死んだんだよ」と。

0313   「人は謙虚さを忘れたらあかん。知っている事よりも知らない事の方が圧倒的に多い」

病院講演で「育ててもらった経験しかない者が親に。診てもらった経験しかない者が医師に。教えてもらった経験しかない者が教諭に。支えてもらった経験しかない者が社会人に。どの分野もまず、出発時点はど素人である、という自覚を。失敗を繰り返しながら本物に。知識は学問から、その知識を活かす知恵は経験から」と。

0314   「自分で足を止めない限り、他人がこの足は止まる事はない」

わが寺には良い意味で諦めの悪い檀家さんが多い。ある男性僧侶は他界して20年になるが、会社定年後に腰の手術をして歩けない状態に。ところがその体でお寺の130段ある石段を「リハビリや」と数か月毎日2時間掛けて這って上ってきた。晩年は87歳他界まで毎朝歩いて公園中のゴミ拾いを。いいね、諦めの悪い人。

0315   「遊び過ぎも、働き過ぎも、あかん。よって釈尊は「中道」を」

現在が不満足者は「昔は良かった」と落胆の言葉を。「苦労した昔が懐かしい」は、現在満足者の安堵の言葉。人生はイソップの「蟻とキリギリス」にて。夏怠ければ、冬報いが。これは真理にて。が、昨今では「冬に蟻宅を訪ねると、夏の働き過ぎで全員過労死」なる悲惨な替え話に。どちらにしても自分の身は自分で守るしか。

0316   「余程の馬鹿でない限り、今、女性を下に見る男性はいない。この女性、希望の職に」

一流大の女性が「就職の面接でお茶入れの有無を問われ拒否を。それが原因かは。が、悉く」と相談に。そこで徐に本人の目の前でお湯を沸かし、2人分のお茶を入れる準備を。すると慌てて「そのぐらい、私がします」と。「そうかい」と手渡した後「そのぐらい、なら、入れてあげたらどうだい」と。すると「はっ」という顔を。

0317   「健康食品を梯子する人と、信仰を梯子する人は、よく似てるよね」

健康食品被れの奥様が「これを飲むんだら癌にならん」と続けさせた主人が癌に。今度は「これは癌が治るよ」と1本数万円もする飲物を。んっ、癌にならん物を飲ませてたんじゃないの。当の主人は医師に余命を宣告されても「泣いて喚いて治るんなら何ぼでもやってやる」と平然。奥様の気が済む様にさせていただけみたい。

0318   「子育てとは、国を背負う人材を育てる事にて。特に、この先は」

亡き父は常々私に「一般に『努力をすれば夢は叶う』と言うが、そうそう叶うものじゃない。だが、その努力により知識や知恵を得て、分相応の現実方向に夢が開かれていく事がある。また、子育ては投資と思え。お金も時間も掛かるが、絶対無駄にはならん。出し惜しみをするな。子供は国の宝、しっかり育てろ」と口喧しく。

0319   「一旦覚えた贅沢を抑える事は難しい。如何にしてリセットするか」

諺に「可愛い子には、旅をさせよ。苦労、我慢をさせて育てよ」と。が、昔と違い今は難しいかな。現在この国は物が溢れかえり、工夫して活かす必要のない使い捨ての環境。信仰が貧困の場所から広がる様に、ハングリーは必死になれる要因の1つ。とはいって、故意に悪い環境を与える必要は。さあ、親は思案の見せ所かな。

0320   「何でも笑って対応出来る人って、素晴らしいね」

女房殿には度々感心させられる。同居の妻の母親が皿を割ろうと、物を壊そうと忘れようと、全く怒らん。「本来なら寝込んで手の掛かる年齢、自分で何でも出来るだけでも子供孝行。生きてるからには、何か用事がないと張り合いがない。皿は割ったら、買えば済むこと。怪我だけ気をつけてくれれば」と。女房殿は男前にて。

0321   「大工の手伝いをして、何度この老宮大工さんに怒鳴られたかな」

92歳になる宮大工の棟梁が「わしも歳を取った。そろそろかな」と。そう言いながらも「元気を貰える」と度々お寺に来ては修繕作業を。「棟梁、納骨堂の1階に永代供養堂(合祀壇)を建立せにゃならん。まだまだ永眠なんて贅沢はさせんばい。急がんでも用事が済んだら永眠させてやるから」と。「まだ、死ねんか」と笑顔で。

他宗の住職様方から「金剛寺さんでは、このご時勢、檀家さん達にどの様なご指導をなされておられますか」と問われる事多く、例題として下記の様な「檀家さん当ての通知書を参考にして下さい」と提示をさせてもらう事が度々。但し、その対象は、先代(亡き父)から拙僧に掛けての指導の下に、金剛寺檀家として歩んでこられた方々ばかりなので、文章内容云々については、文句も出ず、自身の反省材料と出来る檀家さん達ばかり。お寺側もそういった檀家さん達である事を十二分に把握した上での通知書にて。他の菩提寺の檀家さんに通じるものであるかどうかは、甚だ疑問が生ずるところ。この点を理解された上でご参考になされてくださいませ、と。

                    


        金剛寺第二世17回忌法要、並びに、夏越護摩祈願法要

 

早いもので、今年7月に、金剛寺第二世の17回忌法要を迎える事となりました。この17年を振り返りますと、世の中の流れは大きく変化をしてまいりました。

親の亡骸を「いらん」と言って病院に置き捨て、引取り拒否する子供。痴呆になった親を、故意に知らない町へ連れて行き、身元が知れぬ様にして置き去りにする子供。町内に親の他界が知れぬ様、遠方の葬儀場を選んで家族葬、火葬後は、遺骨を即、お墓や納骨堂へ放り込む子供。中には遺骨を火葬場に捨てて帰る子供までも。       そんな状況を目の当たりに見せられて育った子や孫が、命の尊さを学べるはずもなく、この様な先祖も親も大事にしない人間が世の中を構成していった結果、日本では今「自分さえ良ければ、他人の事など知った事か」が横行。その結果、当然の成り行きとして、家庭も社会も崩壊の一途を。人間の世界は、間違いなく「自分達がしてきた事、やってきた事だけが、今、目の前にある結果」ですので。

さて、世相(大人の行動)の流れとは恐ろしいもので、残念ながら金剛寺も他人事ではなく、この波がじわじわと音もなく押し寄せてきております。極少数ではありますが、檀家さんの中には、納骨堂契約書規約の中に、「金剛寺の納骨堂は、遺骨を捨てる場所に非ず。もし、姥捨て山の如く為せば、遺骨は突き返します。受け入れるお寺側も大切に預かりますので、預けられる契約者側も真剣に預けて下さいませ」と記されているにも関わらず、長年に渡り放置状態を続けておられる檀家さんも。これから先もその様な状況が続きましたら、個別に対面し、今後の事を話し合わせて戴こうと考えております。

厳しいようですが、金剛寺は「ご先祖代々菩提が醍醐」を柱に開山されたお寺でございます。金剛寺第二世も住職在籍40年の間、「親を、先祖を、大切に」と説き続けてこられた生涯でございました。先代17回忌を迎えるに当たり、今一度、祖父母、父母に受けた恩を見つめ直す機会として、この法要に臨んで頂きますれば、先代への何よりの供養となるのでは、と切に懇願させてもらう次第でございます。

 今年4月8日、テレビ西日本「ももち浜ストア」に金剛寺住職として拙僧出演。「墓じまい」に関するコメント要請を受けて。上記に記しました社会問題、または、国内77000あるお寺の内、既に25000のお寺が廃寺(住職不在)という背景もあっての、出演依頼であったかと拝察致します。

嘗てご縁をいただいたハロディ社長、にんにく卵黄のヤズヤ会長、その他多数の社長様が拙僧に「親も先祖も大切にせず、人生を成功させた人間を、私は未だかつて1人も見た事がない」と。この言葉は紛れもない真理かと。何人かの社長さんは加えて「産んで育てて貰った過去の流れ(先祖)は、当然、感謝の対象。それを平然と裏切る。そんな人間は、必ず人も裏切る。信用など出来ん」と厳しく。

各家庭から育ってきた子供達が、世に出て社会を構成していく、という不変の理を考えた時、大人(親)の有り様は、大変重要なものになってくるかと思われます。お寺側もそうした事を基本に置いて、人間形成育成の為の法話なども含め、各法要を取り行ってきております。どうか、子供さん達、孫さん達を連れ、ご家族皆でご参拝下さいませ。子供は育てただけしか、育っておりません。この国の将来の為に。

 長々となりましたが、今年、金剛寺第二世17回忌に当たり、「先代の心」として、受け取って頂きますれば、幸に存じます。

                                                                                                                                                                             合掌

                       記

一、夏越護摩祈願法要

   (日時)令和 元 年  6月2日(日)10時20分 開始

   (祈願)護摩木 1祈願 500円 (火を焚いての法要。非日常的な空間にて)

   (申込)ご参拝希望者は、5月25日までに、ご連絡を

一、金剛寺第二世17回忌法要 (御礼報謝法要)

   (日時)令和 元 年  7月8日(月、立ち日)11時 開始

   (申込)昼食の準備がありますので、ご参拝希望者は、6月30日までに、ご連絡を

                            金剛寺住職、役員一同

 「坊主の説法と結婚式のスピーチは短いほど有難い」と。但し、短文法話の中には必ず含み言葉が。講演会でよく次の様な質問を。「法話によって参加者全員が抱える問題を網羅することが出来ますか」と。対し私は「法話は話し手より聞き手の受け取りの方が大事。法話は数学で言うところの『方程式』に同じ。その話に自身が抱える問題を当てはめ、自らが解決の糸口を導き出していく為の道具にするもの。これは法話に限らず、人と人との関係全てにおいて言える事にて」と説明を。その様に理解して頂きますれば、この短文法話も何かのお役に。

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0294   「結婚は当事者2人だけの問題ではない。結婚と同時に親は4人に」

女房殿のご両親と一緒に住むことが決定した時、当時17歳の娘が「私は嬉しいけどお父さんの負担が」と心配を。「母さんは3姉妹だろ。皆が他家に嫁いだら、当然、晩年は2人だけになる。男性は妻側の両親を世話する気がないなら、初めからその様な家の娘を嫁に選ばんことだ。父さんの親だけが、親じゃないからね」と。

0295   「死に際の姿、子孫に与える影響は、極めて大きい」

今日まで約800人の葬式。それ以上の死と向き合ってきた結果、人が死を迎える時の姿はおよそ3種類。落ち込み閉鎖的になる人。死を恐れ、泣き続ける人。で、これが大半だが、平常心でその時を待つ人。人生は挫折の連続。が、その折々を懸命に生きた人は最期に後悔は。さて、必ず来るその時をどの形で迎えそうですか。

0296   「仕事でも何でも、初体験の時は、皆んな、ど素人にて」

以前、安田大サーカスクロちゃんが、ドミノ倒しで失敗を繰り返し、追い込まれ号泣。テレビとはいえ、人が哀しむ姿を見るは忍びない。勉強、運動、仕事、どの分野でも器用、不器用はおる。その不器用な人を「どうして出来ない」と追い込んじゃあかん。特に一生懸命にやってる人を。育てる立場の人の役目は「待つ」こと。

0297   「知らなかった、と言えば、何でも通るんかい」

毎年林間学校の世話する若者が「数日間、子供達と一緒にいるといじめの有無は大方は。学校側が「気付かなかった」と度々報道で。あれは少々疑問。必ず子供は信号を発信。見て見ぬ振りすれば、事後に責任回避が出来るからね。生涯を通しても、命に関わる助けを求められる事って、そう滅多にあるもんじゃないのに」と。

0298   「人の評価は第三者が決めるもの。その答えはいずれ出る」

医師を夫に持つ知人奥様が「私の周りには勘違いされている方々が多い。地位や名誉は夫のもの。偉いは夫で、私達妻や子供ではない。まるで虎の威を借る狐。が、中には立場を弁え、その姿に尊敬されている方々も。世間が私に頭を下げる理由は、何。人の本当の評価は、地位や名誉や虎の威を失った時に、答えが出る」と。

0299   「ここぞの時ぐらい一枚岩に。何でも反対すれば、いいってもんじゃない」

国会中継を見る度に、個人攻撃は別の場所で、と思う。長々と女性問題やうっかり発言問題を。下々の生活は緊急を要し、中には、国への失望から自殺をする方も。それに何、嘗ては政党名を公募で。野党がどういう目的で徒党を組んだか、深い意味を国民は知らん。我々は「迷走政党」と公表してるに同じ。早く本題に目を。

0300   「人が動けば必ず文句を言う者が。文句言われるが嫌なら政治家になるな、と角栄さんが」

檀家子供達に「昨年大河にて、勝海舟が西郷どんに江戸城無血開城を懇願。どうにか江戸戦火回避。考えてみたらどの時代でも世の中を変えてきたは、また、変えるきっかけを作ってきたは、少数意見側の勇気ある行動。大半の人間は、寄らば大樹の陰。矢面に立つは嫌。文句三昧。動く気がないなら、せめて邪魔だけは」と。

0301   「古より、一つの命のバトンタッチしてきてくれたお蔭で、今、私が」

先祖を敬っている祖父母に、批判的な目を向ける孫が「住職さんは、霊魂があるという証拠を出せるか」と。「無理だな。じゃ君は、霊魂がないという証拠を出せるかい」と。「出せん」「双方に証拠が出せんのなら、祖父母を批判するのは止めな。先祖供養は、命を流してくれた方々への感謝の心を形に表しているだけだよ」と。

0302   「人の体の治癒能力は凄い。人間関係もまた、治癒能力はある」

檀家ご婦人が「じん帯を痛め、そこに溜まった水を抜いたら、滅茶苦茶痛かった。炎症を治癒してやろう、と頑張って冷やそうとしとるに、抜くとは何じゃ、と、体が怒ってるんかいな。思えば、授かる縁は全て、その人に欠けている物を補う様にやって来ている様な気がする。夫婦の性格が、真逆が多いも、その一つかな」と。

0303   「病気は口から。口養生が出来ねば。口が無ければ信仰はいらん。それ程に口は罪を」

檀家男性が主治医から「酒も煙草も暴飲暴食も、止める気はない。病気だけ治せ、じゃと。わしに何を期待しとるんだ。努力する気になってから出直して来い」と。ごもっとも。信仰の世界でも同様の話は数多に。何の努力もしようともせず、世の中に奉仕もせず、誹謗中傷三昧。が、幸せにはなりたいと。何とも困ったもの。

0304   「幸せな時期に幸せを考えよう。健康な時期に健康を見直そう」

法要後の法話で「諺に、千里の道も一歩から。ローマは一日にして成らず、が。成功に至る心構えを説いてるが、その中には失敗に至る意味も。将来の不幸は、幸せな時期からじわじわ忍び寄ってきている。健康な時に暴飲暴食。お金に余裕がある時に浪費。分を弁えている人は被害を最小限に。良しも悪しきも自業自得の世界。

0305   「原子力に携わったアインシュタインは、死ぬまで、核廃絶運動を」

中学生徒達に講演で「麻薬は医療に使えば鎮痛剤に。快楽に使えば人生の破滅に。水は牛が飲めば乳に。蛇が飲めば、時には毒に(仏教説話)。全て使う者と使い道によってその質が変わる。それその物自体には何の落ち度もない。ピーマンは嫌いでも、ピーマンその物が悪い訳ではないだろ。何が言いたいか、わかるよね」と。

0306   「生活環境が子供に与える影響は大きい。子は親が育てただけ」

わが子の愚痴ばかりを言う母親に「生まれて次の日に、30歳になる子はいないよ。誰が育てたんかね」と。子供は子供で「俺がこうなったのは、親のせいだ」と。対し「いい歳して、いつまで親のせいに。親が死んだ後も一生愚痴を言い続けるつもりかい」と。この親にして、この子ありかな。この手の話、結構に多いかな。

0307   「知らん事には口を出すな。恥をかきまっせ」

女房殿と初めてオーケストラを聴きに。素晴らしかったが、2時間の公演の内、半分の時間は演奏後の指揮者の入場退場の繰り返しに拍手喝采。それも一曲終わる度、くどい程に。堪り兼ね女房殿に小声で「何しよるとか、何回も」と。「黙れ。世界的に有名な楽団では当たり前。知識ない人間に限って文句を言う」と怒られた。

 「坊主の説法と結婚式のスピーチは短いほど有難い」と。但し、短文法話の中には必ず含み言葉が。講演会でよく次の様な質問を。「法話によって参加者全員が抱える問題を網羅することが出来ますか」と。対し私は「法話は話し手より聞き手の受け取りの方が大事。法話は数学で言うところの『方程式』に同じ。その話に自身が抱える問題を当てはめ、自らが解決の糸口を導き出していく為の道具にするもの。これは法話に限らず、人と人との関係全てにおいて言える事にて」と説明を。その様に理解して頂きますれば、この短文法話も何かのお役に。

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0280   「擦り傷だらけのお百度参り。昨年25回忌を迎えた祖母の生きざま」

祖母は還暦の年、脳内出血で左半身麻痺に。1年間の入院後、回復せぬまま退院。が、次の日から本堂内を這ってお百度参りを。絶対動かん、と診断された体を握力0から5に。引き摺りながらでも歩けるまでに回復。その間一言も不満を。戦中戦後、形振り構わず5人の子供を育てあげた根性者。「諦めるな」が婆様の口癖。

0281   「反省は、するように仕向けることが大事。子育ても同じ」

知人社長は年頭に今年の目標を100個、社員に書かせていると。書けば書く程、異文同種の懺悔が繰り返し出てくる様になると。それが今年1番の目標になると。この方策は素晴らしいね。人は正しい忠告であれ、面と向かって言われると腹が立つもの。亡き父(先代)は常に「人は教えられても身に付かん。気付かせよ」と。

0282   「喧嘩の原因は、時間や物、つまりは、限りある物の奪い合い」

夫婦間に限らず喧嘩原因の1つに時間の取り合いが。人は皆平等に1日24時間しか与えられてない。前に息子が「父さんと母さんは喧嘩しないよね。秘訣は」と質問を。「お互い自分優先じゃないもんな。同じ時間を得るにも奪い合うのと与え合うのでは全く意味が違うだろ。喧嘩原因は、限りある物の奪い合いだもんな」と。

0283   「線香立てて、ナンマイダ、誰でも出来る」

高野山に参拝した折り、ある男性が母親の写真を奥之院のご廟に向けてお参りを。同参の方々が「親思いですね」との声掛けに、頷いたその方を見てご家族の方が嫌悪感を露わに。所謂、「母死んで拝む両手があるならば、生きてる内に肩一つ揉め」と指摘される様な親不孝息子だったみたいで。いるよね、体裁だけを繕う人って。

0284   「親の七光りは光らせることが出来て、初めて七光り」

3年前に娘がワーホリに当選して英国へ。弟が「いつも姉貴は運だけは凄い」と。「まあな。確かに強運はある。だけど土俵に上がらん事には相撲は取れんよ。運でも七光りでも使える物を活かす力は必要。だが、土俵に上れたとて、勝てるかどうかは別問題。そこで力を付けにゃ番付向上は。だけど臆する心無きは凄いよ」と。

0285   「子供が気付いてないと思ったら大間違い」

檀家男性が「20年前の話。父親に浮気相手から毎日の様に偽名で電話が。当然親夫婦は離婚、私達は父親が引き取る事に。大学で東京にいた時、事前報告なしにその女性と結婚。時が流れ私は結婚、子を授かった時、初めて父親に「孫の環境にまで同じ事を押し付けたら、今度は許さんぞ」と。この言葉で父親は改心を」と。

0286   「露と落ち露と消えにしわが想い。浮世の事は夢のまた夢」

奥様がご主人を引き連れ、浮気問題でお寺へ。「これで4度目です。『その女性の所へ行く。別れてくれ』と。どうしましょうか」と。「そうね、今現在もここにいるという事は、過去3度は捨てられたんでしょ。大丈夫。自分に益がないと判断したら女性は結論が早い。戻る所はここしかないから」と。見事的中、半年後だった。

0287   「昔の仲人は、子供が30歳過ぎても独身は、親が売って回らんと買い手は付かん、と」

その筋の専門家が「人は15歳までの育ちを土台に、20歳までに考え方が確立する」と。そう言われてみれば昔の女性は、20歳前までに結婚、が主流。考え方が固まらない内に嫁いでいたから、他家の環境にも順応出来たのかな。先日他界された樹木希林さんが「女性は若い内に結婚を。分別が付いたら結婚など出来ん」と。

0288   「それその物の本質を知らない物に限って、的外れの文句を」

戦後70年も越えれば、体験を聞かせる方々が段々と。他界した檀家元将校は常々「面白いもんでな、日頃大風呂敷広げて粋がっている者に限って出陣が決まるとその前夜、わざと醤油をがぶ飲みして下痢を起こし出陣を辞退。却って物静かな人間の方が勇気があったな。その勇敢な部下の大半が戦地で散った」と、いつも涙を。

0289   「女性は生き物が違う。諦めよう、男性は。勝てる見込みはない」

本堂内で檀家女性陣の会話を聞いておると実に興味深い。1人の話が終わると、間髪入れずに前とは全く違う流れの話が始まる。なのに不思議と会話は成立を。じっくり見ていると、皆々頷いてはいるが、間違いなく人の話を聞いていない。頭の中は自分の番の話の用意を。女性が何時間も話し続けられる仕組みはこれか、と。

0290   「不本意であっても、その立場で自分を殺し、動かにゃならん人も」

檀家高校生が「後世に悪名を残す人の中には不本意に旅立った方も」と。「勝海舟さんが、行いは俺の物、批判は他人の物、俺の知った事か、と。世の中は出る杭は打たれる、出過ぎた杭は抜かれる。蝮の子は母親の腹を食い破って出てくる様に、何かを成す時には、理不尽と思われる生き方をせにゃならん事もあるんだよな」と。

0291   「1周忌、3,7,13,17,25,33回忌と。えろうあるな。恩を忘れぬため」

春彼岸には苦い思い出が。親代わりに育ててくれた祖母が、彼岸入り前日夢に出てきて「お前達は私が旅立ってすぐの頃は『もうよかぞ』というぐらい墓参りに。が、最近はとんと顔を」と哀しそうに。目が覚めて父に話すと顔色を変え「今から行くぞ」と。夢とは言え「こりゃあかん」と猛省。寺の人間がこれじゃ、ですな。

0292   「女性に謝らせようなんて、至難の業」

先般、姉弟の喧嘩仲裁で呼ばれた。些細な事で2年間会話がないと。聞けば両成敗の内容にて。弟は折れて謝罪したが姉は「今後気をつけろ」と吐き捨てた。女性は謝らんよね。納得せにゃ怒涛の如く反論。内心は非を認めても「そうですか」の一言で片付けよる。檀家夫婦も大半はこの関係かな。不思議とそれで成り立っとる。

0293   「何を迎えるにも、準備万端整えて。その環境で人間は育つ」

数年前に若い男女が「自分達は子供時代、喘息で苦しみました。子供は親の体質を受け継いで生まれてくるから」と、結婚前から2人して食生活などの体質改善に1年間取り組んだ。それが功をそうしたのか、現在3人の子はアトピーも喘息も全くなし。「親になる」とはそういう事だね。ただ産みゃいいってもんじゃないよね。

 「坊主の説法と結婚式のスピーチは短いほど有難い」と。但し、短文法話の中には必ず含み言葉が。講演会でよく次の様な質問を。「法話によって参加者全員が抱える問題を網羅することが出来ますか」と。対し私は「法話は話し手より聞き手の受け取りの方が大事。法話は数学で言うところの『方程式』に同じ。その話に自身が抱える問題を当てはめ、自らが解決の糸口を導き出していく為の道具にするもの。これは法話に限らず、人と人との関係全てにおいて言える事にて」と説明を。その様に理解して頂きますれば、この短文法話も何かのお役に。

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0266   「人任せは、所詮人任せの人生」

中学生が「放課後の掃除時間が腹が立つ」と。「働き蜂も蟻も、全体の内何割かは怠け者がいるらしい。その怠け者を取り除いてもまた、残りの中から怠け者が出てくると」「へえ、人間界と同じ「誰かがやってくれるだろう」が存在するんだ」「らしいよ。が、人は見てないようで見てるからね。自分が信用を失うだけだよ」と。

0267   「やる事のある人は、人の揚げ足取る暇なんて」

中学生が「うちの学校のモンスター親問題は深刻。親バカじゃなく、バカな親だらけ。世間も部外者なのに報道情報だけで訳も分からずツイッターを通して介入してくる者も。先生方も大変だよ。余程この国の人達は暇なんだろうね。暇だから誰かを虐めの対象にして刺激を求めてるんだろうね。ほんと、平和な国だわ」と。

0268   「世の中は警鐘を鳴らさなあかんものばかり」

欧州で賃貸業する知人が「10年前、男性と思い部屋を貸した人が実は女性だった。「日本と違い、ここはそんな偏見ないよ」と当時。が、退出後の部屋が見るも無惨。精神面に問題が。親に弁償要求すると「成人してる人間だ。関係ない」と拒否を。親の子育て方針と他人を巻き込んだ迷惑問題を混同。この親は高校の校長」と。

0269   「子は親を選べんもんな。逆もしかり」

以前載せた法話で「パパの子供の頃の写真、笑った顔が1枚もないよ」と女房殿に指摘された、という話を。これを読まれた方が「私の主人もそうです」と何人もが。笑顔なき理由は、親の離婚、虐待、家庭崩壊など。私を含め、ご主人達も言われて初めて気付いたと。この法話掲載日は、アクセスが多数。同じ境遇だらけか。

0270   「嘘は必ず露見する。結果が出るから」

欧州で賃貸業する知人が「契約終了後部屋の掃除に行くと高級絨毯の位置が。調べると焦がした部分を隠す様に箪笥の下に。日本の某有名女子大生で親は知人。為にならん、と即連絡を。人は怒った時、追い込まれた時、人が見てない時の行動で本性が。隠し通せるとでも。1度失った信用を取り戻すは大変なんだけどね」と。

0271   「人間は死ぬまで生きとかなあかん。さて、どう生きる」

老人会講演では常に「寿命というは人それぞれ。若くして旅立たれた方も数知れず。歳を取られている方だけが『余りの人生』と言われるは少し違う様な。今生まれた赤子も死ぬまでは余りの人生。が、本来余りの人生なんてもんはない。今ここに命があるというは、何かしらの役目が。いたずらに時間の無駄遣いはあかん」と。

0272   「葬式は会葬者全員で、ご苦労様、と故人に」

過去に老僧に言われた深い言葉が。1つは「親が70を越えたら死ぬ事を考えて継承の準備をしておけ」と。言い当てた様に父は72歳で。今一つは父他界通夜席で「おめでとう。親父様、やっとこの世の役目が終わったな」と。理解無い人は「人が死んで何がめでたい」と。が、父への労いの言葉としては、これ以上のものは。

0273   「人を褒めるときは人前で、叱る時は陰で」

番組「ナカイの窓」で旧局アナが「電話取り次ぎの時「3番にお電話」の「3番」の発音が悪い、と訂正なるまで上司がその電話の応対を拒否した」と。教育は大事だが、その間先方を待たせてるんだよね。先日ガソリンスタンドでお客を待たせた状態で店長が部下を長々と怒号。堪り兼ねたお客が「客の前で怒るな」と注意を。

0274   「畑変われば、一から耕す試練が」

一般家庭から寺へ嫁ぐ不安を抱える女性に「寺生まれの娘でさえ、他寺へ嫁ぎ精神疾患になる者が。姑、小姑に加え、力ある檀家総代の目が光る。私の女房殿は20歳で在家から嫁いできたが「我慢出来ずば、帰って来い」に「私には戻る家などありません」と、結婚前に離婚の話をする親戚の言葉を止めた。じっくりと」と。

0275   「2500年前の教えが、今尚色あせず」

釈尊は誕生すぐ四方に7歩づつ歩み「天上天下唯我独尊」と。まさか馬じゃあるまいし、誕生すぐの赤子が歩き語ることなど。これは「栴檀は双葉より芳し」の誇張表現を後世の人がそれ程に尊い存在と示しただけ。が、その本意は、命は皆一律に尊いもの。自分にとって自分が一番尊いように、他もまた同じだよ、との教え。

0276   「指導者は無知を認めて初めて本物」

先代(亡き父)は常に僧侶達に「相談を受けた場合、必要以上その家庭に入り込んではならん。知らない事は知らん、と認める勇気を持て。自分の言葉に責任が負える範囲で対応をせよ。「大賢は愚なるが如し」を常に心掛けよ。愚かでない者が愚かを装うは人に安らぎを与える。信仰は常にこの問題が付きまとう。心に」と。

0277   「人の口を伝われば、事実はまがい物に」

400年前は家康公がこの世に。更にその400年前は頼朝公が。現代人が家康公を抱く感覚で、家康公も頼朝公の事を感じていたんだろうか。さて、歴史に残る話はどれだけ本当かいな。史実は四割事実で、六割嘘と言うが。リアルタイムでも人の口を渡れば、事実無根の内容に。誤報を広げぬ為には、鵜呑みにするは四割に。

0278   「迷信は解明されたら、迷信でなくなる」

数年前、鬱患者が次々相談に。病院投薬はやる気を促す為、脳内セロトニンを分泌させるが目的。が同じ頃、ゆっくりの深呼吸でセロトニンが分泌するが判明。そこで「屋内で心落ち着ける場所、仏壇前で座し、手を合わし深呼吸してごらん」と。偶然か、何人かは改善を。釈尊が示した座禅の効力、2500年経って今、解明。

0279   「決して忘れてはならぬもの」

「もしあの時、ああしていたら」の言葉の中には2種類あり。1つは悔やむ意味と、もう1つは安堵の意味。ただ、両方に共通している事は「もし、あの時」なるものには、決して忘れてはならない事例が多いという事。事故、病気、失敗、進路選択、言葉遣いなど。人間は忘れた途端、また同じ行動を繰り返す。心に刻もう。

 「坊主の説法と結婚式のスピーチは短いほど有難い」と。但し、短文法話の中には必ず含み言葉が。講演会でよく次の様な質問を。「法話によって参加者全員が抱える問題を網羅することが出来ますか」と。対し私は「法話は話し手より聞き手の受け取りの方が大事。法話は数学で言うところの『方程式』に同じ。その話に自身が抱える問題を当てはめ、自らが解決の糸口を導き出していく為の道具にするもの。これは法話に限らず、人と人との関係全てにおいて言える事にて」と説明を。その様に理解して頂きますれば、この短文法話も何かのお役に。

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0252   「落ち込んでいても始まらん。受け入れないと、越えられない」

江戸時代の禅僧良寛さんが「死ぬる時は、死ぬが宜しき。災難に遭う時は、災難に遭うが宜しき。病気になる時は、病気になるが宜しき」と。「まずは受け入れる事こそ大事、そうする事で先の一歩が見えてくる」と。「さあ、どう死のう。さあ、どう向き合おう。さあ、どう立て直そう」とね。禅宗らしい物の考え方、好きだな。

0253   「10年経てばそれなりの将軍に、と秀忠公も」

源頼朝公死後、奥方の里、北条氏の権力争いに巻き込まれ、頼家公、実朝公と続いて非業の死を。子供本人に力がなくば、親に力があっても。「長者三代続かず」の習いは時代に関係なし。先代(父)は他界する10年前にお寺の全権を何も出来ない私に渡し、後方で支援を。お陰で足元固めが。代替わりは親が元気な内が最良。

0254   「1日は1日、24時間は24時間、だが」

昨今は、10月に入ると早々にクリスマスの準備を。過去のCMに「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」とあったが。人は全員「死」に向かって歩いとるんだから、自らが時間を引き寄せる様な事せんでも。時間経過は変わらんが、感覚的にね。第一、慌てたら失敗も喧嘩も多くなるしね。もそっとゆっくり歩きましょうや。

0255   「職に限らず、今日だけ、今日だけ、の積み重ねが招いた今」

法要後法話で「英国の番組で、飼い主の自己満足から餌を与え過ぎ、肥えてしまったハリネズミにダイエットさせる、という企画が。人間は自主規制しようと思えば何とか。が、飼育動物は、ね」と。すると参拝のご主人が「規制出来ん者は冷蔵庫や目立つ所に、ちょっと待て。その一口が豚の元、の張り紙を」と奥様に目を。

0256   「後の祭り、と、ならぬ為には」

家康公長男の信康公が謀反の疑いで信長公の逆鱗に触れ、20歳で切腹を。「これ程に短い命なら、もう少し違った生き方が」と家康公が嘆いたという話が。私の近辺でも「こんな結果になるなら、子供の希望に沿ってあげればよかった」という親の後悔はよく耳にする。子供は親の所有物、という観念は捨てないと、取り返しが。

0257   「親の遺してくれた最高の宝は、人の縁」

父親と死別した男性に「親の他界で失う物も大きいが、同時に得られる物も。但し、得る事が出来たらの話だが。特に、親の存在の大きさを改めて感じるは、人の流れかな。亡くなった途端、潮が引くように人が離れていく。戻って来てくれるは、親の姿が子の中に見え始めてから。この戻ってきてくれた人達が親の残した宝物。

0258   「女房殿は何でも話せる大親友にて」

この歳(55)になると、時折思う事が。「今、突然生き甲斐である女房殿が先立たったら、全ての生きる意味を失ってしまうな」と。懸命に仕事をするは女房殿の笑顔が見たいが為。人にはそれぞれに大きな支えが。今現在の生活が成り立っているのは誰のおかげか。当たり前のように思っている物が、本当は一番大切な物かと。

0259   「恵まれ過ぎているわが国、日本」

ワーホリ利用で24歳娘がロンドンへ就業に。旅立つ時「取り敢えず決められた2年間を頑張ってきなさい。物が溢れかえり工夫して活かす必要のない使い捨ての国(日本)から、至れり尽くせりでない国へと行くんだ。辛抱出来ただけでも何かしらの知識、知恵を得られて帰って来れるだろう。病気以外は、泣きつくな」と。

0260   「夢を追いかけるは悪くはないが、ほどほどに」

欧州では3月から5月は農繁期、こんな時期に結婚したって、誰も祝ってはくれん。6月なら女神「Juno」も祝ってくれるとの由来から「ジューンブライド」なる風習が。但し、日本では別儀。梅雨の時季に業績伸び悩むホテルがこれを拝借し打ち出しただけ。それを夢見る夢子ちゃん達が。夢を追い過ぎるとは現実が盲目に。

0261   「子供の頃から読書をする癖付けを。読解力が深まる」

昔から「坊主の説法と結婚式のスピーチは、短い程有難い」と。但し、法話に関しては、短ければ短い程その中には含み言葉の存在が。先日、小学3年生の男の子がこの140字法話を読んでその含み言葉を的確に言い当てた。読解力の凄さに驚き。聞くと月に20冊も、それも声を出して耳に入れながら。読書姿勢の本道だね。

0262   「人の最期の場面には、何か不思議な事が」

先日他界した檀家爺様だが、3か月程前より5月29日という日を連呼。その日に旅立った。長年の問題が片付いた翌日に。「言い当てたのかな」と家族の方が。虫の声とはこういったもの。後々その不思議さを感じるもの。こんな話に出くわす度に、一期一会の大事さを思い知らされる。人の旅立つ場面には、不思議話が満載。

0263   「人、物への批判は、経験をしてから、かな」

4年程前の話だが、西日本テレビ15時の番組「タマリバ」に、金剛寺内撮影の1分間法話で半年程出演を。本来法話は聞き手の反応を見て、内容修正しながら話し進めていくもの。松山千春さんがテレビ出演を嫌がってた理由が少しはわかった気がした。スタジオでは1度だけ生で。経験して初めて番組作りの大変さを実感。

0264   「可愛い子には旅をさせよ、今の時代、この様な親には」

京都の伝統芸能家元生まれのアリスの谷村さんが若い頃、所属芸能事務所の経営失敗で収入が入らず、お金に困って親元へ。が、父君は「そうか、頑張れ」の言葉だけ。今考えればその突き放しが、と。大学時代に縁あったサラ金の社長が「人は裸で生まれてきた。やり直させるには丸裸にしてやるのが1番の近道だよ」と。

0265   「子供は作るものじゃない。授かるものにて」

命を授かった者の大事な仕事の1つは、その命を繋ぐこと。その継続のお蔭で今、私はこの世に。結婚決定若者達にはいつも「結婚と同時に子宝の縁も。計画出産はあかん。確信はないが、私の周りでは後々後悔された夫婦が」と。育ててもらった恩は育てて返すが何より。衣食住の恩は世の中に貢献して返すが何より」と。

 「坊主の説法と結婚式のスピーチは短いほど有難い」と。但し、短文法話の中には必ず含み言葉が。講演会でよく次の様な質問を。「法話によって参加者全員が抱える問題を網羅することが出来ますか」と。対し私は「法話は話し手より聞き手の受け取りの方が大事。法話は数学で言うところの『方程式』に同じ。その話に自身が抱える問題を当てはめ、自らが解決の糸口を導き出していく為の道具にするもの。これは法話に限らず、人と人との関係全てにおいて言える事にて」と説明を。その様に理解して頂きますれば、この短文法話も何かのお役に。

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江戸時代の禅僧良寛さんが「死ぬる時は、死ぬが宜しき。災難に遭う時は、災難に遭うが宜しき。病気になる時は、病気になるが宜しき」と。「まずは受け入れる事こそ大事、そうする事で先の一歩が見えてくる」と。「さあ、どう死のう。さあ、どう向き合おう。さあ、どう立て直そう」とね。禅宗らしい物の考え方、好きだな。

0253   「10年経てばそれなりの将軍に、と秀忠公も」

源頼朝公死後、奥方の里、北条氏の権力争いに巻き込まれ、頼家公、実朝公と続いて非業の死を。子供本人に力がなくば、親に力があっても。「長者三代続かず」の習いは時代に関係なし。先代(父)は他界する10年前にお寺の全権を何も出来ない私に渡し、後方で支援を。お陰で足元固めが。代替わりは親が元気な内が最良。

0254   「1日は1日、24時間は24時間、だが」

昨今は、10月に入ると早々にクリスマスの準備を。過去のCMに「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」とあったが。人は全員「死」に向かって歩いとるんだから、自らが時間を引き寄せる様な事せんでも。時間経過は変わらんが、感覚的にね。第一、慌てたら失敗も喧嘩も多くなるしね。もそっとゆっくり歩きましょうや。

0255   「職に限らず、今日だけ、今日だけ、の積み重ねが招いた今」

法要後法話で「英国の番組で、飼い主の自己満足から餌を与え過ぎ、肥えてしまったハリネズミにダイエットさせる、という企画が。人間は自主規制しようと思えば何とか。が、飼育動物は、ね」と。すると参拝のご主人が「規制出来ん者は冷蔵庫や目立つ所に、ちょっと待て。その一口が豚の元、の張り紙を」と奥様に目を。

0256   「後の祭り、と、ならぬ為には」

家康公長男の信康公が謀反の疑いで信長公の逆鱗に触れ、20歳で切腹を。「これ程に短い命なら、もう少し違った生き方が」と家康公が嘆いたという話が。私の近辺でも「こんな結果になるなら、子供の希望に沿ってあげればよかった」という親の後悔はよく耳にする。子供は親の所有物、という観念は捨てないと、取り返しが。

0257   「親の遺してくれた最高の宝は、人の縁」

父親と死別した男性に「親の他界で失う物も大きいが、同時に得られる物も。但し、得る事が出来たらの話だが。特に、親の存在の大きさを改めて感じるは、人の流れかな。亡くなった途端、潮が引くように人が離れていく。戻って来てくれるは、親の姿が子の中に見え始めてから。この戻ってきてくれた人達が親の残した宝物。

0258   「女房殿は何でも話せる大親友にて」

この歳(55)になると、時折思う事が。「今、突然生き甲斐である女房殿が先立たったら、全ての生きる意味を失ってしまうな」と。懸命に仕事をするは女房殿の笑顔が見たいが為。人にはそれぞれに大きな支えが。今現在の生活が成り立っているのは誰のおかげか。当たり前のように思っている物が、本当は一番大切な物かと。

0259   「恵まれ過ぎているわが国、日本」

ワーホリ利用で24歳娘がロンドンへ就業に。旅立つ時「取り敢えず決められた2年間を頑張ってきなさい。物が溢れかえり工夫して活かす必要のない使い捨ての国(日本)から、至れり尽くせりでない国へと行くんだ。辛抱出来ただけでも何かしらの知識、知恵を得られて帰って来れるだろう。病気以外は、泣きつくな」と。

0260   「夢を追いかけるは悪くはないが、ほどほどに」

欧州では3月から5月は農繁期、こんな時期に結婚したって、誰も祝ってはくれん。6月なら女神「Juno」も祝ってくれるとの由来から「ジューンブライド」なる風習が。但し、日本では別儀。梅雨の時季に業績伸び悩むホテルがこれを拝借し打ち出しただけ。それを夢見る夢子ちゃん達が。夢を追い過ぎるとは現実が盲目に。

0261   「子供の頃から読書をする癖付けを。読解力が深まる」

昔から「坊主の説法と結婚式のスピーチは、短い程有難い」と。但し、法話に関しては、短ければ短い程その中には含み言葉の存在が。先日、小学3年生の男の子がこの140字法話を読んでその含み言葉を的確に言い当てた。読解力の凄さに驚き。聞くと月に20冊も、それも声を出して耳に入れながら。読書姿勢の本道だね。

0262   「人の最期の場面には、何か不思議な事が」

先日他界した檀家爺様だが、3か月程前より5月29日という日を連呼。その日に旅立った。長年の問題が片付いた翌日に。「言い当てたのかな」と家族の方が。虫の声とはこういったもの。後々その不思議さを感じるもの。こんな話に出くわす度に、一期一会の大事さを思い知らされる。人の旅立つ場面には、不思議話が満載。

0263   「人、物への批判は、経験をしてから、かな」

4年程前の話だが、西日本テレビ15時の番組「タマリバ」に、金剛寺内撮影の1分間法話で半年程出演を。本来法話は聞き手の反応を見て、内容修正しながら話し進めていくもの。松山千春さんがテレビ出演を嫌がってた理由が少しはわかった気がした。スタジオでは1度だけ生で。経験して初めて番組作りの大変さを実感。

0264   「可愛い子には旅をさせよ、今の時代、この様な親には」

京都の伝統芸能家元生まれのアリスの谷村さんが若い頃、所属芸能事務所の経営失敗で収入が入らず、お金に困って親元へ。が、父君は「そうか、頑張れ」の言葉だけ。今考えればその突き放しが、と。大学時代に縁あったサラ金の社長が「人は裸で生まれてきた。やり直させるには丸裸にしてやるのが1番の近道だよ」と。

0265   「子供は作るものじゃない。授かるものにて」

命を授かった者の大事な仕事の1つは、その命を繋ぐこと。その継続のお蔭で今、私はこの世に。結婚決定若者達にはいつも「結婚と同時に子宝の縁も。計画出産はあかん。確信はないが、私の周りでは後々後悔された夫婦が」と。育ててもらった恩は育てて返すが何より。衣食住の恩は世の中に貢献して返すが何より」と。